2人の先生がコメントを出されている。 前にも登場された先生たちである。
何とかがんばっておられて、うれしくなる。
kaamu 先生は、研究授業の様子を書かれていて、その後に次のように続けておられる。
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このブログにコメントを寄せられている方には、「このままこの仕事を続けていていいのか?」と悩む方々がいらっしゃいます。
私もその一人です。
運よく今年度実施された採用試験に合格しました。でも、この仕事を続けていいものかと日々悩んでいます。
でも、野中先生のブログを拝見していて、野中先生の温かいアドバイスと同じように悩んでいる仲間たちの存在になんとか励まされて仕事を続けることができています。
今日の研究授業を通して正直凹みました。でも、それと同時に今を新たなスタートラインとして次に向かっていきたいと思います。
とりとめのない長文かつ、なんだか愚痴みたいになって申し訳ありません。もう少しこの仕事を頑張ってみたいと思います。
投稿: kawamu |
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また、はらぐろ先生は、以下のように書かれている。
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ご無沙汰しております。
以前、講師一年目で誰も頼れる人がいなくて限界です。とこちらで吐き出させていただいたはらぐろです。
先生のメッセージに慰められ、なんとか危機を乗り越えることができました。本当にありがとうございました。
遅くなりましたが、その後と現状をご報告させてください。
その後、管理職に本当に限界だと現状を洗いざらいぶちまけました。
その中で管理職に私の置かれている立場を知ってもらい、スクールカウンセラーによるカウンセリングを月に二度ほど受けています。
冬休みにゆっくり休養することができ、今年一年の仕事を整理することもできたため、三学期からは自然体で仕事をすることができています。
一緒に入っている特別支援担任は相変わらずですが、頼ることなく自分で判断ができるようになったため、かなり楽になりました。
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うまく解決するなんて、それはむずかしいことである。
でも、2人には、前に進んでいこうという気構えが出てきておられる。うれしいことである。
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クラスが思うようにいかず悩み続けて、何とかあと1ヶ月ばかりにたどり着いた。
教師の仕事は、3月が終わればそれで終わり。
今までのことをリセットすることができる。
また、新しい出直し。
ここは、最高に良いのである。
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私の周りには、さまざまに悩みを抱えている先生たちがいる。
今、教師の世界が、抱え込めないほどの課題を抱え込んでいて、それに先生たちが対応できなくなっているからである。
まず、うつ状態になる。
ひどくなると、学校へいけなくなる。
ほとんどが「反芻」と「自分責め」を繰り返す。
「反芻」とは、終わったことを何度も繰り返し頭の中で再生して、嫌な気分を味わうこと。これが鬱病の原因だと言われている。
「自分責め」は、自信をなくすような思考の癖、やる気をなくすような思考の癖。
この2つから脱していかなければ、レベルを上げていける状態にはなれない。
これは、終わった「過去」(私は幻影だと言い切っている。確かに過去にそれはあったが、すでに終わっていて、気にしているのは私だけなのである)にとらわれて、いつまでも「現実」に踏み出せないことである。
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「マインドフルネス」という言葉を知っておられるだろうか。
『世界のエリートがやっている最高の休息法』という本で有名になった言葉でもある。
実は私もこの言葉を知ったのは、最近のことである。
簡単に言うと、「今、この時間に、心を向ける方法」ということになる。
この方法は、私の考え方に最も近い。
私は、過去にも未来にもとらわれないで、「今、ここに、力を注いでいけばいい」という考え方を持っている。
私たちは、いつも過去を悔やんだり、未来のことを心配したりして、気がつくと、実際に起こっていない幻想や妄想で頭の中をいっぱいにしがちである。
これは、「頭の中で考えた幻想」と「現実」をごちゃまぜにしてしまって、「心ここにあらず」状態にしていることである。
ここから一歩前に出て、「今」だけを思い、感じられてくれば頭の中がすっと整理されてくる。
そして、この状態をいつも作り出してくれば、余計なことを考えないで、心が落ち着いてくる。
実は、私はやっとこの状態にこれたかなと思っている。
この状態を意図的に作り出していこうというのが「マインドフルネス」である。
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「マインドフルネス」の代表的な方法が、「瞑想法」になる。この他にもいくつかの方法があるらしい。
私が読んだ本では、『はじめてのマインドフルネス』(NHKテキスト NHK出版 熊野宏昭著)、『1分間瞑想法』(フォレスト出版 吉田昌生著)がお薦めである。
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人生には紆余曲折がつきものである。
現在は大激動期であり、大変革期。
今までは経験でやれていたことが、通じなくなっていく時代。
だから、敏感に勉強している人ほどさまざまな試練にぶちあたるのかもしれない。
しかし、最も大切な生き方は、壁にぶつかったときに「逃げないこと」である。凌ぐこと。これが求められる。
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