つれづれなるままに~原因があって、結果がある~
●神奈川県の愛川町の中津小学校へ行く。
もうここへは3年目。
外国の子供たちが100名ぐらいいる。
悪戦苦闘している。
だが、先生たちは明るく、元気。
最近、学力テストの成績も上がってきているという。
先生たちの授業力が、みるみる良くなっている様子がよく分かる。
★
3年生のクラスで授業をさせてもらった。
楽しいクラスだった。
授業やりながら、こんなに手応えがあるクラスも珍しいのである。どんどん授業に乗ってくる。
最近は、自分の授業はICレコーダーで録音し、聞き直すようにしている。
この授業も10回ぐらい聞いた。
何度も聞くと、自分の授業の欠点と長所がよく分かってくる。
●知り合いの先生が、異動して学力が高いと評判の学校へいかれた。
評判に反して、子供たちは落ち着きがなく、大変。学力も基礎学力が落ちていて、ひどいということ。
どうしたことだろうと思っていると、何のことはない。
この学校の子供たちは、4年生の頃からほとんど学習塾に通っていく。そこで学力を高めていく。
結局こういうことなのだ。
学校の先生たちは、ほとんど何もしていない。
全部学習塾が、学力を高めてくれるわけである。
親たちの声が聞こえてきそうだ。
「結局ね、学校に任せていたらダメよ。何にもしてくれないから。4年生ぐらいになったら、早く塾へやらなきゃダメよ」
学力が高いと評判の学校の実態は、こういうことなのである。
学習塾へ行けない子供たちはどうなるのだろうか。
もうここでアウトということになる。
●栃木の足利フラワーパークへ藤の花を見に行った。
今年一番の気温ということで、とにかく暑くて大変であった。
ここの藤の花は、世界一であると評判。
確かに、確かに。
素晴らしい藤の花であった。
冥土のみやげになったという思い(笑)。
ただ、休みでもないのに、観光バスを連ねてやってくる外国の方々。人、人、人。
藤の花というより、人を見に行ったという心境。
●道路を渡ろうと信号待ちをしていると、車が通り過ぎようとする前をいきなり自転車が渡っていく。
「あぶないっ!」と。
寸前で車が止まってくれた。
若い青年(?)は、躊躇することなく、そのまま走り去っていく。
見慣れた光景かもしれない。
若い青年は、しょっちゅうこういうことをやっているのであろう。
彼の将来、きっとどこかで大きな事故に遭う恐れがある。
多分、そんなことが分かっていない。
★
斎藤一人さんの本に『絶対よくなる!』(PHP)という本がある。
その中で斎藤さんは書いている。
★ ★ ★
「思いもよらない出来事に自分は遭遇して、ガク然とした」と言ったり、思ったりするのです。
でも、本来、自分に起きることは起きるべくして起こる。必ず原因があります。何もないところから、その現象が起きているのではありません。
偶然、起きた“こと”はないのです。原因があって結果があるのです」
★
「“いいこと”もそうです。“いいこと”も、たとえば「たいしたことないだろう」と思って“いいこと”をボタッ、ボタッと続けてると、ごほうびがくる。逆に、悪いことをすると、嫌なことが起きる。
人生というのは、たったこれだけ、なんです」と。
★ ★ ★
とりとめもない「日常」なのである。
この日常で、イイカゲンに生きていると、そのしっぺ返しはくる。
反対に、丁寧に、大切に生きていると、ごほうびがやってくる。
結局、その積み重ねで、良くもなり、悪くもなる。
長いこと生きてきて、そんなことが分かってきた。
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