つれづれなるままに~とんでもない暑さであった~
●とんでもない暑さであった。
12日から郷里(九州の佐賀)へ帰った。
毎日37℃、38℃が続くのである。
確実に体温より高い。
外へ出ただけで汗が噴き出る。
どこにも身の置きどころがない感じになる。
退職後九州へ帰るという選択肢もあったが、一番の難題はこの夏の暑さである。
寒さはそんなに嫌いではないが、この暑さはとても耐えられない。
16日に横浜へ帰ってきた。
そのさわやかさにほっとする。
といっても17日の暑さは大変であったが…。九州から暑さを連れてきた心境になった。
早く秋の訪れを待ち望んでいる。
●母の入院はさまざまに心配をかけてしまった。
おかげで回復し、22日には退院できるようになった。
暮らしている施設に戻ることになる。
「ガンバレ!ガンバレ!」と願っていたわけである。
だが、95歳の高齢。
12日、佐賀の入院先で見舞ったが、もう昔の元気さはなかった。
十分に生き長らえたはずである。
覚悟はしておかなくてはならない。
●部屋の中を歩いていて、右足の小指が扉にぶつかった。
その日はさほど痛みもなく、そのまま忘れようとしていた。
ところが、次の日に強い痛みに襲われ、思うように歩けなくなる。
もう完全に骨折を疑わなければいけない。
あわてて整形外科へ駆け込む。
早速レントゲンを撮る。
先生曰く。
「骨折はしていません。ただ、かなり腫れているので治るまでだいぶ時間がかかります。特に、小指は治りにくいのです」
「先生、25日は愛知県にどうしても行かなくてはならないのですが…」
「いいですよ。痛いですけどね」
「…………」
25日は、朝4時起きで愛知県愛西市での講演に向かう。
それまでに何とか靴が履けるようになればいいのだが…。
●この夏、リオオリンピックで明け暮れた。
同じ映像を繰り返し見せられて、うんざりすることもあったが、まあまあこんなものであろう。
競技は、勝者と敗者が分かれる。
勝者は、勝利の喜びだけでなく、敗者への気遣いも必要だ。
また、敗者は、敗因の意味を語らなければいけない。
ここにはアスリートの度量が現れる。
一番印象に残ったのは、敗者の対応というもの。
金メダルに輝く選手は、一様に輝いて見える。
しかし、敗者の選手の対応は、さまざまであった。
内村は「あなたが審判に好かれているからこんな得点が?」というような記者の質問を浴びていた。
内村に敗れて銀メダルをとった選手。「いったん得点が出ればそれは公平な結果。質問は無駄だと思う」と弁護していた。
そのさわやかさ。
50キロ競歩。銅メダルの日本選手に負けた4位のカナダ選手。接触でカナダからのクレームが出て、一時は失格になった。しかし、抗議で覆った。
4位の選手は、「抗議は上の方がやったことで、あんな接触はよくあることで、競技の1つ。私はこれ以上抗議することはしない」と。
実にさわやかな対応。
敗者の対応は、そのアスリートの度量と人間性がにじみ出る。
★
誰でもが、成功ばかりはない。
むしろ、失敗や挫折などが数多い。
大切なのは、その時の対応である。
その場面での敗者がいつまでも敗者を続けることはない。
「この次だよ」と前へ前へと歩いていくことである。
最終的な人生の勝者になればいいのである。
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