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滑走寺先生の相談に答えます!

 

以下の相談がブログに載った。

 まだ正式採用ではなくて、非常勤の勤務をされている先生である。
 2つの学年で10時間程度の授業をされている状況である。
 ★ ★ ★
コメント失礼します。
先生の『新卒教師時代を生き抜く3原則』を読み、ここへたどり着きました。
縦と横の関係づくりや、中間の6割を味方につけることなど、とても参考になりました。
相談なのですが、
新卒で今年度の4月から3月31日までの契約で、小学校の非常勤講師をやっており、2学年で週に10時間程度の授業を受け持っております。
今まで、授業や生徒指導がうまくいかず、来年から正規を目指す意力や、そもそもこのまま続けて行く気力もしぼんでしまっている状態です。
4月の勤務のはじめに指導書の場所は教えてもらい、片方の学年の先生の授業は2時間ほど見せていただきましたが、その後2学年とも全くの1人で授業をしています。
誰も授業を見にきたり、指導などはありません。
他の先生の授業を見に行くことなどもするのですが、授業準備などに時間がかかり、他にバイトを2つしており、なかなか見に行く体力がありません。指導がうまくいかなすぎて家に帰るとぐったりしてしまいます。
正規になると事態は好転することはあるでしょうか。
それともこの程度の気持ちなら辞めた方が子供のためでしょうか。
投稿: 滑走寺
  ★ ★ ★
 滑走寺先生、相談確かに読みました。
 
 現在、授業も生徒指導もうまくいかないということ。
 2つのバイトもかねておられるということで、授業準備の時間もなかなか取れないのでしょう。
 
 この仕事は片手間でできる状況は、もうとっくに過ぎています。だから、現在先生がとても意力がなくなっておられるというのは当然なのです。
 
 子供たちとの「関係」の作り方、学級づくりの仕方、授業の進め方、学習規律の作り方、必須の授業技術の身に付け方などがなければ、今教師として(特に学級担任として)過ごしていくことはむずかしいのです。先生は、大学時代にいくらか身に付けてこられたのでしょうが、そんなもので過ごしていくことはできないのです。
 先生は私の『新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則』を読まれたのですね。新卒の2人が、どういうことをやってクラスを作っていくのかを書いています。
 このようなことをきちんと知って、きちんと実践できなければやっていけないのです(知っているだけではだめです。実践ですよ。これができなければうまくいかないのです)。
 
 だから、問題は、それでも「先生をやりたい」という気持ちがあるのかということになるのです。
 
 先生に向いているとかいないとかではありません。
 教員を目指そうとする人たちは、先生に向いているのです。人間嫌いでなければやっていけます。
 
 今は、きっと子供嫌いになっていると思いますが、それはどの初任者でも通過する道で、問題はそこからなのです。
 それでも、「先生やりたい」という気持ちになれますか。
 
 子供と付き合うという仕事は、ある意味では「これほどおもしろい仕事はないよ」という心境になることがあります。
 でも、そうなるためには、先ほどの「土台」がなければいけません。
 
 もし採用試験に上がっておられるなら、もう一度問いかけてください。
 「それでも先生になりたい」のか、と。
 若い人たちは、どこかに自分に向いている仕事があるのだ、それを見つける「自分探しの旅」をしようと発想します。
 そんなものはありません。
 
 自分探しの旅っていったって、自分はここにいるのですから、きっとそんな旅は失敗します。
 その仕事に向いているとかではなくて、向くように自分を組織していくことなんですよ。仕事ってそういうものです。
 
 だから、むずかしい理屈はいらないのです。
 「それでも自分は先生になりたい」という気持ちがあるのかどうか。それですよ。そう決めたなら、自分が「先生」になれるように努力すればいいのです。
 
  もしなりたいのなら、もう一度連絡をください。
 今度は、メールでどんな準備をすればいいか、どんな本を読めばいいのかなどの具体的な連絡をします。
 
 
 

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