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2017年1月

つれづれなるままに~中村健一先生のブラック本3冊目出版~

●学陽書房から連絡があり、『必ずクラスを立て直す教師の 回復術!』が6版になったということ。

 うれしいことである。
 
  この本は、途中でクラスが荒れてきたときに、どのように回復させる手立てを取るかという方策を書いている。
 それとともに、どのように教師ははやく仕事を終えるかという仕事術も書いている。
 
  2012年に出版したのであるが、ずっと売れている。
 ありがたいことである。

●玉置崇先生から頼まれて「教育と笑いの会」に出ることに なった。野口芳宏先生が、玉置先生に相談して成立した会である。なかなか好評だということで、全国各地で開かれるようになったらしい。
 
  私が子供たちに話していた『怖い話・汚い話・おもしろい話』をすることになった。15分の出演。
 
  以前にも話はあったのだが、あまりにも「子供だまし」の話なので断った経緯がある。
  今回は、その「子供だまし」をする。


●フェイスブックに心温まる話題が載っていた。
 
★ ★ ★
 秘境駅の1つと言われる、北海道にある小さな駅が、今世界中から注目を集めている。

きかっけとなったのは、先週、中国中央電視台がフェイスブックに投稿した記事だ。

こちらがその投稿▼

JR北海道の石北本線、旧白滝駅にたたずむ1人の女子高生の写真が紹介されている。

この駅は旭川と網走の間を走る石北本線の駅の1つだが、今から3年前廃駅となることが決まった。

しかし、客はいないと思われていたが、たった1人、毎日利用している女子高生がいることがわかり、廃止に待ったがかかったそう。

現在列車は、女子高生の登下校の時間に合わせこの駅に停車。
そして今年の3月、彼女の卒業を待ち同駅は廃止されるという。

旧白滝駅については、複数の海外メディアでも取り上げられ、「心温まる話」「たった1人のために…良い国ですね」「国民のことを最優先に考える国は愛される」「1人の子どもも見捨てないという鉄道会社、国の姿勢が素晴らしい」「日本に脱帽」「ぜひ旅行で行ってみたいから、廃止しないでほしい」といった声が多数あがっている。
  ★ ★ ★
 
 赤字で苦しむJR北海道を見直した記事である。
 
●中村健一先生が、また『策略 ブラック授業づくり』(明治図書)を出版された。
 1冊目のブラック本は、2016年の明治図書本で第1位の本。それほどに注目された本になる。
 
 今回は、「授業づくり」で書かれている。
 ほとんど私たちの「味噌汁・ご飯」授業と主張は同じである。
 
 健一先生が「ブラック」というネーミングを使ったところを、私たちは「味噌汁・ご飯」というネーミングを使ったという違いになる。
 
 健一先生の方法論は、明確である。
 目の前の子供たちに合わせて、こちらの方法を変えていくということ。
 困難校で身に付けた方法論が、「ブラック」というネーミングを呼び込んだのである。 

  さまざまな批判や非難があるであろう。
 自分の方法論にこだわっている人は、必ずそうなる。

 私は、今学校現場が抱え込んでいる困難な事態を、的確な言葉で表現したい思いがあるが、うまく言葉化できない。

 健一先生は、そのことを「ブラック」という言葉を使ってうまく駆使したのである。

 今までの伝統や習慣が、大きく崩れ去っていく。
 それにしがみつきたい人たちがいる。

 でも、もう無理なのだ。
 目の前の「リアルな現実」に合わせて、私たちは何ができるのか、そのように問う以外にない。

 健一先生の本は、そのように私たちに問いかける。

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つれづれなるままに~変化球を覚えてください~

●1月10日、14:00に女満別空港へ着く。

 ほぼ時間通り。
 晴れている。良かった。
 
 日本海側は大荒れなのだ。
 ところが、オホーツク海側は晴れている。

 北見教育委員会の室長に迎えにきてもらっている。
 今回は、「ベテラン教諭等指導力向上研修会」に講師として参加する。
 空港から北見まで40分ほど。

 早速、北見のホテルへ入る。
 とにかく寒い。
 朝方はマイマス20℃になったということ。
 体験したことがない寒さである。
 ★
 1月11日、朝迎えに来てもらえる。
 講座は、端野小学校で行われる。
 
 今年新しく作られたという学校へ向かう。
  素晴らしい学校。
 北海道の学校は素晴らしい学校が多い。
 それだけ住民の方が、学校を大切にしておられるという気持ちが伝わってくる。

 参加者は32名。
 最適の人数。
 ベテランの先生方に混じって、若い先生方もおられる。

 午前中は、「学級づくり」講座。午後は「授業づくり」講座。演習形式で進めていく。
 ★
 午後の「授業づくり」は、3人の先生方に模擬授業をしてもらう。
 私の要望で実現した。
 15分ぴったり。算数の授業。
 教科書でいえば、例題指導のところにあたる。

 このようなことは初めての試みらしい。
 3人の先生方にも戸惑いがあるはずである。
 しかし、ベテランの先生たちの授業。なかなかである。

 今回のことを始めとして、各学校でも模擬授業形式の研修をぜひとも進めてほしいと訴える。
 ★
 最後に、ベテランの先生方へ向けて、野村克也さんの言葉を伝える。
  ★ ★ ★
 「よくピッチャーにこういうことを訊く。『どうして変化球を投げる必要があるのか?』と」
 「『配球にヤマを張らせないように』と答える。
 球種を多く持つことで打者のねらいをぐらつかせる―確かにそれもある。だがいちばん大事なことを忘れている」
 「変化球の必要性とは、スピード不足とコントロール不足を補うためである」(『野村ノート』小学館)
 ★ ★ ★
 野村さんは、その後に続けて、往年の名選手金田や稲尾や米田、皆川たちが、変化球を覚えることで長生きをし、大記録を作った話題を書いている。

 「変化球を覚える」のは、長生きをするため。

 「先生たち、ぜひとも変化球を覚えてください。
  もう若さで突っ走ることができなくなっているわけです。どんな変化球を覚えるかは、一人一人違います。でも、その変化球を覚えなければ、これからの教師人生を豊かに過ごすことができません。ぜひとも、変化球を覚えてほしい」と締めくくりました。 
  ★
 12日、また女満別空港へ行く。
 晴れている。
 この3日間、晴れていて助かった。
 

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ノリ先生へ~ホットタイムの時間にできるか?~

  ノリ先生から以下のような相談を受けました。

  ★ ★ ★
 夜分失礼します。
野中先生初めまして。先生の執筆されているご本でこのブログを知りました。
公立の小学校で二年目の図工専科をしておりますノリと申します。学級の立て直しの本を読ませていただき、ご相談したいと思いました。
(コメント欄の使い方が間違っていたら申し訳ありません)
悩んでいることは、専科としての指導の方法です。授業規律が乱れています。学年によっては廊下への立ち歩きやふざけあいが始まります。机に釘で穴をあけたり、道具を勝手に取り出して振り回したりします。
原因は二つあり、導入で子どもに見通しをもたせられていないことと、ルールを徹底することができていないからだと思います。
専科が言うと誤解を招く表現ですが、教室で荒れているクラスが多々あり、図工室でも荒れています。(私の力不足がもちろん一番の原因だとは思います)
子ども達と週一の付き合いの中で、信頼関係を上手に築こうと私が出来ていないのだとも思います。先生のご本の中にある友達先生のようになっているのかもしれません。
このように、原因は思い付くのですが、ではその週一の付き合いで、どのようにして信頼関係を築いたり、叱ったり、授業をやっていけばよいのかと、本を読んだり人に相談したりしながら試行錯誤して悩んでいます。
また、一年目の時には今よりさらに甘く、あまり叱らなかったため、子ども達にチョロいなと思われ、二年目の三学期に突入しています。専科だと、区切りなく同じ子ども達と関わっていて、一年目の失敗をだいぶ引きずってしまっています。
担任の先生との連携の仕方も含めまして、専科の授業の立て直し方についてご指導いただければ幸いです。甘い考え、至らぬ点が多々あるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
投稿: ノリ | 2017年1月10日 (火)
 ★ ★ ★

 ノリ先生は大変な学校で勤務されていますね。
 図工専科として、週1の担当でクラスの子供たちと付き合っているということ。
 
 主となるクラスが荒れていると、当然専科の授業も荒れてきます。これは致し方ないことです。
 だから、図工専科だけで何かしようとしても、限界があります。

 だから、参考になる答えを書くことはむずかしいです。
 まず、それを踏まえて書きます。
 ★
 私がこのような荒れた学校で、図工専科として過ごすとなるとどうするのだろうと想像してみます。

 ①まず、これが勝負です。
  子供たちにどうしても守らせる「やくそくごと」をきちんとします。「これを守らないと私は最も怖い教師になる」と宣言します。訳も言います。「図工の勉強は、道具の扱い方で命に関わってくることがあるからです」と。
 
  ②最初の1ヶ月の間に、意図的に激しく叱る場面を作ります。演技です。
 
  ③日頃は、めちゃくちゃに褒め称えていきます。
  ちょっとしたことを見つけて、ほめまくります(フォローと言っています)。ほめ、認め、はげまします。
  荒れたクラスでは、ほめられていませんので、この積み重ねは効きます。信頼してくれるようになります。
 
  ④教材研究をよくして、興味深い教材を準備します。
  図工専科ですから時間はあるはずです。
  図工は自由さがありますので、時にはカリキュラムを離れておもしろい教材を準備します。
   仮説社が出している『ものづくりハンドブック』(1~9)や『たのしい授業プラン図工美術1,2』を参考にすればいいです。
 
⑤次に大切なのは、片付けの時間。
  荒れているクラスは、これが苦手です。使っていた工具などを放り投げて帰ります。これを許しません。終わりの時間の15分前から片付け始めて、きちんとできた班から教室へ帰すようにします。これは徹底します。
  勝負は、「時間」です。これを意識します。
  担任が困るような時間の使い方をしてはいけません。
 
⑥担任との連絡を密にします。
  良い作品ができたら、どんどん担任に報告します。
 
⑦この図工の時間が、「ホットタイム」になって、子供たちが好んで図工室に来るようになったら、成功です。
  ★
 あくまでも想像です。
 簡単にこのようなことができるはずはありません。
 
 目の前の子供たちを前にしたら、また変わるでしょう。
 でも、きっと私は実現すると思います。
 
図工専科という限られた時間の中でしか子供たちとつきあえないという「マイナス」は、発想を変えれば、いくらでも「プラス」に転化します。
 
限られた時間で良いのです。その時間を「ホットタイム」にすればいいのです。
 

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滑走寺先生へ~初任者が準備すること~

  滑走寺先生へ

 お元気でしょうか。
 その後の様子を心配しております。
 
 先生への返事が遅れています。
 新しい4月へ向けて、どんな準備をすればいいかについて連絡することになっていました。メールへ連絡するということにしておりましたが、このブログを見ている人で、滑走寺先生と同じように考えている人がいるかもしれないなと思い直して、ブログにすることにしました。
 ★

1 子供と関わること~初任の先生たちが失敗していること
 これはブログでも何度も書いてきたことですが、大切なことなのでもう一度書いておきます。
 初任の先生の失敗の8割方は、「仲良し友だち先生」になろうとすることから起きます。
 
 不安で、心許ないために、こうなります。気持ちはとてもよく分かります。
 最初は子供たちも歓迎します。「友だちみたいな、優しい先生だ!」と。
 しかし、子供たちは反面とても残酷なところがあることを理解しておかなくてはなりません。一部の子供は足元を見ます。「何だ!今度の先生は、たいしたことないや!」となるわけです。だから、そのうちに一部の子供たちが勝手に行動し始め、ルール破りを始めます。それを注意したり、叱ったりしても、効き目がありません。
 
 そんなことで、クラスが崩れ始め、6月頃には大荒れになるわけです。
 それは、もともと「仲良し友だち先生」になろうとしたきっかけが、こういう事態を呼び起こしているのです。
 
 絶対に「友だち」みたいになってはいけないのです。
 でも、このことを誰も教えてくれません。どうすべきかもおしえてくれません。だから、自然な行為として、こうなるわけです。
 
 最初は、しっかり「教師」として子供たちの前に立たなくてはなりません。私は、最初は演技でいいから、しっかり「教師」を演じなくてはならないと言っています。
 そこで、まず読んでほしい参考文献を教えます。
 『新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則』(明治図書 拙著)。
 私が書いた本です。素晴らしいクラスを作り上げた、初任者2人の実践を書いています。
 
 2人がどのようにしてクラスを作り上げていったかを読んでほしいです。どのような教師としての姿勢で子供たちに対応していったのかですね。
 もう1冊。
 『必ずクラスがまとまる教師の成功術』(学陽書房 横藤雅人、野中信行著)
 これは、横藤先生が提唱した「縦糸・横糸」張りについて書いた本です。子供たちとどのようにして「関係づくり」をしていけばいいのかの原点を学ぶことができます。
 これもしっかり読んでほしい本です。

2 どんな準備をしていけばいいか
 
 ①始業式までにどんな準備をしていけばいいか?
 ②1年間を見通した学級経営をどうしたらいいか?
 ③教科指導をどうすればいいか?
 ④学級事務を効率よくこなすための心得とは?
 ⑤保護者と良き関係を築いていくには?
 こんなことが問題になります。
 
 とにかく、1年間を何としても乗り切っていくこと。これが必須の課題です。
 1年間を何とか過ごせば、2年目からは余裕が出てくるからです。
 
 この①から⑤までの項目を、1冊の本にまとめています。
 『新卒教師時代を生き抜く心得術60』(明治図書 拙著)
 読んでもらえば、きっと参考になると思います。
 
 また、もっとくわしく「学級づくり」「授業づくり」の本を昨年出しました。
 『新卒教師時代を生き抜く365日の戦略』1年~6年(明治図書)。1年生から6年生まであります。
 
 私は、第1章を書いています。第2章以下は、私が信頼する先生たちによって書かれています。
 担任が決まったら、ぜひその学年の本を読んでほしいです。
 
 本の紹介をしました。私の本関係で申し訳ないです。
 余裕があれば、たくさん読むことです。やっていくことのイメージができあがってきます。
 
 何の本も読まないで、ただ大学での学びだけで教師になろうとする人たちがいます。とんでもないことです。
 残念ながら、大学は現場で必要なことはほとんど教えてくれないと思った方がいいです。
 
 だから、本さえも読まないで現場へ行く人は、何の武器も持たないで素手で戦場へ行く戦士と同じです(たとえて言えば)。
 もはや、「やる気」や教育にかける「情熱」だけで、現場を乗り切れる状況ではありません。

3 何としても1年間を乗り切る 
 滑走寺先生は、現場経験があるので、子供たちの様子が分かりますね。
  大学出たての先生は、教育にかける夢や期待をもって、教師になってきます。
 大切なことです。
 
 でも、大半の初任の先生は、その夢が打ち砕かれます。
 自分が描いていた子供が、目の前にいないのです。
 あれほど自分は子供好きだと思っていたのに、「子供嫌い」になります。
 クラスも思うように動かなくなります。
 ★
 せっかくの夢や期待を打ち砕こうと思っているわけではないですよ。
 これがリアルな現実だからです。
 
 どんな職業にも、きっとこういう現実があるはずです。
  そんなにうまくいくはずはないと、思っていてちょうどいいのです。
 ここからです。
 出発点に立ったのです。
 ほんとうの「現実」を目の前にしたのです。
 
 ここからどのように歩いていけばいいか。 
 それが試されます。
 
 辛い時期だけではないですよ。
 教師としての喜びを得ることが出てきます。
 「ああっ、教師やってて良かったあ!」と思える瞬間がきっと出てきます。
 
 でも、そのためには、教師としてのちゃんとした力量が必要です。 
  とりわけ、学級をきちんと成立させられる力量、授業をちゃんとこなしていける力量の2つが必要。

 そのためには、辛い初任の時期を乗り切っていかねばならないです。
 なんとしても1年間を乗り切ってください。
 そのように願っています。

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つれづれなるままに~あけましておめでとうございます~

●明けましておめでとうございます。

 今年もよろしくお願いします。
 
 1日から穏やかな天候に恵まれ、ゆったりとした正月を迎えている。
 
 2日,3日は、箱根駅伝に一喜一憂。
 私は早大びいきなので、その応援。
 
 往路は、青学をもう一歩まで追い詰めたが、復路は残念。
 やはり、層の厚さの違いになる。
 
 正月3が日は、新年会などで終わってしまった。
 4日から本格的に仕事開始。

●知り合いのY先生からメールで新年の挨拶をもらった。
 昨年定年退職をされている。
 
  ★ ★ ★
 …………
 教育の現場はかなり深刻な状況だと思います。
私が退職した後の学校では、崩壊したクラスが出ました。
私も退職後2度ほど学校に行きましたが、担任が病休に入るほどのひどさでした。
現場には、野中先生のような方の指導やアドバイスが絶対必要です。
どうか体調を崩されぬよう気をつけられて、一人でも多くの教師を助けてください。
 ★ ★ ★
 このように綴られていた。
 地方都市でも、こういう事態が進んでいる。
 ★
 これから教師たちは、いかに「自衛」していくかが問われてくる。
 何を自衛するか。
 それは、「自分」であり、「家庭」である。

 学校の体制のなかで、真面目にがんばっていくと、「自分」がやられる。ぼろぼろに疲弊していく。
 病気になり、鬱病になる。
 まともな「家庭生活」を営めなくなる。

 どうするか。
 
 退却を始めなくてはならない。
 引き下がっていかなくてはならない。
 仕事は「引き算発想」をしなくてはならない。
 もちろん、地域にもよるし、学校事情なども異なるので、一概には言えない。
 ★
 だが、これだけはしっかりとしなければいけないことがある。

 ①クラスをきちんと成立させること。
 ②日頃の授業をしっかりと成立させること。
 ③保護者からの評価、支援を得ること。

 あとはテキトウに、自分の力量の幅で行う。
 しかも、目立たないようにフツウに。

 だが、この3つが今一番危うくなっているのだと、…。
 だがだが、ここはどうしても譲れない教師の「肝」ではないか。
 ここだけはテキトウに、イイカゲンにはできないことである。
 教師として生きられるか生きられないかの問題になる。

●人が幸せを感じるのは、今日という一日が心豊かに過ごせるかどうかではないか。 
  刹那的と思われるかも知れないが、いつもこのことを思う。
 
 そんなに大きな夢を持たなくてもいい。
 そんなにおいしい物を飲んだり、食べたりしなくてもいい。
 そんなに、そんなに……。

 そんなに大きな心配事がなくて、今日という日を安穏に過ごし、それが明日にもつながっていく。
 それで十分ではないか。

 いわゆる「日常」の心豊かさ。
 
 しかし、これは自然に訪れるものではなくて、意図的な志がなければいけないことに、気づいていけるかどうか。

●今年の7月に『日々のクラスが豊かになる「味噌汁・ご飯」授業 算数編』(明治図書)を出版する。
 
 かなり思い切った提案である。

 短時間で教材研究(私たちは授業準備と言っているが)をし、しかも子供たちの基礎・基本の学力はきちんとつけようというもの。

 今、疲弊していく、教師たちを支えていくのは、「日常授業」であると、私たちは思っている。
  日頃の授業が、手応えがあり、子供たちが乗ってくれる授業だと、何よりも教師である自分が救われる。

 手応えがあるというのは、別におもしろく、楽しい授業をしようというのではない。そんな授業を毎日することはできない。
 そうではなく、いつのまにか子供たちが集中してくれる授業。子供たちが「フツウに楽しい」と言ってくれる授業である。

 最後の防御堤は、「日常授業」の手応えだと、私たちは思っている。
 このことが、教師としての「日常」を豊かにすることだと。
 
●1月10日に、北海道北見へ行く。
 私の仕事始めである。
 その講座の準備を始める。
 
 今年もこうして始まる。

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