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童神先生へもう一言の助言~クラスはみるみる甦る~

  童神先生から以下のようなコメントをもらう。
 ★ ★ ★
野中先生、初めて投稿させていただきます。

 今年初めて、2年生の担任をしている者です。低学年の児童の特性がなかなか掴めず、クラスがだんだんと騒がしくなり「このまま学級崩壊してしまうのでは……」と不安を感じながらも、方法が分からず困っていました。ここ数日は、頭の中が言うことを聞かない子のことばかり考え、子どもをマイナスな目で見てしまう自分に嫌気が差していました。

 そんな時、野中先生のブログを見つけました。先生が紹介されていた「はかせ」システムを早速、昨日試してみたのですが、驚くほど子ども達の様子が変わりました! 静かになっただけでなく、座る姿勢まで良くなりました。また僕自身、誰ができていないか探すのではなく、「できている子を探す」ように視点を180度変えることもできました。

 もちろん、まだまだ足りないところもありますが、やっと焦燥から抜け出せたような気がします。

 これからも、子供の良いところを見つけて伸ばす教師でいられるように、努力していきます。どうしても一言、お礼を言いたかったので書かせていただきました。

投稿: 童神 | 2016年6月25日 (土)
 ★ ★ ★
 うれしいコメントである。
 初任の方であろうか。2年生の担任をされている。
 
 私の提案している「ハカセ」方式を取り始めて焦燥から抜け出ておられる。
  ★
 私は、初任者のクラスが荒れる時には必ず言っている。
「あなたが教師に向いている、向いていないとかではなくて、単に『やり方』がまずいだけです!」と。
 いつも学級が荒れると、初任者は自分が教師に向いていないのだと考えこんでしまうからである。
 
 童神先生は、その「やり方」を変えたのだ。
 今まで言うことを聞かないやんちゃな子供にばかり目を向けていたのを、今度はハカセ方式で「よくできている子供」に目を向けるようになった。それだけ。
 
 もちろん180度の転換である。
 なぜ、今までやんちゃな子供を叱りつけることが効果をあげないのか(叱ってはいいのだが…)。
 なぜ、こんなハカセ方式という子供だましみたいな方法(笑)が効果をあげるのか。
 ★
 繰り返しになるが、もう一度書く。
 低学年の子供たちは、理想主義者だということ。
 複雑ではない。

 担任が示す「理想」(こうしようという目標)になびいていく特性がある。
 そこをハカセ方式はうまくとらえているわけである。

 そこで、童神先生にもう少し助言しておきたい。

 この理想主義者は、「ほめ言葉」にからっきし弱い。
 授業で、あらゆる活動で、フォロー(ほめたり、はげましたり、認めたりすること)を繰り返すだけで、どんどん子供たちは変わっていく。
 彼らの特性がそのようになっているからである。
  これは、中学年、高学年、あるいは中学生にも通用する。

 これからこのフォローをどんどんいれていけばいい。
 ★
 ただ、このフォローはむずかしい。
 なかなか入れている教師にはおめにかからない。
 よほど気にかけていないと抜けてしまう。

 だから、童神先生、これからこのようにしてみてほしい。

 ○何か子供たちに指示をして活動させたときには、必ずその様子を確認する

     こと。そして、必ずフォローをすることを待ち構えていること。
 
 ○うまくできないときには、「おしい!残念だなあ!」と言って、もう一度やらせる。そして、ちょっとでもうまくなったら、「さすが2年1組の子供だ!」とフォローを加えるのである。
 
 ○フォローの言葉を持っていなければいけない。
  私は「SWIM」方式と言って、これぐらいはきちんと日常的に使えるようにしておこうと言っている。 
  
  S……すごい、すばらしい、さすが、その調子
  W……うまい、わかる
  I……いいね
  M……みごとだね
  
 童神先生、ぜひがんばってほしい。
 きっとクラスはみるみる甦ってくるはずである。 

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コメント

野中先生、先日はありがとうございました。まさか記事にてお返事をいただけるとは思ってもみなかったので、とても感激しています。

 年齢的にはそれほど若手ではないのですが、学級担任を受け持つのは今回が初めてになります。それまではヘルパー等で子供達と関わる仕事はしてきたのですが、やはり学級担任はまるで世界が違っているように感じました。

 先生の著書を書店にて、購入させていただきました。『必ずクラスを立て直す教師の回復術!』『新卒教師時代を生き抜く2W仕事術』『新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則』の三冊です。

 今日さらっと目を通しただけで、「自分はこんなことも分からず三か月も担任を続けてきたのか」と、恥ずかしい気持ちになりました。

 不安がないかと言えば、嘘になります。学級づくりに大切なことが何も分からないまま、三ヶ月がすぎてしまった。今から取り返すことができるだろうか……と、どうしても考えてしまうことがあります。

 しかし、今できることをやっていくしかありません。夏休みを前に、少しでも良い方向へ子供達を近づけられるように、打てる手立ては打っていこうと思っています。

 喫緊の課題は、「スピード・テンポ・リズム」です。

①授業の初めと終わりの挨拶で、だらっとする子供がいるので待ってしまい、遅れがちになっている。

②配布プリントの枚数が多い時に、時間がかかってしまう。

 野中先生の著書に、手立てが載っていましたので、早速次週から取り入れてみます。

 記事中の先生のアドバイス、「フォローを入れる」ということも意識するようにしてはいるのですが、そう簡単ではありませんね。この辺り、やはり力不足だと痛感しました。しかし、めげずに続けていこうと思っています。

 これからも、日々学んでいきます。

投稿: 童神 | 2016年7月 2日 (土) 22時37分

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