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つれづれなるままに~9月も忙しかった~

  ●9月8日(木)、羽田から女満別空港へ向かう。

 羽田は、暑かったのに女満別に降り立ったら、ひんやり。
 むしろ、寒いという感じ。気温は15℃。
 29℃のところから15℃のところへ来たのである。

 9日(金)に行われる北見市立緑小学校の公開授業研究会に呼ばれている。
 この学校へは平成26年度に一度呼ばれていて、今回は2回目になる。道教委が進めている「学校力向上事業」の推進校で、3年目になる。
 
 緑小が、どのように変わっているのか、わくわくしながら訪問する。
 
 公開授業研は、第1次と第2次に分かれている。
 第1次公開のクラスを見て回るとすると、1クラス3分程度。第2次のクラスは、10分程度。
 
 この時間で、緑小の全体を把握しなければならない。
  何を見るのか、どこを見るのか、が試される。
  ★
 この学校は、「学級づくり」を土台にするという学級経営を前面に出して、そこから始めようとしている。
 まさに、私が提唱していること。
 
 北海道で、このような学校を見るのは初めてである。
 
 だから、クラスの子供たちは落ち着いている。
 学習規律もしっかりしている。

 3年前に比べると、学校の土台がしっかりと整えられたという印象である。
 ★
 90分の講演を終えて、大雨の中、女満別空港へ急ぐ。
 今日中に帰らなければいけないのである。
  夜10時過ぎに自宅へ着く。
 また、蒸し暑い関東へ帰ってくる。
 
●9月10日(土)、「味噌汁・ご飯」授業研究会。
 台風の影響で、帰ってこられなければどうしようと心配したが、まったく影響はなし。

 今回の研究会は、非公開。
 研究会メンバーが、1学期の実践を持ち寄り、今後の方向を決定する会。重要な会である。

 私たちは今算数の「味噌汁・ご飯」授業を作っている。
 これがきちんとした形になるかどうかが問われる。

●9月12日(月)、女房の誕生日。
 娘夫婦と一緒に、レストランで会食。

 このレストランは、隠れ家みたいなところ。お祝いなどにはここを利用する。
 
 最高の料理でもてなしてくれる。

●9月15日(木)、朝早く東京駅へ急ぐ。
 新潟十日町へ行く。
 上越新幹線で越後湯沢まで行き、ほくほく線で十日町まで行く。5時間の旅。

 十日町教育センター主催で行われる「授業力向上研修会」である。
 十日町西小学校の4年生のクラスで、私が授業をして、そして「日常授業の改善」を考える というテーマでの講演になる。
  ★
 体育館での授業。
 参観する先生たちが多いので、教室では無理だということ。

 5分前に体育館へ行く。
 もう先生たちはびっしりと集まっておられる。

 子供たちにとって、こんな多くの先生たちに囲まれて、しかも体育館で授業をするなんて初めての体験だということ。
  ★
 自己紹介で、雰囲気を和らげなければならない。
 最近多用しているのは、「スタニスラフスキーの3つの輪」。
 俵原先生の『全員をひきつける話し方の極意』(明治図書)
「第1の輪とは、一人の状態のことを言います。
 演劇で言えば、舞台に一人で立ってスポットライトに当たっているような状態です。その状態で話すわけですから、独り言を言っているようなシーンになります。つまりは、自分自身に向かって話している感じです。
 第2の輪は、誰か特定の相手を意識している状態です。登場人物が誰かと話をしている形です。自分以外の目の前の人を意識した話し方になります。演劇で言えば、舞台には二人しかいない1対1のシーン、または他に登場人物がいたとしても、話し手の意識は一人にしか向いていないようなシーンになります。
 第3の輪は、みんなに向かって話しかけるという状態です。舞台にいるたくさんの役者に話しかける場合もあれば、たくさんのお客さんに向けて話しかける場合もあります。」
 ★
 普通は、第3の輪を使って、子供たちに話しかけている。
 でも、これだけでは子供たちを惹きつけられない。
 
 そこで、第1と第2の輪を使う。
 第1の輪では、独り言。
 第2の輪では、やんちゃに話しかけて、笑いを起こす。
 授業でも十分に使える。 
 ★
 授業はおもしろかった。
 子供たちも素晴らしかった。
 こんな子供たちと、数日間ずっと授業をして過ごしたいという思いになった。

 こう言うと、素晴らしい授業をしたと思われるだろうが、なんということもない「味噌汁・ご飯」授業である。

 「小刻み授業法」を使っての授業をしているだけである。
 
 その後の講演会で、先生たちに「日常授業」をどのように作り、どのように過ごしていくかを話す。
  ★
 十日町に来るのは、もうこれで4回目になる。
 庭野三省先生からの紹介である。
 校長を経て、十日町の教育委員長をされていた。

 今回も、庭野先生に会えることを楽しみで十日町へ出かけた。

 庭野先生は、参加された先生方にチラシを配布されていた。
「野中先生、ようこそ十日町へ!」と。
  ★ ★ ★
 「野中先生と私(庭野三省・現在教育委員)の出会いは、上記の傍線の本でした。そして『野中信行のブログ教師塾』(学事出版)に、上記のように紹介された。

『学級経営力を高める3・7・30の法則』(学事出版)→野中先生の学級づくり論のエッセンスがまとめられています。

『「味噌汁・ご飯」授業』国語編』(明治図書)→野中先生の授業論のエッセンスがまとめられております。「ごちそう授業」の研究授業から、「日常授業」を採り上げたことに、野中先生の最大の主張、いや功績があります。
 ★ ★ ★
 このように紹介されて、それぞれの本のエッセンスを抜き書きされている。
  ありがたいことである。

 この日、庭野先生は、「太宰治 『斜陽』を読む」という教育委員として講座を持たれていて、それが終わってからの2次会で2人で話し込む。
 楽しい時間。終わりは、11時過ぎていたのではないか。
 
●9月18日、教職ネットマガジンの村岡さんからインタビューのお願いがあり、鶴ヶ峰駅の近くのカフェで話す。
 村岡さんとは、ネットマガジンを立ち上げるときからの知り合いである。

 久しぶりに会って、さまざまな情報を教えてもらう。

 私へのインタビューは、教師生活全般についてである。
 教師になった動機、若い頃はどのような教師生活を送っていたのか、今思い出す失敗談、最後まで教師一筋で行ったわけ、最後まで教師を元気に続けられる条件、若い先生たちへのメッセージなど。

 ネットマガジンで掲載されるということ。

 久しぶりに教師生活を振り返ることができた。  
 
●教育新聞の連載原稿を送る。
 「学級経営の基礎基本~縦糸と横糸のルール」。
 1200字の原稿。
 1つのテーマでしか書けない。
 この夏、愛知県に講演に行ったら、お会いした2人の校長先生から「教育新聞、読んでます。コピーして職員に配布しています」と声かけられた。とてもうれしかった。
 
 静岡県の富士市の校長先生からも、「教育新聞読んでいます」というハガキをいただいた。ありがとうございます。

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コメント

野中先生 ご無沙汰しております。新潟の山田直美です。
十日町での研修会でお会い出来て大変嬉しく思いました。「味噌汁・ご飯」の提案授業、その後の講演会、どちらも充実した時間を過ごすことが出来ました。
十日町に4回もお出でいただきなら、野中先生の提案授業を見るのは、初めてでした。(大体、裏でゴソゴソしておりましたから)
提案授業の記録をとる時、野中先生の指導言は黒、子どもたちの反応は青、そしてフォローを赤で書きました。赤が増えること増えること。話には聞いていましたが、こんなに間断なく、バラエティに富んだフォローがポンポンでることに驚きました。それが、子どもたちのリズムをコントロールしたり、適度な挑戦心を火を付けている様子が分かりました。また、視写、音読を小刻みに行いながらも、空白部を設けて、思考させる場面を設定する変化の付け方に、感動しました。
講演も、日常授業の改善が以下に重要なのかが改めてわかりました。そんな中、私の心に響いたのは、「フォローを入れるようなったら授業がうまくなった感じがした」という野中先生の言葉でした。金曜日、そして本日と授業の際に、「フォロー」を意識していれてみました。こなれませんが、子どもたちの反応は明らかに違います。この夏、50になりましたが、少しでもよい授業ができるように努力してまいります。
現在、研修会で野中先生から学んだことを、職員に還元すべくまとめている所です。自分の持ち場で頑張ってまいります。
お忙しい中、お出でいただき本当にありがとうございました。今度は、ぜひ冬の十日町にもお越しください。
気がつけば、長文になりました。取り急ぎ御礼と感想を述べさせていただきました。

投稿: 山田 直美 | 2016年9月20日 (火) 21時05分

山田先生、コメントわざわざありがとうございます。
うれしい感想をいただき、感謝します。
退職してもう9年目ですが、最近になって授業がおもしろくなっていて、困ったものです。現役の頃、何をやっていたのかとつくづく思うこの頃です。すごい「ごちそう授業」を作ることは簡単なことではないですが、子供たちがふっと集中してくれる授業を作るには、課題はもっともっと手前にあったんだということが、最近分かります。難しく考えすぎていたのですね。山田先生、今度はじっくり話し込みたいですね。
 

投稿: 野中信行 | 2016年9月21日 (水) 10時29分

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