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幸運なことであった~童神先生へ再び~

  童神先生から再びコメントがついた。
 大切なことがいくらかあるので、再び書くことにする。

 ★ ★ ★
 野中先生、先日はありがとうございました。まさか記事にてお返事をいただけるとは思ってもみなかったので、とても感激しています。

 年齢的にはそれほど若手ではないのですが、学級担任を受け持つのは今回が初めてになります。それまではヘルパー等で子供達と関わる仕事はしてきたのですが、やはり学級担任はまるで世界が違っているように感じました。
 先生の著書を書店にて、購入させていただきました。『必ずクラスを立て直す教師の回復術!』『新卒教師時代を生き抜く2W仕事術』『新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則』の三冊です。
 今日さらっと目を通しただけで、「自分はこんなことも分からず三か月も担任を続けてきたのか」と、恥ずかしい気持ちになりました。
 不安がないかと言えば、嘘になります。学級づくりに大切なことが何も分からないまま、三ヶ月がすぎてしまった。今から取り返すことができるだろうか……と、どうしても考えてしまうことがあります。
 しかし、今できることをやっていくしかありません。夏休みを前に、少しでも良い方向へ子供達を近づけられるように、打てる手立ては打っていこうと思っています。
 喫緊の課題は、「スピード・テンポ・リズム」です。
 ①授業の初めと終わりの挨拶で、だらっとする子供がいるので待ってしまい、遅れがちになっている。
 ②配布プリントの枚数が多い時に、時間がかかってしまう。

 野中先生の著書に、手立てが載っていましたので、早速次週から取り入れてみます。
 記事中の先生のアドバイス、「フォローを入れる」ということも意識するようにしてはいるのですが、そう簡単ではありませんね。この辺り、やはり力不足だと痛感しました。しかし、めげずに続けていこうと思っています。
 これからも、日々学んでいきます。
 投稿: 童神 | 2016年7月 2日 (土)
 ★ ★ ★
 なんとも快いコメントである。
 
 私の本を買って(1冊は秦安彦先生の本なのだが)、読んでおられる。
 そこで何も知らずに3ヶ月を過ごしてしまったと不安になっておられる。
 
 ほとんどの初任者は、そうなのであるからここは仕方ないことである。
 
 でも、私のブログにぶつかり、そして私の本に巡り会っておられる。
 これは幸運であった(笑)。
 これから童神先生は教師人生が変わる。
 ★
 私が冗談を言っていると思われるだろうが、本気である。
 
 私の本は、ハウツー本である。
 このハウツーを批判する人がいる。
 「大切なのは、教師の信念や志だ!」
 「ハウツーばかりを詰め込んではならない!」と。

 言わんとすることは分かるが、現場教師がどのようにして一人前の教師になっていくかを分かっていない。

 最初は、現場教師はハウツーから入るのである。
 「モノマネ」の時代。
  人や本から学んで、マネをしてマネをして自分の実践を確かなものにしていく。
 誰だってここから入る。
 「学ぶ」というのは、「マネる」なのである。
 ★
 ただ、気をつけておかなくてはならないことがある。
 ハウツーはあくまでも方法にしか過ぎないので、うまくいかないこともある。
 
 方法は、あくまでも方法にしか過ぎない。
 目の前の子供たちに合わないならば、さっさと止めなくてはならない。決め手は目の前の子供。
 方法を過信してはならない。
 このことである。

 だから、童神先生がハウツーという実践の世界がいろいろあるのだと気づかれたことは大きなことであった。
 ★
 童神先生は、初めて担任をされている。
 今まではヘルパーなどの仕事だったらしい。

 担任とヘルパーとは大きな違いがあることに気づかれている。
 こういう仕事をして担任をされる先生たちに共通なことがある。
 最初「仲良し友達」先生になろうとされる。
 甘く、優しく接しようとする。友達みたいに。

 ところが、子供というのは残酷なところがあって、まず最初に「甘いか?」「厳しいか?」で値踏みをする。
 甘いと分かると、勝手な行動を取る。

 予測だが、童神先生もこのパターンに嵌まったのではないだろうか。
 絶対に「仲良し友達」先生なんかになってはいけない。
 それは、担任も困るが、子供たちも困るのである。

 毅然として、子供たちの前では「教師」として振る舞わなければいけない。子供がやってはいけないことをしたら、毅然と叱る。そういうことである。
 ★
 童神先生は、不安があると。
「不安がないかと言えば、嘘になります。学級づくりに大切なことが何も分からないまま、三ヶ月がすぎてしまった。今から取り返すことができるだろうか……と、どうしても考えてしまうことがあります」と。

 結論から言うと、取り返すことはできる。
 まだ、1学期中。
 4月の金の時間を逃しているが、「夏休み明け1週間」という銀の時間がくる。
 ここで勝負することである。

 今までうまく行っていないところをマークして、夏休みの間に十分に検討、吟味して(私の本を読めばいい)、夏休み明け1週間に勝負するのである。
 ここで一気に変える。 
  
  ・朝の会は1時間目に食い込まないで済んでいるか?
 ・終わりの会は、すばやく終わっているか?
 ・給食は、時間内にちゃんと終わっているか?
 ・給食で守るべき3条件は大丈夫だろうか?
 ・掃除は時間内に終わっているか?みんなサボらないで済 ませているか?  など
 ・授業は日課表に従ってきちんと45分で終えているか?
                     などなど

 こんなことを検討するのである。
 ぜひ、がんばってクラスを立て直してほしい。
 童神先生、期待していますよ。
 どうなったか途中経過を聞かせてください。
 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

野中先生、ものすごく?お久しぶりです。
私の勤務校にも、完全な新任(講師経験がない、ということ)が入ってくるようになり、改めて本ブログや著作を読ませていただいている次第です。

童神先生に失礼ながらコメントさせていただきます。
先生の言葉をお借りするなら「『自分はこんなことも分からず、28年間も担任を続けてきたのか』と恥ずかしい気持ちになりました。」・・・こんなことは、しょっちゅうあります。
例えば、「ハカセ方式」「目標達成法」は知りませんでした。使ったことはありません。(今のところ、使わなくても学級が軌道に乗っているので使わなくてすむということはいえますが)
例えば、今日「給食で守るべき3条件」と書いてあったのを読み、何のことだか全然わかりませんでした。
(調べてみれば、すばやい準備・公平な配膳・きちんとした片付けのことのようですね。でも、先生の著書を"愛読"しているものとしては、すぐに言えないのは恥ずかしい限りです・・・)

このように、28年もやっていると、使っている技術と使わなくてもすむ技術が出てきます。あるいは、無意識のうちに行っている技術もあります。
 何を使って何を使わないかは、今までの経験+子どもの実態によって変わってきます。私も、「去年はこれを使ったけど、今年はこれは使っていない」というのはありますよ。

 ですから、数か月しかたっていないのに・・・というのは、私にとってレベルが高すぎる悩みですよ。油断してはいけませんが、日々精進されることです。そうすれば、素晴らしい学級経営ができるようになりますよ。

 蛇足ですが、私の勤務市は毎年新任(+関係者)向けに野中先生の講義があります。それでも、新任時代に苦しんでいる(た)人はいますが、2年目は安定した経営になっています。

 私も日々精進していきますね。

投稿: TOSS末端教師 | 2016年7月 4日 (月) 20時53分

同じ内容に2つめのレスですみません。

>>喫緊の課題は、「スピード・テンポ・リズム」です。
 ①授業の初めと終わりの挨拶で、だらっとする子供がいるので待ってしまい、遅れがちになっている。
 ②配布プリントの枚数が多い時に、時間がかかってしまう。

 野中先生の著書に、手立てが載っていましたので、早速次週から取り入れてみます。>>

の部分について。

私の実践を書きます。
①「礼」ですが、私は着席したままを基本にしています。きちんとしているのかは全然気にしていません。(TOSS・向山型ですと、毎時間の「起立・礼」はしません。ただ、これは他の先生に抵抗が非常に大きく、いくら説明しても無駄だな、と思ったので、「形はするけど超適当に」やることにしました。
②「配布プリント」ですが、(野中実践は給食中だそうですが)我がクラスは教室掃除が早く終わるので(15分のところ、8~9分)、掃除の反省会の後に配っています。他のそうじ(外など)は、終わってもどっていないことはしばしば(しょっちゅう)ですが、班での協力体制ができているので、それはクリアできています。

ということで、野中実践に大ヒントは隠されていますが、児童の実態によって変えていくことが肝要かと思います。
童神先生の学校・子どもが分かりませんので、これが100パーセントあてはまるとは考えていませんが、参考にしていただけると幸いです。

投稿: TOSS末端教師 | 2016年7月 4日 (月) 21時15分

TOSS末端先生、お久しぶりです。いつもコメントありがとうございます。今回も、私の文章をこのように補完していただき、申し訳ありません。ありがとうございました。

投稿: 野中信行 | 2016年7月10日 (日) 16時17分

 野中先生、TOSS末端教師さん、返信ありがとうございました。

 あれから良くなったり悪くなったりの繰り返しです。特に良くないのが、朝会があったりパソコン室等で授業を行う教室移動がある時で、どうしても子供たちが落ち着かず騒然としてしまいがちになってしまいます。

 頭では「フォローを」と思っているつもりでも、あまりに騒々しいとつい怒鳴ってしまうこともよくあります。その度に、なんてひどい実践をしているんだろう……と落ち込んでしまいます。

 原因を自分なりに考えてみますと、やはり野中先生の言われる「仲良し教師」になろうとしてしまっていたと思います。

 クラスのやんちゃな男の子達が、休み時間によく「抱っこして」「おんぶして」と甘えてきて、可愛いのですが、その感覚で授業を受けたり色々な活動をしてしまうので、どうしてもけじめが付けられません。

 今はなるべく、子供達との距離を「離す」ことを意識しているのですが、やはり一度できてしまった関係はそう簡単には変わりません。気づくのが遅かったでしょうか……。

 正直苦しい日々ですが、今日新たに「遊びハカセ」というものを設置しました。子供達同士の喧嘩・トラブルが多いので、「喧嘩せず仲良く遊べたらハカセ一個」と決めました。昼休み時間が終わる頃、口々に楽しかったと言いながら名簿表に丸を付けていく子供達の姿を見て、まだまだ担任の自分が諦めてはいけないな、という決意を新たにしました。

 キーワードは「距離感」だと思います。教師と子供との距離感、子供同士の距離感……ここに焦点を当てた学級経営が必要だと、今は強く感じています。

投稿: 童神 | 2016年7月14日 (木) 21時03分

 童神先生、日々の実践お疲れ様です。TOSS末端教師です。


 野中先生も言われる通り、夏休みでリセットできます。
 ここで立ち直れば、9月以降は「仲良し先生」からは脱却できるでしょう。


 その上で、お困りのことなどについてコメントいたします。
 「教室移動中」なら、「教室移動中、静かに行けたハカセ」を導入するのはいかがでしょうか?ハカセ方式を導入していれば、すんなりできる気がします。(目標達成法でも可)
 【静かに教室移動させるのは、ベテラン教師も苦労しています。かくなる私も、数回に1回は何らかの注意をしてしまっています。
 子どもに意識させるのは、「教室移動も授業中!(仮に休み時間の移動中でも)」ということです。意識させるだけで、90%程度は黙って移動できます。残り10%は、意識の薄い児童(大抵発達障害系)と思って私は対応しています。】


 「遊びハカセ」はとてもすばらしいですね!!!無理なく続けてみるのもいいかなと思います。


 ベテラン教師は、「ハカセ方式」や「目標達成法」を多少なり使っていると思います。私は「名簿つけ」や「教室内に掲示して、数がたまったらお楽しみ会」はしていません。(作るのに手間がかかるのが本音です・・・)
 でも、「○○ができた人、手を挙げて!」ときき、80%程度なら、
「よくがんばった!よろしい!!手が上がらなかった人は次は頑張ろう」と伝えています。
 結構ゆるい「目標達成法」ですが、これだけでも効果はあります。
【前回、「使ったことがない」としていましたが、違っていました。訂正させていただきます】


 私の勤務校は、あと2日(19・20日)で夏休みに入ります。童神先生はいかがでしょうか?
 夏休みは十分リフレッシュして、2学期への戦略をたてて、のぞんでくださいね。
 私も様々な戦略を考え中です。


 体に気を付けて、無理なくやりましょう!!

投稿: TOSS末端教師 | 2016年7月16日 (土) 02時34分

 2つ目のコメントですみません。

 
 「距離感」というのは、その通りだと思います。
 私は【公的な場での距離感】と表現させていただきます。


 公的とは、先生に公的なことを言いに来るとき全てを含みます。
 まずは、言葉遣いから変わってきます。丁寧語になるはずです。くん・さんづけになるはずです。そうすると、自然に距離感ができます。(野中先生の講座・著書の通り)


 簡単に言えば、授業中と休み時間との言葉遣いを替えるということでしょう。(授業中は、朝の会・給食(特に準備片付け)・掃除・帰りの会などを含みます。もちろん、教室移動もです。)


 私は、授業中は「ちゃんづけ」は認めていません。たとえ仲の良い友だち同士でも、くん・さんづけで徹底させています。


【私は、意図的に苗字で呼んでいます。名前を呼ぶのは複数の苗字がある児童です。その子は意図的にフルネームで呼ぶこともあります。
ただ、私のやり方は硬すぎるかもしれません。全て名前(+くん・さん)の先生が多数です。これは、その人その人の感覚的なものです】

ということを含めて、戦略をたててみてくださいね。

投稿: TOSS末端教師 | 2016年7月16日 (土) 02時54分

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