「味噌汁・ご飯」授業 算数編に込めたこと(1)
○「ごちそう授業」ではない、「日常授業」の改善というテーマを推し進めたこと。
『「味噌汁・ご飯」授業 算数編』(明治図書)が出版された。
国語編を出版してから3年の月日が経つ。
出版に際して、この本に込めた意図を連載で1つずつ書いていきたい。
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「味噌汁・ご飯」授業は、「ごちそう授業」を目指していない。
だから、「ごちそう授業」を作る発想を問い直して、発想を変えていくという手法をとった。
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「ごちそう授業」は、多くの時間をかけての教材研究→指導案→「ごちそう授業」という順序をたどる。
まず、「教材研究」という発想ではなく、「授業準備」というネーミングで授業をとらえた。
そこから「10分間授業準備法」というネーミングが出てきた。
次の「指導案づくり」では、「指導メモ」という発想が出てきた。
「日常授業」は、指導案は作らないし、作れない。
いつもの指導案は、研究授業を前提にしたものだということが分かってきた。
そこで、日頃の授業メモは、「指導メモ」という形にした。
また、「授業」は、すぐれた「授業づくり」ということではなく、「70点の授業でいい」という提起である。
「授業準備」→「指導メモ」→「70点の授業」という一連のシステムが私たちの算数授業の骨子になる。
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