« 「味噌汁・ご飯」授業 算数編に込めたこと(3) | トップページ | 大切なことは、子供たちに力がつくこと! »

「味噌汁・ご飯」授業 算数編に込めたこと(4)

   ○ 低学力児の引き上げに的を絞れたこと!

 
 このことも大きな目標の1つになる。
 
 私たち「味噌汁・ご飯」授業は、今まで教室で放置されてきた課題に真正面から向き合ったわけである。 
 
  かつて30年、40年前は、クラスにいる低学力児は、「おちこぼれ」「落ちこぼし」という対象にあげられ、何とか対応していく存在として考えられていた。
 ところが、今はほとんど対応することがない。
 毎日の授業をこなしているだけで精一杯。
 
 何とか授業では、時間を取ってその子に対応しようとするが、なんともできない。
 だから、そのまま上の学年に上げていく。
 もうこのことが常態化しているわけである。
  ★
 私たちは、この課題に真正面からぶつかった。
 
 ただ、はっきりしているのは、まず私たちが諦めないことである。
 
 会員の1人であるT先生は、6年担任をしてすぐに「今までのことは問わない!今からでも逆転できるぞ!」と宣言して、「味噌汁・ご飯」授業を進めた。
 低学力児はみるみる変わっていった。
 卒業時の子供たちの感想は以下のようなもの。 
①一年間ありがとうございました。今までの先生の中で一番わかりやすく勉強を教えてくれた先生だと思います。最後の一年がT先生でよかったです。今までありがとうございました。
  (M.Tさん)
 
②算数ではときかたハカセなどわかりやすかったから100点も取れました。一年間ありがとうございました。
(A.Tさん)
 
③先生のおかげで5年のときより点数があがりました。ありがとうございました。(M.Aさん)
 
④毎日楽しく授業を教えてくれてありがとうございました。前は分からなかった問題もT先生はとても分かりやすく教えてくれたので、解けるようになりました。中学校に行ってもがんばります。
(H.Kさん)
 
 T先生は、他の学級の子供たちからも「T先生のクラスになりたかった!」と評判であり、また親たちからも「T先生に担任を持ってもらいたかった!」と声が多かったと、校長先生から聞いた。
  ★
 「味噌汁・ご飯」授業の実践が、このようにクラスを変え、子供たちを変えている。
 私たちが何をしなければいけないか。
 その課題は、はっきりしているのである。

|
|

« 「味噌汁・ご飯」授業 算数編に込めたこと(3) | トップページ | 大切なことは、子供たちに力がつくこと! »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

 野中先生、ご無沙汰しております。

 実は四月から、採用試験の勉強という名目で、仕事を休んでいました。来週から、塾のアルバイトをしながら、社会復帰へ向けて少しずつ心身を回復させていくつもりです。

 以前、コメントには書けなかったのですが、自分としてはギリギリの精神状態で、3月まで凌ぎ切りました。

 色々な事情で、小学校で初担任をするのが遅くなってしまい、もう若くない年齢なのに、こんなに仕事ができないのか……と、自分よりも若い同僚がバリバリ仕事をこなすのを見て、嫉妬に近い感情を抱いてしまったり、それを隠そうと無理やり笑顔を作ったりして、他人のことも自分自身のことも嫌いになりそうでした。

 初担任ということも確かに大きかったのですが、私自身、もともとナイーブで内向的な性格で、人付き合いはあまり得意ではありません。こんな不器用な人間が、小学校の先生を目指したこと自体、間違っていたのではないかと、最近は考えるようになってしまいます。

 もう一度、担任をするのは、正直怖いです。仕事ができるかどうかという不安と、早くから担任経験のある同僚に、一生かかっても追いつけないんじゃないかと、ずっと惨めな気持ちのまま仕事を続けていくことになるんじゃないかと、将来に何の希望も持てない状態です(かつて「自分は無能だ」と言って命を絶った若い女性の先生がいましたが、今ならその気持ちが分かります)。

 どうすれば、将来に少しでも希望を持つことができるか。今年度の残り半年、じっくり考えてみようと思っています。
 愚痴になってしまい、申し訳ありません。

投稿: 童神 | 2017年7月18日 (火) 10時25分

motaです。
童神先生の気持ち、私にも毎年あります!
特に大変な子を受け持ったときには、
自分の対応が間違っているのでは?
自分ができないから子どもたちがらこうなのでは?
自分の対応を周りの先生方にどう思われているのだろうとか....
それで、四五月は精神的に病み気味になります。
実際はきっと、周りの先生方なんてどうもおもってないだろうし、大変な子は前から大変なのであって、
すべてが、自分のせいではないことはわかっていても、最終的に自分のせいにしてしまう、き真面目な
性格なのかな?(笑)と思います。
今年も志願で高学年をもって、四五月はやはりいろいろうまくいかず、我慢したり、他者意識をきにしすぎて、精神的に少しやられ気味になったので、
またひどくならないうちにメンタルクリニックにいって投薬治療しています。
教師という仕事は好きなので、こんな自分ですが、メンタルとうまく付き合いながら続けていければとおもっています。けれど、人生はきっといろいろあるので、もしかしたら将来はわかりません。
童神先生も、自分の大切な人生、無理だけはせず、
考える時間をたくさん使ってほしいなあと思います。
私も家族が大事なので自分を壊すような無理だけはしないように気をつけてます!
アドバイスにもなってないようなら文すみません。

投稿: mota | 2017年7月22日 (土) 21時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/520860/65544955

この記事へのトラックバック一覧です: 「味噌汁・ご飯」授業 算数編に込めたこと(4):

« 「味噌汁・ご飯」授業 算数編に込めたこと(3) | トップページ | 大切なことは、子供たちに力がつくこと! »