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童神先生へ~ただ1つだけ勘違いがあります~

  童神先生から深刻なコメントが寄せられた。

 以下に書くことは、メールで送ろうと思ったが、思い直した。ここではっきり書いておこうと思う。今、若い先生たちが立ち止まるところが、ここに集約されているように思う。
 書いているところに、けん先生からコメントが入った。
  正直うれしかった。けん先生ありがとうございます。
 ★
 童神先生、野中です。
 クラスがうまくいかず、辛い思いをしている様子はよく分かります。
 
 だが、童神先生は十分にがんばってきましたよ。一生懸命にクラスの子供たちのために努力してきました。
 それが、力及ばず、うまくクラスの子供たちに合わなかっただけですね。子供たちには、別れるときに「先生は力がないために、みんなのためにうまくできませんでした。ごめんなさい。みんなは、新しい担任の先生と今度はうまくがんばてくださいね」と言えばいいのです。
 
 ただ1つだけ、童神先生が、勘違いをしているところがあるなと思ってしまうところがありました。

 それは、以下のところです。
  ★ ★ ★
 僕は今でも、学級の子供達が大好きです。でも、僕が担任を続けていると、その大好きな子供達に辛い思いをさせてしまいます。自分がいなくなってしまった方が、この子達にとってはいいんだと、この頃よく考えます。
  ★ ★ ★

 子供たち一人一人は、童神先生以外の人たちとも数多く接しています。24時間先生と付き合っているわけではないです。学校にいる時間だけの付き合いです。しかも、担任が終わったら、また違う担任と付き合うわけです。これから彼らはいろいろな担任と付き合っていくわけですよ。
 
 子供たちの一人一人の生活は、先生が考えているよりもずっとずっと広いのですよ。童神先生との付き合いは、その一部と考えていいのです。
 童神先生は、今子供たちとうまい関係を作っていないのですが、それは子供たちにとっては1つの経験です。うまくいく経験ばかりではないです。いろいろな経験をすることが大切です。
 
 担任1人との付き合いが決定的にその子の人生を変えていくことってありますか。
 童神先生の今までの人生で、担任してくれた先生の影響で、決定的に人生が決まってしまったことってあったでしょうか。少なくとも、私はありませんでした。
 
 もうとっくに忘れてしまって、何も思い出さない先生も何人もおられます。
 確かに、人生のきっかけのところで影響を与えてもらった先生はありましたが、決定的なところはやはり自分で決めてきました。
 担任は、通過していく存在です。担任の先生とは、そんなものでしょう。
 
 このことが童神先生は、何か決定的に子供たちに悪いことをしているような考えでいるように受け取れます。ここは勘違いです。

 そんなことより何よりも、童神先生がそこに担任としていてくれるということが、子供たちにとっては絶対的です。関係がうまくいかなくとも、そこに担任がいてくれるということが今とても大事なことなのですよ。それが何よりの安心です。

 たかだか、うまくいっていないクラスの状態を、子供にとって決定的なように考えていくのは、勘違いです。
 しかも、それで死ぬことを考えてしまうなんて、あまりにも短絡的な結論です。
 同じようにうまくいっていない先生なんて、他にもごまんといますよ。 
 
 どうかあと1ヶ月ばかり。担任としてそこにいてあげてください。それだけで十分ですよ。
 ここまで書いて、けん先生がコメントを寄せられています。
とても重要な指摘をされています。
 私とまったく同じ立場で、書かれているところがあります。
  ★ ★ ★
童神先生へ
このブログをいつも読ませていただいている関東で教員をしている者です。
童神先生のコメントを読み、私も同じような経験をした事を思い出しました。
その時は卒業間近でクラスが荒れてしまい、子どもたちに嫌な思い出を作ってしまいました。童神先生と同じように「死んでしまった方が良い」と毎日、考えていました。
でも踏み止まりました。それは「自分が死んでしまったら、子どもたちに一生消えない傷を作ってしまう」と思ったからです。
そう考えた後は精神科に行き薬を貰い、沢山の先生たちに助けてもらい、迷惑をかけました。
そして、あれから何年か経った今でもクラスの事で悩み、「自分は教員に向いていないかも」と思い悩みながら過ごしています。でも昔と違うのは、自分で自分を責め続けずに「子どもは子どもの人生を生きている。自分だけが彼らの人生の責任を負う立場には無い」と客観的な立場で捉えられるようになったと思います。
まずは野中先生の言うとおり、病院に行ってください。いろいろと考えるのはその後でも遅くはないはずです。

投稿: けん | 2017年2月12日
★ ★ ★

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コメント

童神先生
はじめまして。motaです。
どう動いてもどうにもならない胸のうちが
ひしひしと伝わってきて、
去年の私と重なりました。
壊れた6年をポンと持ち、自分は何とかしたいと
たたかってしまい、結局はさらにだめになり、野中先生に、去年たくさんの励ましをいただき、
精神科にも通い、信頼できる医者にもたすけて
もらいながら、
自分では何もできませんでしたが、一年間凌いで卒業させました。
野中先生から何度も、そこにいるだけでいい。
何も頑張る必要はない。一年間凌げばそこに
違う世界が見えると言葉をいただきました。
私たち教師は、子どもたちを何とかしよう、
成長させたい、もっとよくしたいという気持ちに陥りがちです。私が典型でした。
それも大切な気持ちではあるのですが、
担任がかかわる一年間なんて、人生のわずかです。
簡単にかわるはずはなく、うまくいかないことだらけです。うまくはまれば、伸びる子もいます。1部です。合わない子がいるのが普通ですよ。
そこにいるだけでいいんですよ。きっと。
実は私、去年の記憶がかなりとんでいます。
思い出せもしません。しかも辛いことほど
抹消されてます。あと1ヶ月です。必ず終わります。
凌いでください。あんなに悩んでいた日々は
必ず過去になります!
まずは心療内科か精神科にいってください。
少し楽になります。合わなければ変えたらいいんです。
私は2件かえました。あと、周りの先生に助けてもらうことです。私は一年間かなりの頻度できてもらっていましたよ。迷惑かけていいんです。教育は1人でするものじゃありません!複数ですることです。
とにかく自分に負担をかけないよう、良い意味で
適当にしのいでくださいね。

投稿: mota | 2017年2月12日 (日) 21時57分

mota先生、コメントありがとうございました。 心にしみ入る言葉でした。
 私の知り合いで6年担任で苦しんでいる先生が、mota先生の言葉を読んで、「そう考えればよかったんだ!」と連絡がきました。
 きっと童神先生にも伝わると思っています。ありがとうございました。

投稿: 野中信行 | 2017年2月13日 (月) 13時59分

野中先生他、皆さんのおっしゃるとおりです!

加えてもう一つ。

どんなに落ち着かない学級であっても、必ず学級には先生のことを静かに支持している子がいます。
静かなので気付きにくいのですが。他の子の大きな声にかき消されてしまいがちなのですが、心の中で「先生、がんばって。」と思っている子が必ずいます。

その子のためにも、乗り切りましょう。
それは、その子にとっても、落ち着かない子にとっても、そして先生にとってもかけがえのない宝物になりますから。

投稿: 横藤雅人 | 2017年2月14日 (火) 18時38分

 童神先生、投稿されてから1週間たっていますが、心身大丈夫でしょうか?
 私は、ふだんは野中先生たちに賛同するコメントを書きますが、今回ばかりは異質の意見を言わせてください。
 これは、自分の経験からの深い信念です。
 どうにも譲れない気持ちですので、皆さまご理解ください。
 個人的意見のため、いつもとちがう名前で投稿させていただきます。

 文面を見る限り、精神的に学校に行ける状態かとても疑問です。
 精神科に通う云々は当然のこととして、死を考えるという時点で、目に見えない心理的負担が相当かかっていると考えます。
 まずは、気持ちを和らげるのが先でしょう。
 「頑張らなくていい。いるだけでいい。凌げばいい」というのは、ふつうの精神状態かそれに準ずる場合であって、死を考えるとなると話は変わってきます。

 私は、思い切って休みをとることをお勧めします。
 年度末で学校に迷惑をかける・・・とか考えるのはその次です。
 まずは生きるのが先です。
 「私が担任からはずれたら、他の子たちはどうなる」と思われる方や、
 「静かに支持してくれる子のためにも乗り切ろう」と言われる横藤先生のお考えは、ふつうなら賛成しますが、非常事態では別です。

 これは、逃げるのではなく、精神回復のための手段です。
 無理に学校に行き続けて危険な状態を迎える方が、よほどいけないと考えます。
 
 童神先生、精神を回復させて、じっくり冷静に考えられるようになってから今後のことを考えればいいですよ。
 私は療養休暇をとったおかげで今があります。そのまま続けていたら・・・と思うと、ぞっとします。

投稿: 某教師 | 2017年2月18日 (土) 03時40分

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