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2017年2月

南小の本、早速38位にランクイン!

   岩見沢市立南小学校の本が出版された。

 うれしいことである。
 
 普通の学校が、こうして自分たちの実践を世に問うていく。
 すばらしいことである。
 
 明治図書オンラインでは、早速総合38位にランクインされた。
 皆さん、買っていただいている。ありがとうございます。

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童神先生へ

  私はこのブログで知り合い、メールでやりとりをしている先生が何人もおられます。

 今回童神先生のことで、ブログではさまざまなやりとりがなされました。
 童神先生のことを心配されて、この先生も私にメールをくださいました。
 この先生も、来年度の復職を目指しておられます。

 ★ ★ ★
野中 信行先生
 
 お世話になっております。日中に日差しがあたたかく感じられます。
 
 毎朝の散歩が気持ちよく、2か月ほど続いており、そうした中で様々なアイデアが
浮かんできます。ああ治ったのだと確信しています。
 
 今日は、私の住む学区の旗当番をしてきました。子どもたちとのあいさつを交わし、
「いってらっしゃい」と声を掛けると、半数以上の子が元気な声を返してくれました。
地域の方にも声を掛けていただき、とてもうれしい時間となりました。
 
 童神先生のことが私も気がかりです。まずは一日の中でゆっくりと休むことが大切ではないでしょうか。
 わたしも何とか午前中をしのいで、午後はもう布団の中という日々がありました。
 
 大切なことは、「ぐるぐると考えこまないこと」であると思います。
 そこから抜け出せないと本当に苦しいです。書き出す、吐き出すことがとても大切です。
 
 わたしも一時期は携帯電話に日記を書き、気持ちの整理をしていました。
 少しは気持ちが楽になったように思います。
 
 今は現場へは行っていませんが、疲れたなと感じたら、コーヒーを飲む、ストレッチをする、時間があれば、お風呂にゆっくり浸かるなどしてリフレッシュしています。
 
 精神的な部分が弱ってしまうと、思考力も落ちてしまうために、小さなミスも気になってしまいます。
 そんな自分も認めてあげること、「今は元気がないんだ。考える力も弱っているんだ」「それくらいかんばってきたんだ」とほめてあげることが大切だと思います。
 
 わたしも4月からバタバタとしないように、今少しずつ目標を決めて取り組んでいます。
 
 先日復職面接があり、「復帰可」をいただくことができました。「楽しむこと」「仕事のことをすぐに忘れることができる工夫をすること」をアドバイスしていただきました。
 
 自分でも再発しない工夫を書類にし、いつでも目を通せる場所に置いておくつもりです。
 
 このメールがもしお役に立てるのであればブログ等に使っていただいて構いません。
 
 今後ともよろしくお願いいたします。   
 ★ ★ ★

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つれづれなるままに~京都、大阪へ行く~

●2月21日、新横浜から京都へ新幹線で行く。

 京都長岡京での学級経営講座へ行く。
 晴れ渡っている。
 
 富士山がくっきり。
 こんなにきれいに見えるのは久しぶりである。
 
 1年に何度もこの新幹線に乗るが、こんなに見えるのは10回に1回ぐらい。ラッキーなことである。
 ★
 長岡京の改札口でM指導主事と待ち合わせて、神足(こうたり)小学校へ行く。
 この学校は、明治6年に創設された伝統校。
 どっしりとしている学校。
 
 ここでの研修会。昨年度から来ているので、2年目。
 受講者が18名ということで、小規模の会。
 小学校15名、中学校3名。
 
 それでも、この時期は中途半端なときであることを勘案しなければならない。
 今のクラスがあと1ヶ月あるのである。
 
 来年度のことを考えなければならないが、そこまで考えられない先生もいるのである。
 そこで、今年度のクラスの様子を振り返って、来年度のことを構想しましょうという趣旨で
 4つの課題を準備する。
 演習形式で進める。
 
 90分の時間をぴたり5分前に終わる。
 ★
 終わってから、急ぎ大阪へ向かう。
 7:00に京阪の香里園改札で待ち合わせである。
 
 親しい知人のU先生やY先生と一献。
 久しぶりの出会い。
 楽しい会であった。
 
 その店では、佐賀の日本酒の鍋島があったり、山口の獺祭があったり、山形の十四代があった。
 私は、この3つを日本の三大銘酒と言っているのであるが、
これが全部揃っている店。珍しい。
 
 その会で、午前中、急遽校長のY先生の学校を訪問し、ついでに3年生のクラスで授業をすることになった。
 
●2月22日、朝9時京阪の寝屋川市駅で待ち合わせ。
  S小学校へ行く。何度も訪れている学校。
 
 数人の先生の授業を見せてもらう。
 そして、3時間目に3年生の授業をする。
 
 ぶっつけ本番の授業。
 給食をもらう。
 
 その後、授業を見せてもらった先生と反省会。
 あわただしく時間が過ぎる。
 ★
 13:00になったら、急ぎ寝屋川市役所へ行く。
 寝屋川教育委員会の赴任前初任者講座である。
 
 60名ばかりの初任者がいる。
 ここの教育委員会は、1ヶ月前にこうして赴任前講座を設ける。多分、日本ではここだけであろう。
 私はここにもう8年間も通っている。
 
 私の講座を2時間受けて、これからの1ヶ月間で初任者は準備をするのである。
 ここでも課題を7つ準備する。
 
 ほとんどの初任者は、初めて聞くことばかり。戸惑うこともあることであろう。
  初任者としてスタートをうまく切れるように願うばかりである。
 
 
 
 
 
   

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ヤン先生の相談を受けて

    初任で、荒れている小学校の少人数担当をしているヤン先生から相談のコメントが入った。


 ★ ★ ★
野中先生こんにちは。
現在公立の荒れている学校の少人数担当を初任で担当しています。
どの程度荒れているのかというと、授業中は誰も話を聞いていない。給食や授業で座っていられない。1時間目にランドセルを片付けていない子が多数。時間が守られない。いじめに近いようなことがどんどん起こる。担任のやることなすことに反抗する。などすごい状況です。

一応そんな中で、厳しくするとこころは厳しくしてきたので、私の授業や話は聞かないといけないという雰囲気にはなっています。

しかし、最近気になるのは休み時間の子ども達の態度です。
授業中は前述のように真面目に受けているのですが、休み時間になると私がまだ若いということもあるでしょうし、授業中の厳しい姿勢と違い、休み時間には積極的に関わるようにしているのでそれを友達感覚でいいのだと勘違いしているのか、結構男女共にエッというような下品なことを平気で言ってきています。
◯◯先生と付き合っているんでしょ?好きなんでしょ?だけならまだ可愛らしいもののですが、ホテルで〜など度を越している発言を連発しています。

それに対してどのように指導をしていけばよいのでしょうか。特に高学年の女子への対応を教えていただきたいと思います。授業のように、厳しく「先生に何を言っているんだ!」「そんなことを言っていいの?」などと強く言ってしまって良いのでしょうか。高学年の女子は少しむずかしいので考えどころです。
しかし、このまま放っておいてはいけないなと思っています。
投稿: ヤン
 ★ ★ ★

 ヤン先生、読みながら「なかなかだな」と感心しました。 初任で、先生の授業は何とかなっているなんて、すごいことです。
 他の先生の授業は成り立たないのですから。

 それはけじめがついているからですね。
 私たちが主張している「織物モデル」の縦糸と横糸がバランス良く張られているからです。
  ★
 高学年女子の問題ですね。
 これは高学年担任をしたときに、最も大変な課題の1つです。
 特に、男性の先生は、これをうまくこなせないと、高学年担任はできなくなります。

 しかし、先生は授業と休み時間の区別をきちんとつけていることですので、ここはりっぱなことです。

 高学年女子の特徴は、休み時間に友だち感覚で先生に近寄ろうとしてきます。決して悪意はありません。親しみの表現です。
 でも、友だちの輪の中に引きずり込もうとする思いで近寄る子もいます。そうなったら、自分の思うようにできるんだという感覚を持っている子です。ここが危険です。

 だから、下品なネタで誘ってくることはよくあるのです。 これもほとんど悪意はありません。試しているのです。
 先生がどう出てくるかどうかを試しているのです。
 
 絶対に乗らないことです。
 「先生にそんなことを言うもんじゃないよ!」と軽く注意すればいいです。

 授業と休み時間の区別をつけていればいいのです。
 「このまま放っておいてはいけないなと思っています。」と書かれてありますが、このまま放っておけばいいのです。
 無理しないことです。
 とくに、荒れている学校で、厳しく対応すれば浮き上がってしまいます。
 
 強く注意すると、反対に反感を買うことになります。ここが怖いところで、敵に回してしまいます。彼らが徒党を組んできたら、なかなか対抗できません。
  ★
 私は高学年担任をしていて、女子に反発をされたことがあまりありませんでした。

 それは、十分な対応策を講じていたからです。

 ①まず、彼らはグループを必ず作ります。
  これは仕方ないです。私は、誰と誰がグループになっているかをいつもチェックしていました。
 ②ところが、もめごとが起こります。必ずです。
  ほとんどが、孤立している女の子を巡ってか、グループ同士の諍い、あるいはグループ内での諍いです。 
  ③グループに入れないで孤立している女の子に対しては、いつも話し合いをして、「先生はいつもあなたを見ているからね」と伝えていました。そして、休み時間に、グループで遊ぶ時間などを取るように学級会を設けたりしました。仲が良い子が出てくる可能性が出てくるからです。
 ④問題は、グループの中での諍いやグループ同士の諍いです。見ていると、一人が孤立しています。ひとりぼっちになっています。問題が起こったのです。すぐに、その子を呼んで聞きます。躊躇しません。
    ア、「あなたのことを先生はとても心配しています。どんなことが起こったのか話してくれないか?」と。   
  イ、話を聞いて、「それは大変だったね。あなたがそういう行動を取ったことはよく分かるよ」と同情を示します。
  ウ、「先生は、あなたの味方だからね。」と。
  エ、「だけど、このままではクラスの中では、大変なことになるでしょう。先生が間に立つから、話し合いをしましょう。」
  オ、「向こうにも問題はいっぱいあるけど、あなたが問題だったことは今考えてないかな?」
      「じゃあ、そのことを相手に謝ることはできるね。先生が間に立ってうまくやるからね。」
  カ、もめ事を起こしている相手にも、同じ事を話して、双方を呼んで、謝らせていく。けんか両成敗にします。そうしておいた方が、後々良いからです。
 ⑤こんな対応をしていました。
  決してその子たちの否定や批判をしません。
  先生はあなたの味方だということを何度も言います。
 
 解決まではいかないまでも、先生は私たちのことを心配している、ということは十分に伝わるのです。
 その子たちは、クラスでは中心になって働いてくれることになるのです。
  このことを聞きつけて、隣のクラスの女の子たちからも相談を受けることが何度もありました。
  ★
 この高学年女子の対応については、上越教育大学の赤坂真二先生が第一人者です。
 赤坂先生の『小学校高学年女子の指導』(学陽書房)をぜひ読んでください。
 
 

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童神先生、大丈夫ですか?

  某先生からブログにコメントが載った。

 某先生の言われる通りであった。 
  先に書いた私のブログが言葉足らずだったことが分かった。
 
「困難を避けるな」と書いた。
 もちろん、心療内科へ行き、療休で休むことは決して困難を避けることではない。今すべきことである。
 
 そんなことを私の場合考えていたのだが、とにかくがんばれと励ましたような文面だったことになる。
 
  童神先生、大丈夫だろうか。それが心配になる。

 ★ ★ ★
童神先生、投稿されてから1週間たっていますが、心身大丈夫でしょうか?
 私は、ふだんは野中先生たちに賛同するコメントを書きますが、今回ばかりは異質の意見を言わせてください。
 これは、自分の経験からの深い信念です。
 どうにも譲れない気持ちですので、皆さまご理解ください。
 個人的意見のため、いつもとちがう名前で投稿させていただきます。

 文面を見る限り、精神的に学校に行ける状態かとても疑問です。
 精神科に通う云々は当然のこととして、死を考えるという時点で、目に見えない心理的負担が相当かかっていると考えます。
 まずは、気持ちを和らげるのが先でしょう。
 「頑張らなくていい。いるだけでいい。凌げばいい」というのは、ふつうの精神状態かそれに準ずる場合であって、死を考えるとなると話は変わってきます。

 私は、思い切って休みをとることをお勧めします。
 年度末で学校に迷惑をかける・・・とか考えるのはその次です。
 まずは生きるのが先です。
 「私が担任からはずれたら、他の子たちはどうなる」と思われる方や、
 「静かに支持してくれる子のためにも乗り切ろう」と言われる横藤先生のお考えは、ふつうなら賛成しますが、非常事態では別です。

 これは、逃げるのではなく、精神回復のための手段です。
 無理に学校に行き続けて危険な状態を迎える方が、よほどいけないと考えます。
 
 童神先生、精神を回復させて、じっくり冷静に考えられるようになってから今後のことを考えればいいですよ。
 私は療養休暇をとったおかげで今があります。そのまま続けていたら・・・と思うと、ぞっとします。

投稿: 某教師 |
  ★ ★ ★



 

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岩見沢市立南小学校の本が発刊された!

  岩見沢市立南小学校の本が出版された。

 うれしいことである。
 
 普通の学校が、こうして自分たちの実践を世に問うていく。
 すばらしいことである。

   Photo


 
 私は、監修の言葉として以下のことを書いている。
 ★ ★ ★
南小の「学力向上の秘訣」とは何か
                  北海道学校力向上事業アドバイザー                      野中 信行 

 本書を執筆している南小の「授業」への考え方は、明快である。
 「『授業がうまくいった』、『子どもたちの目が輝いていた』、『意欲的に学習に取り組む様子が見られた』、『意見が活発に出されて上手に話し合っていた』…などというような抽象的で何とでも理解されるような言葉で研究の成果を測ってはいけない。『子どもの事実』で成果を確認していくことである」と。
 南小は、岩見沢市にある普通の地域の、普通の学校である。その学校が全国学力テストで秋田県の平均を抜くような「学力向上」を図っている。
 学力向上の秘訣とは何か?
 1つ目は、向上させていく「学力」をきちんと設定していること。単元テスト(業者テスト)を「学力」の目安としていて、「最終的に学級全員の子が90%以上で通過することを目標とする」としている。これは普通の学校ではかなりレベルが高い目標値になる。でも、やり抜こうとしている先生たちの心意気はすごいものである。
 2つ目は、学習になかなかついてこられない子供たちにこだわっていること。ずっと追跡調査をしている。「テスト」の平均点を上げることだけが目的ではないことがはっきりと分かる。
 3つ目は、徹底して「日常授業」のレベルを上げることに力を注いでいること。特にノート指導の徹底ぶりは、舌を巻くほどである。
 南小は、北海道教育委員会の「学校力向上」の事業を推進している学校の1つである。事業の重点目標の1つが、「日常授業」の改善。今、日本の学校現場に最も必要な施策がこうして南小学校で実現されている。
  普通の学校が、どうしたら「学力」を向上させられるか。その大きな問題提起を、南小は、こうして展開しているのである。
 ★ ★ ★

 

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事態はもうここまで来ている!

  学習指導要領改訂案が文科省から示された。

 もう多くの方が読まれていることであろう。

 ここ数年、学校や塾、本などで盛んに使われた「アクティブ・ラーニング」という言葉が、改訂案には盛り込まれなかった。
 
 これには、「あれっ!」と思われた方も多かったのではないか。
 これほど広がっている言葉を使わないというのは、どういうことであろうか。
 
 文科省の担当者は、公式には以下のように説明しているらしい。
 「学習指導要領は広い意味での法令にあたり、定義がないカタカナ語は使えない。ALは多義的な言葉で概念が確立していない」と。

 ALが示した子供たちが能動的に学ぶ授業の重要性は変わらないとする。改訂案は、ALに代わって「主体的・対話的で深い学び」という表現が使われている。
 ★
 しかし、この「アクティブ・ラーニング」はもともと下村文科省大臣が使って広がっていったものである。その大臣が、こんな曖昧な、定義がない言葉を使ってよかったのかと横やりを入れたいものである。

 だから、真意は分からない。
 
「アクティブ・ラーニング」はあまりにも方々で使われて、もはや一人歩きしている。
 そのことを文科省は、憂慮していたとも噂で聞いたことがある。
 
 どちらにしても、新学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」が掲げられ、教師は討論やグループ学習などの指導法を身に付ける必要がある。

 小学校の英語やプログラミング教育、教科化された道徳も研究しなければならない。

 はっきりしているのは、公立の学校は実施しなければならないということである。
 ★
 私は、以前このブログで「アクティブ・ラーニングは危険である」と書いた。
 
 趣旨は分かる。
 だが、それを実際に動かしていくのは誰なのか、それを問題にしているのである。
 
 実際に学習指導要領を実践していくのは、教師たちなのである。
 この事実。この当たり前の事実を、どれほど文科省は考えているのだろうか。
 
 この教師たちが動けなければ、「絵に描いた餅」に終わる。
 今最大の問題は、ここにあるはずである。

 私が危惧することは以下のこと。
 
 ①今現在でさえ、多くの教師たちがアップアップして目の前の蠅を払うことしかできていないのに、これ以上に英語、道徳の教科化、プログラミング教育と実施されて、そのための会議と研究会が増える。こなしきれるのか。
 
 ②学級崩壊は日常化し、ちゃんとクラスを成立させるだけでもアップアップしているところに、アクティブ・ラーニングを導入してどうなるのか。さらに、混乱は増し、どうにもならなくなるのは目に見えている。
 
  ③多くの教師たちを、病気にし、鬱病に追いやる。病気離職する教師たちを大量に生み出す。
  教師を志望する学生が少なくなる。その結果、教師の質の確保が難しくなる。もう、O市は、その現象が出ていると聞いている。
 
 ★
 「野中は深刻なことばかり言う。もっとプラスの要素を考えられないものか?」と言われそうだ。

 否定的なことばかりを言っているのではない。
 必ず、方策を提起する。
 
 私の知り合いの校長先生の学校へ呼ばれていった。
 そこの学校は、3年生以上は、教科担当制の方策をとっていた。
 「若い先生ばかりが多くて、1人にそのクラスを任せることはとてもできない!」と。

 そこで打ち出したのが、教科担当制。中学校並なのだ。
  とりあえず、3年生以上の学年で、得意な教科を分担して教える。だから、そのクラスには、担任以外でも必ず出入りするわけである。
 低学年も横断的に考えているらしい。
 
 教材研究の時間が、今までより取れるようになる。
 複数の目で、子供たちを見られるようになる。
  そのようなメリットが出てくる。

「これをやり出して5年ばかり学級崩壊はありません!」と校長先生は言われた。
 
 この方法は、小学校が今実施できる大きな1つだと考えていい。
  ★
 こういうことが学校全体で取り組めない場合はどうするか。
 
 教師は、自分を守る防衛策を考えなければならない。

 その防衛策は、以前も書いたがまとめると3つ。

  ①学級を成立させること。
  ②日常授業を成立させること。
  ③保護者の評価、支援を得られること。

 ①②については、すでにその具体的な方策は書いている。
 ①の「学級づくり」が成立しなければ、もうどうにもならない事態になっている。まず、この土台を造る。
 
 ②の「日常授業」から、耐えていた子供たちが逃げ出している。「つまらない」からである。
 
 もともと、「日常授業」はつまらないものだが、つまらないままで終わらせてはならない。
 私たちは、「つまらない授業」を「集中する授業」に変えなければいけない、と主張する。
  だから、「味噌汁・ご飯」授業なのだ。
 ★
 親しい友人から「野中先生が初めて出された本が『困難な現場を生き抜く教師の仕事術』だったですね。あの本の最初に『さらに』を付け加えて『さらに困難な現場を生き抜く仕事術』を書くべきではないですか」と言われた。
 
 なるほどと思う。

 親しい友人の中村健一先生が、ブラック本3冊を明治図書から出されている。売れに売れている。

 まさしくこの本は、教師が自分を守るための防衛本なのだ。
 事態は、もうここまで来ている。

 

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野口塾の開催

  今年も横浜野口塾の季節がやってきました。

 私も1講座持たせてもらいます。いつもの話ですが、よろしくお願いします。


第171回 授業道場「野口塾」IN横浜

 1 期 日 平成29年3月26日(日)10:30~17:00

2 会 場 横浜市立 帷子小学校

     (横浜市保土ヶ谷区川辺町65-1)

       横浜駅より相鉄線で星川駅まで4分

       相鉄星川駅より 徒歩3分

       保土ケ谷公会堂・図書館のとなり,

       帷子川のほとりにあります。

 3 参加費 4,000円  学生2,000円

 4 定 員 60名

 5 日 程

10:00 受付開始

10:30~12:00 第一講座 「説明文指導のポイントはこれだ」

10:30~10:45 地元教師による光村1年「どうぶつの赤ちゃん」の模擬授業

10:45~10:50 野口先生による指導・講評   

10:50~11:05 野口先生による「どうぶつの赤ちゃん」の模擬授業

 5分休憩

11:10~12:00 野口先生による説明文の指導法についてのご講演

12:00~12:50  昼食休憩・書籍販売

12:50~13:00        PRタイム

13:00~13:30  地元教師による実践発表

 5分休憩

13:35~ 14:20第二講座「俳句指導のポイントはこれだ」   

 野口先生による俳句の指導法についてのご講演

 10分休憩・書籍販売

14:30~15:30 第三講座  野中信行先生の学級経営講座 

 「学級を軌道に乗せる学級づくりのあり方」

 10分休憩・書籍販売

15:40~16:20 第四講座  野口先生の教養講座 

        「教育と笑い」          

16:20~ 16:50  交流会

17:20~19:20 懇親会(希望者) 

 6 申込方法

 「第171回 授業道場 野口塾 IN横浜 」のページのURLからお申し込みください。

    http://kokucheese.com/event/index/452479/

 

 

 

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童神先生へ~ただ1つだけ勘違いがあります~

  童神先生から深刻なコメントが寄せられた。

 以下に書くことは、メールで送ろうと思ったが、思い直した。ここではっきり書いておこうと思う。今、若い先生たちが立ち止まるところが、ここに集約されているように思う。
 書いているところに、けん先生からコメントが入った。
  正直うれしかった。けん先生ありがとうございます。
 ★
 童神先生、野中です。
 クラスがうまくいかず、辛い思いをしている様子はよく分かります。
 
 だが、童神先生は十分にがんばってきましたよ。一生懸命にクラスの子供たちのために努力してきました。
 それが、力及ばず、うまくクラスの子供たちに合わなかっただけですね。子供たちには、別れるときに「先生は力がないために、みんなのためにうまくできませんでした。ごめんなさい。みんなは、新しい担任の先生と今度はうまくがんばてくださいね」と言えばいいのです。
 
 ただ1つだけ、童神先生が、勘違いをしているところがあるなと思ってしまうところがありました。

 それは、以下のところです。
  ★ ★ ★
 僕は今でも、学級の子供達が大好きです。でも、僕が担任を続けていると、その大好きな子供達に辛い思いをさせてしまいます。自分がいなくなってしまった方が、この子達にとってはいいんだと、この頃よく考えます。
  ★ ★ ★

 子供たち一人一人は、童神先生以外の人たちとも数多く接しています。24時間先生と付き合っているわけではないです。学校にいる時間だけの付き合いです。しかも、担任が終わったら、また違う担任と付き合うわけです。これから彼らはいろいろな担任と付き合っていくわけですよ。
 
 子供たちの一人一人の生活は、先生が考えているよりもずっとずっと広いのですよ。童神先生との付き合いは、その一部と考えていいのです。
 童神先生は、今子供たちとうまい関係を作っていないのですが、それは子供たちにとっては1つの経験です。うまくいく経験ばかりではないです。いろいろな経験をすることが大切です。
 
 担任1人との付き合いが決定的にその子の人生を変えていくことってありますか。
 童神先生の今までの人生で、担任してくれた先生の影響で、決定的に人生が決まってしまったことってあったでしょうか。少なくとも、私はありませんでした。
 
 もうとっくに忘れてしまって、何も思い出さない先生も何人もおられます。
 確かに、人生のきっかけのところで影響を与えてもらった先生はありましたが、決定的なところはやはり自分で決めてきました。
 担任は、通過していく存在です。担任の先生とは、そんなものでしょう。
 
 このことが童神先生は、何か決定的に子供たちに悪いことをしているような考えでいるように受け取れます。ここは勘違いです。

 そんなことより何よりも、童神先生がそこに担任としていてくれるということが、子供たちにとっては絶対的です。関係がうまくいかなくとも、そこに担任がいてくれるということが今とても大事なことなのですよ。それが何よりの安心です。

 たかだか、うまくいっていないクラスの状態を、子供にとって決定的なように考えていくのは、勘違いです。
 しかも、それで死ぬことを考えてしまうなんて、あまりにも短絡的な結論です。
 同じようにうまくいっていない先生なんて、他にもごまんといますよ。 
 
 どうかあと1ヶ月ばかり。担任としてそこにいてあげてください。それだけで十分ですよ。
 ここまで書いて、けん先生がコメントを寄せられています。
とても重要な指摘をされています。
 私とまったく同じ立場で、書かれているところがあります。
  ★ ★ ★
童神先生へ
このブログをいつも読ませていただいている関東で教員をしている者です。
童神先生のコメントを読み、私も同じような経験をした事を思い出しました。
その時は卒業間近でクラスが荒れてしまい、子どもたちに嫌な思い出を作ってしまいました。童神先生と同じように「死んでしまった方が良い」と毎日、考えていました。
でも踏み止まりました。それは「自分が死んでしまったら、子どもたちに一生消えない傷を作ってしまう」と思ったからです。
そう考えた後は精神科に行き薬を貰い、沢山の先生たちに助けてもらい、迷惑をかけました。
そして、あれから何年か経った今でもクラスの事で悩み、「自分は教員に向いていないかも」と思い悩みながら過ごしています。でも昔と違うのは、自分で自分を責め続けずに「子どもは子どもの人生を生きている。自分だけが彼らの人生の責任を負う立場には無い」と客観的な立場で捉えられるようになったと思います。
まずは野中先生の言うとおり、病院に行ってください。いろいろと考えるのはその後でも遅くはないはずです。

投稿: けん | 2017年2月12日
★ ★ ★

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つれづれなるままに~岩見沢市立南小の本が出版~

   ●2月17日に「味噌汁・ご飯」授業シリーズ本が出る。

 大曲小、網走小に続いて、北海道シリーズの3冊目である。
 北海道岩見沢市立南小学校からの本。
 
 算数本であるが、私が監修をしている。
 私が最初にこの学校を訪問したときに驚いたことがある。
 
 高学年の算数ノートの素晴らしさ。
 全部の子供たち。
 「これは、これは、すごいことになっている!」と思ったものである。
 
 聞いてみると、全国学力テストはすでに秋田県の平均を抜いたということ。
 この6年生なら、それはそうであろうと思われるものだった。
 
 この学校が何をやったのか。ぜひこの本を読んでほしいものである。

  Photo


●愛知県あま市の甚目寺南中学校から呼ばれて、訪問した。
 先生たち相手に、道徳の模擬授業を行い、そして学級経営のことについて話した。

 小学校だけしか経験したことがない私が、中学校で何が語れるかなと思ったが、仕方がない、小学校のことを語るしかないのである。
 
 数年前まではこの学校は、荒れていたらしいが、今年度は一番落ち着いた状態ができていると、教頭先生が語られていた。

 講座を行って、確かに先生たちの元気さと、明るさは、この学校の状態を物語っていると思われた。

 学校は、先生たちが元気でなければ始まらないのである。
 そのことをこの中学校はみごとに表現されている。

 校長先生が、「先生たちにお願いしたことがあります。『どんな子供にも一声かけてください』と。」と言われた。
 
 講座が終わって校長先生と校長室に帰っていると、玄関に一人の生徒がいた。校長先生は、窓をどんと叩いて合図をされていた。
 私は、このことだと思った。

●教育新聞の最後の連載原稿3月号を送った。
 12回にわたって書き続けてきた原稿である。
 
 1200字の原稿。
 1つのテーマしか書けない。
 
 文章力が試されるのだ。
 それでも、苦しむことなく書き続けてこられたのはうれしいできごとだった。
 
 いやいや、むしろ自分の実践をまとめられることの喜びの方が大きかった。ありがたいことである。
 
 

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大切なことは、逃げないこと。

  2人の先生がコメントを出されている。

 前にも登場された先生たちである。
 何とかがんばっておられて、うれしくなる。
 kaamu 先生は、研究授業の様子を書かれていて、その後に次のように続けておられる。
 ★ ★ ★
 このブログにコメントを寄せられている方には、「このままこの仕事を続けていていいのか?」と悩む方々がいらっしゃいます。
私もその一人です。
運よく今年度実施された採用試験に合格しました。でも、この仕事を続けていいものかと日々悩んでいます。
でも、野中先生のブログを拝見していて、野中先生の温かいアドバイスと同じように悩んでいる仲間たちの存在になんとか励まされて仕事を続けることができています。
今日の研究授業を通して正直凹みました。でも、それと同時に今を新たなスタートラインとして次に向かっていきたいと思います。
とりとめのない長文かつ、なんだか愚痴みたいになって申し訳ありません。もう少しこの仕事を頑張ってみたいと思います。
投稿: kawamu |
 ★ ★ ★
 また、はらぐろ先生は、以下のように書かれている。
 
 ★ ★ ★
ご無沙汰しております。
以前、講師一年目で誰も頼れる人がいなくて限界です。とこちらで吐き出させていただいたはらぐろです。
先生のメッセージに慰められ、なんとか危機を乗り越えることができました。本当にありがとうございました。
遅くなりましたが、その後と現状をご報告させてください。
その後、管理職に本当に限界だと現状を洗いざらいぶちまけました。
その中で管理職に私の置かれている立場を知ってもらい、スクールカウンセラーによるカウンセリングを月に二度ほど受けています。
冬休みにゆっくり休養することができ、今年一年の仕事を整理することもできたため、三学期からは自然体で仕事をすることができています。
一緒に入っている特別支援担任は相変わらずですが、頼ることなく自分で判断ができるようになったため、かなり楽になりました。
 ★ ★ ★
 うまく解決するなんて、それはむずかしいことである。
 でも、2人には、前に進んでいこうという気構えが出てきておられる。うれしいことである。
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 クラスが思うようにいかず悩み続けて、何とかあと1ヶ月ばかりにたどり着いた。
 教師の仕事は、3月が終わればそれで終わり。
 今までのことをリセットすることができる。
 また、新しい出直し。
 ここは、最高に良いのである。
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 私の周りには、さまざまに悩みを抱えている先生たちがいる。
 今、教師の世界が、抱え込めないほどの課題を抱え込んでいて、それに先生たちが対応できなくなっているからである。
 まず、うつ状態になる。
 ひどくなると、学校へいけなくなる。
 ほとんどが「反芻」と「自分責め」を繰り返す。
 「反芻」とは、終わったことを何度も繰り返し頭の中で再生して、嫌な気分を味わうこと。これが鬱病の原因だと言われている。
 「自分責め」は、自信をなくすような思考の癖、やる気をなくすような思考の癖。
 この2つから脱していかなければ、レベルを上げていける状態にはなれない。
 
 これは、終わった「過去」(私は幻影だと言い切っている。確かに過去にそれはあったが、すでに終わっていて、気にしているのは私だけなのである)にとらわれて、いつまでも「現実」に踏み出せないことである。
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 「マインドフルネス」という言葉を知っておられるだろうか。
 『世界のエリートがやっている最高の休息法』という本で有名になった言葉でもある。
 実は私もこの言葉を知ったのは、最近のことである。
 
 簡単に言うと、「今、この時間に、心を向ける方法」ということになる。
 この方法は、私の考え方に最も近い。
 
 私は、過去にも未来にもとらわれないで、「今、ここに、力を注いでいけばいい」という考え方を持っている。
 私たちは、いつも過去を悔やんだり、未来のことを心配したりして、気がつくと、実際に起こっていない幻想や妄想で頭の中をいっぱいにしがちである。
 これは、「頭の中で考えた幻想」と「現実」をごちゃまぜにしてしまって、「心ここにあらず」状態にしていることである。
 ここから一歩前に出て、「今」だけを思い、感じられてくれば頭の中がすっと整理されてくる。
 そして、この状態をいつも作り出してくれば、余計なことを考えないで、心が落ち着いてくる。
 実は、私はやっとこの状態にこれたかなと思っている。
 この状態を意図的に作り出していこうというのが「マインドフルネス」である。
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 「マインドフルネス」の代表的な方法が、「瞑想法」になる。この他にもいくつかの方法があるらしい。
 私が読んだ本では、『はじめてのマインドフルネス』(NHKテキスト NHK出版 熊野宏昭著)、『1分間瞑想法』(フォレスト出版 吉田昌生著)がお薦めである。
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 人生には紆余曲折がつきものである。
 現在は大激動期であり、大変革期。
 今までは経験でやれていたことが、通じなくなっていく時代。
 だから、敏感に勉強している人ほどさまざまな試練にぶちあたるのかもしれない。
 
 しかし、最も大切な生き方は、壁にぶつかったときに「逃げないこと」である。凌ぐこと。これが求められる。
 

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中学校の男子教員が、世界で一番の長時間労働

   教師の長時間労働は、大変なものである。

 統計学者の舞田敏彦さんが、ブログに世界各国の「男性フルタイム勤務者の勤務時間」を上げておられる。

  http://tmaita77.blogspot.jp/2017/02/blog-post.html
 
 それによると、週間の平均勤務時間は、中学校男性教員が世界でトップである。
「えっ、他にも日本の企業でも働いているところはあるのではないか?」と言われるだろうが、統計ではトップ。
 
 日本の男性労働者全体は、52.1であるが、中学校の男性教員は、55.4 である。
 
 そして、週60時間以上勤務している者の比率も、ダントツのトップ。
 日本の労働者が、28.5%なのに、中学校の男性教員は50.6%。世界で次に働いている中学校の教員は、イギリスで21.9%である。愕然とする数字。
 
 もう明らかな「ブラック企業」と言っていい。
 とんでもないことであるが、行政も、教師の側も、これについての危機感がない。
 ★
 この実態が何を起こしてくるか。
 教員たちが病気になる。精神をやられる。
 
 学級がうまくいかなくなる。
 学級崩壊が起こる。
 学校崩壊状態になる。
 今、日本全国で深刻な事態を起こしている。
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 何とかしなくてはならないのである。
 フェイスブックに上越の西川純先生が大分大学附属小の学校改革を紹介していた。
 やっているところはやっているのである。
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今、教育に関係する組織の改革が求められています。しかし、長い歴史があり、大きな組織ではなかなか進みません。その中で、今、最も注目されているのが大分大学附属小学校だと思います。
 大分大学附属小学校は自らのミッションを以下の3点に再定義したのです。
 
<学校経営方針>
(1)地域教育への貢献
地域の先進的・先導的なモデル校として大分県教育委員会と連携して実践し、情報を発信する。このモデルとは大分県の教育課題を県との連携で解決する。
(2)教育実習生等への指導
地域の教育課題を踏まえた教育実習を計画し、直接その指導に当たる。
(3)大学への協力
教職大学院及び学部教員と協力し、教育理論と実践の往還を通した実証的な研究を行う。
 
 さて、どうでしょう。特段、ビックリするようなものではないと思います。しかし、このミッションの再定義がお題目でないのは、この新たなミッションを実現するために、既存のものをスクラップにしたものを知れば分かります。
 例えば、職員会議を廃止し、経営会議(校長、教頭、主幹教諭、指導教諭)を毎日開催し、重要案件は迅速に対応1~2週に1回の運営委員会と職員連絡会を実施する。
 教頭一人に業務が過度に集中しないように、管理部は主幹教諭が統括し、指導部は指導教諭が統括。教頭の業務を整理・分担。教頭が全体を俯瞰的に見て適切に指導。組織的な動きへシフトする。
 職員個人の連絡先の保護者への公開を非公開にする。緊急の場合に限り、主幹教諭か教務主任が対応する。時間外や休日の保護者と学級担任の直接のやりとりをなくした。
 長時間勤務を廃止するために、午前7時以前には登庁不可、午後7時完全退庁完了、土日は完全閉庁とした。これを成り立たせるために、「民間教育研究団体事務局の辞退」、「各学年の文集を6年の卒業アルバムのみとする」、「自作テストを単元テストの購入」、「手書き通知表、出席簿を電子化」、「通知表を年3回から2回(前後期制へ校則変更)」、「提案文章を原則ワンペーパー」、「長い会議の精選」、「常時写真をネット販売」、「学級通信を学年通信で統一」を断行したのです。
 そして、公開研究を当面実施しないことを決めました。(県課題に応えるセミナー等は随時開催)
 
 ビックリしませんか?
 
 これをやります。あれをやります。と加えることは、誰からも文句を言われません。しかし、今でさえアップアップの状態で加えれば、有名無実になってしまいます。実は、スクラップアンドビルドで重要なのはスクラップなのです。抵抗もあるでしょう、非難もあるかもしれません。でも、それに対してしっかりと説明し、前に進めなければ、本当のビルドは出来ません。
追伸 今、教育改革を考えているところは、大分大学附属小学校を視察するべきだと思います。
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 思い切って動かなければならないのである。
 それが、この附属小というのが驚きである。
 やろうとすればできるのである。
 
 

 

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つれづれなるままに~九州はもう春の息吹が~

●26日、羽田へ急ぐ。

 これから宮崎空港へ行くことになっている。
 宮崎の西都市教育委員会から呼ばれている。

 14:15の羽田発~16:15宮崎空港着 2時間の飛行機旅である。
 知り合いのN指導主事に迎えに来てもらえる。
 
 宮崎に来るのは、もう何度目だろうか。
 ここは全てが広い。ゆったりとしている。

 その日は、夜、4人の先生たちと一献。
 一人佐賀大学教育学部(もう教育学部はないかもしれない)の卒業生という先生もおられて、「後輩ですね!」と盛り上がる。

●27日、朝9:00にN指導主事に迎えに来てもらい、西都市の三財小中学校へ向かう。
 この学校は小中一貫校。
 5年生に「味噌汁・ご飯」授業をする。

 20名ほどの参観者の前で、国語の詩の授業をする。
 素晴らしいクラスである。
 給食も、この5年生のクラスでいただく。
 ★
 給食を終えて、すぐに西都市文化ホールに移動する。
 ここで講演を行うことになっている。

 200名ほどの先生たちが集まってこられる。
 西都市のほとんどの小中の先生方だという。

 テーマは、「日常授業の充実を目指して」。
 ここの教育委員会は、「日常授業」の改善というテーマで取り組み始めておられる。
 そこで、私を呼んでもらえたわけである。

 80分の講演。
 
 日本の「授業研究」を支えてきた「ごちそう授業」の限界がはっきりしてきた、と私は思っている。1,2時間の「ごちそう授業」にどんなに力を入れて取り組んでも、1000時間以上の「日常授業」は、そのままに放置されてきた現状がある。

 私たちは、この「日常授業」をターゲットにしなければ現状の課題を克服できないと言い切っている。

 日本各地の教育委員会がそのことに気づき始めている。
 そういう動きが各地で見え始めている。

 今はアクティブ・ラーニングで大騒ぎをしている。
 しかし、そのアクティブ・ラーニングも、所詮「ごちそう授業」として提起されていく限り何も変わらない。
 アクティブ・ラーニングが一人歩きしている現状は、きっとそうなっていくと、私は思っている。

 西都市の先生方には熱心に耳を傾けてもらった。
 手応え十分。
 
 終わってから西都原古墳群に案内してもらう。
 佐賀の吉野ヶ里遺跡よりも規模的には大きいものである。
 弥生時代に栄えた集落跡がずっと続く。

●28日、今日は佐賀へ行かねばならない。
 姪の結婚式に参加することになっている。

 15:00の式に間に合わねばならない。
 ちょうど、宮崎空港から福岡空港への飛行機がある。
  11:30発~12:20着。50分のフライト。

 それからが大変であった。福岡空港は工事をしていて、今までとは違って混乱している。うろうろとして、やっと地下鉄の駅に着く。
 
 急ぎ博多駅へ行き、長崎行きの特急に乗る。
 スムーズに何とか乗れる。
  14:00に佐賀へ着く。

 駅前のホテルへ荷物をあずけ、急ぎタクシーで式場へ向かう。

 佐賀は晴れわたっていて、暑いぐらい。
 もう春の息吹が聞こえるようだ。
  ★
 式場に着き、いつもの親戚の人たちと「やあ、やあ」と挨拶。うれしい出会い。

 初めて姪のお婿さんにお会いする。
 なかなかの「イケメン」である(笑)。

 16:00から披露宴が始まる。
 初めて、このような披露宴に参加した思いになった。
 席に着くとすぐに「食べ始めてください」と誘われる。

 しばらくすると、花婿花嫁の入場。
 乾杯の音頭があり、そこここで会食。

 花婿花嫁の紹介が、ビデオである。さまざまな飲み物、食べ物が振る舞われ、ゆっくり食べてくださいということ。

 ゆったりした、素晴らしい披露宴になっている。

 終わって、その日は、佐賀駅前のホテルに泊まる。
 
●29日、移動日である。
 福岡の久留米に行く。
 30日に、福岡県三井郡大刀洗町立本郷小学校に行くことになっている。
 
 久留米駅のステーションホテルへ泊まる。
 私は郷里は佐賀なのだが、久留米に来るのは初めてではないだろうか。
 
 この久留米では、芸能人の藤井フミヤや松田聖子、田中麗奈、そして最近売れっ子の吉田羊も、ここの出身である。

 この日、久留米の街を歩き回る。とにかく全てが広い。道も、街の作りも。

●30日、9時に本郷小のI先生に迎えにきてもらう。大刀洗町まで40分ほど。
 
 ここは、かつて「大刀洗飛行場」があった。
 陸軍の飛行場として有名なところで、太平洋戦争の末期には、特攻隊として訓練する中継基地になっていたところである。

 平和記念館に行きたかったのだが、時間がない。
 ★
 本郷小学校へ到着する。
 校長先生、教頭先生の出迎えを受ける。

 この本郷小へ呼ばれたのは、日本教育新聞の記事からである。
 この新聞に、「味噌汁・ご飯」授業の記事が出たことがある。それを校長先生が見られて、ぜひとも話を聞きたいということになった。

 この学校では、すでに私たちが出版している『「味噌汁・ご飯」授業 国語編』の本を、各先生方が読まれている。そして、国語の授業で実践されている。

 3,4時間目に、4年生、5年生の国語の授業を見せてもらう。
 その授業展開では、授業の最初に5分間の音読があり、そしてそのあとに「読解トレーニング」が取られる。
 これは私たちが提案していることである。

 子供たちはとても読解力が付いたと、校長先生は語っておられた。
 その後、校長室で、給食を食べながら、授業をした先生たちと話し合う。私の感想を率直に伝える。
 ★
 5時間目に、3年2組の子供たち相手に「味噌汁・ご飯」授業をする。
 元気な子供たちが多く、楽しい授業になる。
 素晴らしいクラスなのである。
 指導主事の先生たちにも、多く参観してもらう。うれしいこと。

  その後、ぴったり90分の講演。よく聞いてもらえる。ありがたい。
 ★ 
 福岡空港へ急いでいた。
 5人の先生たちに付き添ってもらって、車内でさまざまに話をしながら向かう。わざわざ空港で見送りしてもらうなんて、申し訳ないことである。

 19:00発の羽田行き。
 工事中の福岡空港は、混雑している。

 急ぎ弁当を食べ、乗り込む。
 羽田へは、21時頃に着く。

 九州への4泊5日の旅が終わる。
 もう九州は、春の訪れ。
 春の九州は、元気になるところである。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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