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どうすれば授業はうまくなるのか(9)

     どうすれば授業はうまくなるのか(9)

                                 ~簡単な授業準備とは?~
 
 さて、さて「70点の授業」づくりについて書いていきたい。ずいぶん回り道をした。 
  「味噌汁・ご飯」授業では、次の3つのことを実践していくことが学力向上へつながっていくこととして考えている。

  1,簡単な授業準備。
  2,基礎学力保障のための「授業づくり」。
  3,全員参加の「授業づくり」。

1 簡単な授業準備
 まず前提にあるのは、授業を準備する時間が限られているということ。
 教師の仕事は、もともと忙しいものだが、今はさらに過酷になっている。
 繰り返すが、先生たちは、授業で一番手を抜いている。
 他の仕事が忙しくて、授業までにたどり着かないといった方が正確である。
 だから、私たちは1教科で10分ぐらいしか準備する時間がないと言っている。それさえもやっていない。
 せめて、そのくらいの授業準備をしましょうということである。
 指導書が頼りになる(所詮この指導書も誰かが作っているのである)。
 しかし、いつまでもこれに頼っていると、自分で授業を作っていくことができなくなる。
 いかに、指導書から離れていくか。しかも早い時期に。
 そのことが望まれる。
 
 では、どうするか。
 教科書を教えればいいのである(「教科書で」ではない)。
 教科書ほど洗練された教材はない。
 「日常授業」は、教科書を教えればいい。時間があれば、教材の工夫をした方がいいが、日常に、どだいそんな時間はない。
 だから、教科書を読む力をつけなければならない。
 
 指導案も、いつもの指導案は作れない。
 あの指導案は、研究授業用に成立しているものである。日頃は、メモ書きで行う以外にない。
  ★
 さて、その10分程度でどんな授業準備をするかになる。
 
 「味噌汁・ご飯」授業を実践した北海道の大曲小学校は、
 その10分間で「学習課題」を検討していた。

 「味噌汁・ご飯」授業の算数では、指導メモというカタチの指導案を作り上げた。
 そこに手書きでメモをしていく。
 そこにキーポイントになる「ときかたハカセ」を書いていく。
 この「ときかたハカセ」を10分間で考える。
 あとは、教科書通りに教えていくのである。
 
 註 この「ときかたハカセ」について書いていくとまた長くなるので、7月刊の本を参考にしてほしい。
 ★
 10分程度の授業準備をしても、小学校は5教科で1時間近くかかる。
 これだけでも、この時間を生みだしていくことは大変なことである。
 
 それでも、この時間を生みだしていく気概がないと、「ぶっつけ本番」授業に流れていくだけである。

 仕事術である。
 これを考えないと、いつまでも同じようなことの繰り返しではどうしようもない。
 独身の時は、学校に遅くまで残っておられたが、そんな時間はいつまでもない、と思わなくてはならない。
 いずれにしても、この授業準備の時間を取ることが、先生たちの大きな関門であることは間違いない。

 


 

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