つれづれなるままに~松山千春の母校を訪れる~
●9月27日、朝 羽田へ急ぐ。
今日から4泊5日で、北海道へ行く。
3校の学校訪問。
羽田は、上着を着ているのが厳しい。まだまだ暑さが続いている。
帯広空港へ着く。
気温は20℃。さわやかな感じ。
またまた、この帯広空港へ下り立つ。
この帯広は食の宝庫で、何を食べてもおいしいところ。
楽しみである。
★
28日、帯広市立若葉小学校へ行く。
昨年も訪問していて、地域の学力向上事業に指定されている学校である。
学力を高めるにはどうしたらいいかというテーマでがんばっている学校。
早速4時間目に道徳の授業をする。
4年生のクラス。
聞いてみると、昨年3年生で授業をしたクラスだという。
40人のクラス。教室いっぱい。
「みんな、生きていた?」などと言って、笑わせる。
人数がいっぱいのために、予定していた通りに終わらない。
でも、楽しかった。
子供たち一人一人が良く発言できるようになっている。
★
5時間目は、全員の先生の授業を見せてもらう。
それでも16人の先生だから、1人2分程度。
放課後の講座では、昨年との違いと授業の課題を3つ話しをする。
2分程度の参観で何が分かるのか、と言われそうである。
でも、場数を踏んで、観点を決めて集中的にそこを見る訓練ができている。
その先生の授業力は、そこへ表れてくる。
それを見抜けるかどうか。
●29日は、大樹町の大樹小学校を訪問する。
この日、この学校の公開授業研究会。
この学校は、道教委の学校力向上の指定を受けて、5年目になる。
学校力向上の学校の中では、真っ先に「日常授業」の改善のテーマを掲げて取り組んできた学校でもある。
子供たちが素晴らしい。
学習規律がきちんとしていて、育っているなあという思いがわき出てくる。
これ以上に追求するとなると、大変になるだろうなあという感慨が残る。
得てして、「ごちそう授業」の追求になっていく恐れがある。
どんどん「日常授業」から離れていくのである。
大樹小、がんばってほしいという思いを講演に込める。
●30日、朝5時起き。朝から元気が出る。
足寄(あしょろ)小学校へ行く。
ここも地域の学力向上事業に指定されている学校である。
ここは、松山千春の母校。
学校のそばには、実家があり、暮らした家(ロケ用に作られたもの)もあるという。
「旅立ち~足寄より~」というCDを持っている。
♪長い~~~夜を~~~♪と「長い夜」の歌を口ずさみながら出かける。
帯広から1時間。ついに到着。
教頭先生、校長先生がお待ちかねであった。
3,4時間目、先生たちの授業参観。
5分程度の時間で回っていく。
5時間目は、私の「味噌汁・ご飯」授業。
5年生のクラス。
体育館ということ。
参観される先生方が多いのである。
急ぎ体育館に行くと、もう子供たちは席に着いていて拍手で迎えられる。ノリノリのクラス。
実に楽しかった。
自己紹介は、こんなふうに行う。
「野中先生です。」「横浜から来ました。」
「横浜知っている人?」
手が上がる。
「手の挙げ方がうまい人がいるね。でも、70点。手は天井に突き刺さるようにあげること。」
「もう一度挑戦しよう」
手が上がる。
「すばらしい。90点」
「横浜に行ったことがある人?」
2人手が上がる。
………
この調子で、私が話し、そして子供たちに問いかけることを繰り返す。
この話の中に、学習規律を織り込んでいく。
長々と話すことはしない。
修正力があるクラスで、一度フォローを入れるとすぐに修正ができる、みごとなクラスである。
この後、講演を行う。90分。
以下の内容である。
1 なぜ北海道は学力が低いのか?
2 足寄小の先生たちの授業を参観して
3 学力はこうして上げる
4 どんな「日常授業」を作っていくか
5 北海道の先生たちに共通する授業
6 今日の授業から
★
終わってから、教頭先生に、松山千春の実家と暮らした家に連れて行ってもらう。感激、感激。
●10月1日、やっと羽田へ帰ってくる。
4泊5日の旅。
蒸し暑い。
帯広は朝8℃になったので、羽田は大変である。
また、明日は神戸。
それから、山形のGちゃんの結婚式へ行く。
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