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その人たちにある”共通のこと”

  ずっと初任者指導をしてきて、若い先生たちの相談に乗ってきたことがある。
 その後、その人たちのクラスがうまく行き、今は堂々と一人前の教師として過ごしている人たちである。
 
 その人たちにある”共通すること”がある。
 それはその時に起こった嫌な出来事や失敗を「あれで良かったんだ!」と認めていることである。
 
 逆に、変われない人もいる。
 「あのとき、こうしとけば良かった!」とか「……が許せない」とか、過ぎ去った過去にいつまでもしがみついている。
 気持ちは分かる。
 その経験があまりにも自分にショックを与えたからである。
 
 「過去」の経験に悩まされることは多い。
 調子が悪くなると、過去の嫌な思い出がわき起こってきてそれに悩まされて、気分がさらに悪くなる。
 私も長いこと、そんなことに悩まされた。
 
 「過去」は過ぎ去ってもう存在しないのに、いつまでも過去の記憶につきまとわれる。
 
 でも、でも、まずこの「過去」の出来事を許したり、認めて手放していけなければ、いつまでも前へ進めない。
 記憶にあるだけでもう存在しない「過去」から別れられるかどうか、そして「あれで良かったんだ!」と言えることができるかが大きなポイントだ。
 
 どんなことがあっても、何が起こっても、最後に「あれで良かったんだ!」と思えば、それで良いのである。どんな波瀾のある人生も、最後に”良かった”で締めれば、その人の人生は良かった人生なのである。
 
 今までのことはどうでもいい。
 今までのことはもう終わっている。
 これからのことがあるだけ。
 
 このようになるには、もう少し時間がかかるが、思い決めればきっとなれるのである。
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 人は生きていれば必ずと言っていいほど「困難や試練」が待ち構えている。なんともやっかいな人生でもある。

 必ずショックな出来事や周りや人から問題にされる事態が訪れる。
 そのときにどのような「心構え」でいられるか。
 そこがポイント。

 困難に怖じ気づいてしまう人。
 さらには、「困難なんか来ないでほしい」と願っている人もいる。
 
 でも、困難や試練は来る。
 そのとき、こんな人はだいたいそのことに負けてしまう。

 どんな「心構え」でいるか。
 それが試される。
 
 困難が起こるのは、自分が成長するための試練なのである。
 成長するための「ハードル」であり「階段」なのである。 

  越えなきゃ。
 登っていかなきゃ。

 
 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

「オセロ思考」という言葉を本で読んだことがあります。
確か、大前暁政先生の本だったと思います。

どんな困難や、どんな辛苦に直面しても、最終的に「あれでよかった」と思える心境で在れば、すべての経験は自分にとってプラスになります。前に進む強力な推進力になり、その後の教師人生を支える土台となります。

私は、初任からの3年間は学級を統率できずに苦しみました。たかだか教師になって10年目ですが、あの3年間ほど苦しかった時間は未だかつてありません(これから更なる困難に出会うでしょうが…)。
しかし、野中先生の「学級づくり」の主張に出会い、力がない中でなけなしの力を振り絞って実践に明け暮れ、常に子ども達と向き合った経験は、今の私を支える土台となっています。この土台なしに、今の私の実践は有り得ません。

初任校を異動で去る時、最初の教え子がわざわざ私に会いに来てくれました。クラスで一番やんちゃで、どうしようもなかった子が、です。「あぁ、自分のやってきたことは子ども達に伝わっていたのだ」と確信し、その後の教師としての生き方を、困難に直面した時の自分自身の在り方を身をもって示された感覚に陥りました。

壁にぶつかり、それでも乗り越えた人間にしか分からない世界があると思います。
私は、特に初任の先生方に、そして若手で苦しんでおられる先生方に、自分自身の「在り方」を通してそのことを伝えたいと思っています。

投稿: げんちゃん | 2016年7月 2日 (土) 22時55分

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