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邪馬台国先生へ答えます!

  以下のような相談が舞い込みました。

 
  方々で荒れている学校の様子を聞くにつれて、「日本の教育はこれからどうなるのだろうか?」という思いをさらに深く感じます。
 
 ★ ★ ★
野中先生はじめまして。
ある学校で担任ではなく少人数を担当しているのですが、その一つのクラスが荒れに荒れています。
具体的には、
担任の話を聞かないだけではなく、
担任にクソババア、呼び捨て、「学級崩壊させてやろうか」などの暴言
クラス内でターゲットが変わり続けるいじめ(リーダーがいてその子に逆らえない)
行事の決め事などですぐ揉める、盛り上がるべき部分や応援など全くやらない
時間を守らない
など燦燦たる状況です。
今年から務めているのですが、こんなに荒れている学校は初めてです。

実はこのクラスだけではなく5・6年全体が荒れています。

原因としては、学校全体として諦めてほとんど指導をしない。運動会などでは応援しない子をほっておく、入学式などで在校生(もちろん朝会なども)などが騒いでもほっとく、トラブルがおきても対応が甘く、話もきかず、指導もほとんどせず、何度も同じような事件やトラブルが多発しています。そのため、高学年は上のクラスをはじめ、6年は先生に対して「帰れ」「死ね」などすごい状況です。

ただ、子ども達も人を選んでいるわけで、私はものすごく厳しく(あまりよくないですが、時には怒鳴ることもありましたが・・)指導してきたので、この先生には言っちゃ駄目だって感じではあります。しかし、学校内でただ一人外で遊ぶなど交流ももとうとしているのでただ恐れられていて子どもが黙っているという状態でもありません。

相談は
①問題のクラスに介入しようとするのですが、正直担任は介入してほしくないようです。ですが、端からみていると先生に死ねなど言っている状況やいじめの状況を放置できずに、腹立たしい気持です。ですが、担任じゃない自分が行ったときだけ静かにさせて、またいなくなって騒ぐ状態でも意味ないですし、どのように関わっていけばよいのでしょうか。

②ある授業で子どもに対して厳しい指導をした際に主任教諭がたまたま見ていて、職員室で相当私が怒鳴られました。もちろん厳しい言い方をしないで聞かせることができるならばそれがいいと思いますが、それが出来ていない状況(主任もなんどかんだで自分が怒鳴っている)で言われるのは納得いきません。というより、そういう厳しい指導が駄目な雰囲気さえあります。ですが、明らかにそのせいで荒れているのは明らかです。やはり、そんな学校からは離れるべきでしょうか。来年度希望すれば離れることができる立場では一応あります。
投稿: 邪馬台国
 ★ ★ ★

 結論から言います。
 ②についての回答は、他の学校へ異動するを勧めます。来年度希望すれば離れることができるということですので、それを勧めます。
 
 この学校は、これから落ち着いていく可能性がまったくありません。
 
  先生は、少人数指導という立場ですから、その学校に影響を与える立場ではなく、ますます窮地に陥っていく可能性があります。
 
  こういう学校を変えていくには、鉄則と筋道があります。
 たとえば、次のようなこと。

①森信三先生の提言を実践に移すことです。
 森先生は次のように言われています。
   ★ ★ ★
 時を守り
 場を清め
 礼を正す
 これ現実界における再建の三大原理にして、いかなる時・処にも当てはまるべし。
 ★ ★ ★
 荒れている学校は、必ずダメになっていることがあります。
 
  学校で決められている日課表が守られていなくて、『時間』がいい加減になっています。
 
  学校(教室)が汚くて、汚れています。さまざまな物が片付けられていません。
 
  挨拶言葉や関係言葉がいい加減で、守られていません。
 
  これを立て直していく必要があります。

②まず、何をするか。
 小学校の場合、まず高学年を落ち着かせていかなければ なりません。その学校の中で、すぐれた先生を担任にして 「チーム体制」で立て直していくことです。

③最近徐々に増えてきていますが、小学校も中学年以上は 教科担任制にしていくことです。担任はいますが、その1 人に全てを任せない体制を取っていくという方式です。

④これらを実践していくには、校長のリーダーシップが必要です。校長を中心とする中心メンバー(3名程度)がいて、そこが全体を動かしていくという体制です。

 ★
 ざっと書きましたが、こんな体制が「邪馬台国」先生のところでは取れそうにないでしょう。
 だから、ずっと荒れたままで推移していく可能性があります。学校崩壊状態ですね。
 
  今、その学校で先生だけが「厳しい」指導をされている。子供とも休み時間に遊んだりもされている。だから、子供たちも先生を認めているところがあるのでしょう。
 それしか今のところ方法がないのでしょうから。

 だが、その厳しい指導は、限界があります。
 今ばたばたと崩壊していくベテラン教師たちの教室は、厳しいだけの「縦糸の張りすぎ」の指導です。今までは、学校を背負ってきた教務主任たちの学級が壊れていっています。
 
 また、厳しい指導をしたクラスは何とかなったとしても、その後遺症がひどいのです。次の学年のクラスが荒れます。
そういう例が豊富にあります。
 
 だから、①についての私の回答ですが、「厳しい」スタンスを続けながら(今のところ、それしか方法がないでしょう)、「横糸」(通じ合い)を張り巡らせていくことを数多く取ることでしょう。
 
  その点で、休み時間に子供たちと遊ぶというのはいいですね。
 大変ですが、いつも子供たちのそばにいること。
 
  これを続けてください。
  きっと子供たちは、先生のことが分かってきますから。

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コメント

野中先生こんにちは。
悩んでいるので相談させていただきたいだす(>____<)

投稿: やなぎ | 2016年10月23日 (日) 11時56分

やなぎ先生、久しぶりですね。
 相談いいですよ。
 メールがいいですか。メールは分かりますか。

投稿: 野中信行 | 2016年10月24日 (月) 07時40分

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