つれづれなるままに~変化球を覚えてください~
●1月10日、14:00に女満別空港へ着く。
ほぼ時間通り。
晴れている。良かった。
日本海側は大荒れなのだ。
ところが、オホーツク海側は晴れている。
北見教育委員会の室長に迎えにきてもらっている。
今回は、「ベテラン教諭等指導力向上研修会」に講師として参加する。
空港から北見まで40分ほど。
早速、北見のホテルへ入る。
とにかく寒い。
朝方はマイマス20℃になったということ。
体験したことがない寒さである。
★
1月11日、朝迎えに来てもらえる。
講座は、端野小学校で行われる。
今年新しく作られたという学校へ向かう。
素晴らしい学校。
北海道の学校は素晴らしい学校が多い。
それだけ住民の方が、学校を大切にしておられるという気持ちが伝わってくる。
参加者は32名。
最適の人数。
ベテランの先生方に混じって、若い先生方もおられる。
午前中は、「学級づくり」講座。午後は「授業づくり」講座。演習形式で進めていく。
★
午後の「授業づくり」は、3人の先生方に模擬授業をしてもらう。
私の要望で実現した。
15分ぴったり。算数の授業。
教科書でいえば、例題指導のところにあたる。
このようなことは初めての試みらしい。
3人の先生方にも戸惑いがあるはずである。
しかし、ベテランの先生たちの授業。なかなかである。
今回のことを始めとして、各学校でも模擬授業形式の研修をぜひとも進めてほしいと訴える。
★
最後に、ベテランの先生方へ向けて、野村克也さんの言葉を伝える。
★ ★ ★
「よくピッチャーにこういうことを訊く。『どうして変化球を投げる必要があるのか?』と」
「『配球にヤマを張らせないように』と答える。
球種を多く持つことで打者のねらいをぐらつかせる―確かにそれもある。だがいちばん大事なことを忘れている」
「変化球の必要性とは、スピード不足とコントロール不足を補うためである」(『野村ノート』小学館)
★ ★ ★
野村さんは、その後に続けて、往年の名選手金田や稲尾や米田、皆川たちが、変化球を覚えることで長生きをし、大記録を作った話題を書いている。
「変化球を覚える」のは、長生きをするため。
「先生たち、ぜひとも変化球を覚えてください。
もう若さで突っ走ることができなくなっているわけです。どんな変化球を覚えるかは、一人一人違います。でも、その変化球を覚えなければ、これからの教師人生を豊かに過ごすことができません。ぜひとも、変化球を覚えてほしい」と締めくくりました。
★
12日、また女満別空港へ行く。
晴れている。
この3日間、晴れていて助かった。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「自己流」で身に付けた力量で対応できなくなっている!(2019.03.16)
- 『教師1年目の教科書』が重版になる!(2019.03.13)
- 再び横浜野口塾のお知らせです(2019.03.10)
- つれづれなるままに~飛行機ができてきた~(2019.03.09)
- 『教師1年目の教科書』(学陽書房)が発売される(2019.03.05)
コメント