つれづれなるままに~『蜜蜂と遠雷』はやはり素晴らしい~
●日本教育新聞の4月10日号の「新しい職場に慣れるために」で、私の言ったことが紹介される。
このブログでも書いた「異動していくこと」についてである。
他にも長瀬拓也さんや玉置崇さんなどの知り合いの先生の言葉が紹介されている。
●大岡信さんが亡くなった。
もう多くの人が忘れ去っているだろうけど、優れた詩人として有名だった人である。
私は、神奈川県の三島駅のそばのZ会のビルで、大岡信展をやっている時にたまたま遭遇して、展示されているのを見たことがある(Z会の講演で呼ばれたときである)。
谷川俊太郎さんが、朝日新聞に追悼の詩を送っている。
★ ★ ★
大岡信を送る 2017年卯月
本当はヒトの言葉で君を送りたくない
砂浜に寄せては返す波音で
風にそよぐ木々の葉音で
君を送りたい
声と文字に別れを告げて
君はあっさりと意味を後にした
朝露と腐葉土と星々と月の
ヒトの言葉よりも豊かな無言
今朝のこの青空の下で君を送ろう
散り初める桜の花びらとともに
褪せない少女の記憶とともに
君を春の寝床に誘うものに
その名を知らずに
安んじて君を託そう
★ ★ ★
●4月17日、千葉の柏市教育委員会から呼ばれて行った。
講師の先生たちの講座を持ちたいのでぜひとも来てほしいという依頼である。
この柏市は、講師の先生方が150人おられるという。
今日は、90名近くの人が集まるということ。
確かに、講師の先生方へ対する対応は、どこでもほとんどなされていない。
手が回らないのである。
この柏市は、まずこういう形で講座を設定したいという要望である。
「日常の改善」~学級づくり・授業づくり~
3時間近くの講座になる。
★
会場へ行くとほとんどが若い先生方。
それも担任を持っている人たち(小学校)。
採用試験に落ちて、非常勤で勤めている先生たちもいる。
講座は、まず「学級づくり」について50分。
「授業づくり」について50分。
そして、模擬授業で40分。
これからこんな授業が必要になると訴える。
●学陽書房から『必ずクラスを立て直す教師の回復術』の7版を出す手続きが進行していた。
ところが、学陽が委託されている流通センターが火災に遭い、在庫の8割が消失するという事態になる。
私のこの本も、337冊が消失する。
この出版社は実に丁寧に対応される。
一々連絡をされ、廃棄証明書まで送られてくる。
●私は読書に関してはミーハーである。
評判になった作品は、気に入ればすぐに買い求めてしまう。
最近の村上春樹の本もそう。
私のような人がいっぱいいて、出版一日目で150万部売れたらしい。
ものすごいとしかいいようがない。
今度は、『蜜蜂と遠雷』(恩田陸著 幻冬舎)。
直木賞をもらい、そして今回は本屋大賞ももらう。
やはり。素晴らしい。
さすがの作品である。
まだ途中で、最後のところを残している。
読み終えるのがもったいない気がする。
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