やなぎ先生へ答えます!
新潟へ行っていました。
やなぎ先生、返事が遅くなりました。
★ ★ ★
こんばんは。
以前相談させていただいたやなぎです!
僕のような初任者の人のことを
思ってくださっていてありがたく思います。
2学期が始まって1週間は経ちました。
子どもたちも最初の3日日間くらいは
非常に頑張っていたのですが
最近だれてきている姿があります。
テキパキ博士という博士を作っていて
タイマーを使って◯分でできたら
テキパキ博士!といってしています。
1学期のころは帰りの用意など
本当にけたたましいぐらいのすばやさで
できていたのですが
最近は時間内にできる子どもが
減ってきています。
クラスの雰囲気なども関係あるのでしょうが
そのことに困っています(>_<)
何か一助いただけたら幸いです。
投稿: やなぎ | 2016年9月12日 (月)
★ ★ ★
はかせ方式を使い、最初はがんばっていたのがだれてきているという状況なのですね。
考えられる原因は、2つありますね。
①「はかせ」の設け方に問題がある。
②方向性をどのように示しているか。
①について
はかせ方式には、時間を競うというようなものは、最初はやらない方がいいですね。
やなぎ先生のクラスは、多分スピード感がなくなっている。何でもだらだら過ぎていくという状況。そこで、「てきぱき博士」ではやくしようという発想だったのでしょう。
でも、これは時間内に間に合わないという経験を何度かしていけば、「もうだめだ!」ということになりますね。
こういう子供たちには、他のハカセで、「できる」という成功体験をもたせることを何度かやって、それから「これは難しいかも知れないけど、今はできないかもしれないけど、挑戦してみるかな?」という感じで、提出した方がいいです。
彼らには成功体験を積み重ねさせることが大切です。
てきぱき博士がうまくいっていないならば、さっさと引き上げることが大切です。
「これはむずかしいようですね。じゃあ、これはとっておきましょう。」とさっさと引き上げることです。
決め手は、目の前の子供たちの状況です。
こだわることはないのです。
②の方向性です。
このハカセになることによって、どんないいことがあるのかを語らなければいけないですね。
「これができるようになると、ほかのこともすばやくできるようになってきます。楽しみですね。がんばりましょう」と。
そして、盛んにフォローを加え、大げさに喜んであげることが必要です。
できるようになったハカセが増えていけばいいですね。
常時どのくらいのハカセに取り組んだがいいかは、クラスの状況によって違ってくるのでしょうが、私が指導した初任者のクラス(2年生)は、5つぐらいでした。
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