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どうすれば授業はうまくなるのか(7)

   どうすれば授業がうまくなるのか(7)


 70点の授業ができる教師になりたい。
 そのように問いかけた。

 今、学力保障ができない授業をしている先生も、ちょっとした努力で、この領域にはいける。
 ただ、問題は、そういう意識になれるかどうかである。

 「学力向上」を図る「70点の授業」づくり ということになる。
 そのためには、まず毎日の授業で1時間だけ、意図的な試みをすることである。
 これを、1年間続ける。
 2年目、3年目には、2教科、3教科、……、と広げていくことになる。
  ★
 ここから「味噌汁・ご飯」授業として実践してきた成果が出てくる。

 題して「『学力向上』を図る『70点の授業』づくり」。

  その前に「学力向上」ということで、「学力」をどう考えているのか、ということについて言っておかなくてはならない。

 私たちは、テストの成績に出てきた点数(結果)を1つの「学力」と規定している。
 
 ここでは、なぜそのように考えているかは書かない。
 7月に『「味噌汁・ご飯」授業」算数編』(明治図書)が刊行される。
 そこに、私たちが考える「学力」について書いている。
 申し訳ないが、それを参考にしてほしい。
 ★
 ただ、はっきりしているのは、「日常授業」での学力は、
その結果として行う単元テスト(小学校は、業者テスト、中学校は、自作テスト)が中心になるはずである。

 それは、否定しようがないはずである。
 また、その結果のほとんどが、通知表の評価対象にもなっているのであるから、このテストがキーポイントになる。

 私たちは、学力向上としての目標を、2つ上げる。

 1つは、単元テストのクラス平均を、80~90点にすること。
 2つ目は、クラスにいる低学力児(10点、20点、30点を取っている)を、中位の程度(60点、70点など)に引き上げること。
  ★
 なぜ、80点~90点なのか。
 これは、テストの作成基準の平均がこれであるために、そのように設定している。

 クラスには、さまざまな条件を抱えている子供たちがいる。
 悪条件を抱えているクラスは、そんな平均点は上げられないのではないか、という声が出るであろう。
 確かに、クラスの条件が大きく影響をする。
  学期の最初は、そんなわけにはいかない。

 それでも、きちんとした「日常授業」の取組をしていけば、ほとんどこの平均をクリアできる。
 私たちの研究会のメンバーのクラスも、そうなる。
  70点の授業でいい。

 中には、90点以上のクラスが出てくる。
 きちんとした「70点授業のシステム」を意図的、計画的、継続的に進めていけばそうなる。
 ★
 なぜ、低学力児を、中位に引き上げることが目標になるのか。
 
 今、この子供たちは、クラスの中で放置されている。
 昔は(30年、40年前)、「落ちこぼれ」「落ちこぼし」として意識されて、何とかしようと教師たちは悪戦苦闘をしたものである。
 
 今は、ほとんどそんな風潮はない。
  無視されているか、何とかしようとしてもなんともできない状態である。

 私たちは何とかしようとする。
 そして、その「事実」を作り上げる。
 できるのである。
 
 10点、20点、30点しか取っていなかった子供が、60点、70点、80点になっていく。
 意欲的になる。
 
 家庭でも勉強するようになる。
 こんな子供たちを何人も、私たちの実践は生みだしている。
 
 子供たちが、自分の人生に挑戦できる、最低限の基礎学力の保障をしていく。
 それは、私たち教師の責務ではないか。
 

 
 
 
 


 
 
 


 

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