「日常授業」の改善(4)~学力も上がらなかった~
子供たちの学力も上がらなかった。
これは当たり前。
1,2時間の研究授業を精力的にこなしても、1000時間以上の「日常授業」がお粗末なのだから子供たちの学力があがるはずはない。
それだけではない。
10点、20点、30点を毎回テストで取っている低学力児は、そのままに放置されている。
昔なら「落ちこぼれ」「落ちこぼし」として問題になさ、教師は何とかしようとがんばったものである。
今は、ほとんど放置されている。
忙しいのである。
とてもそんな低学力児のめんどうまで見る余裕はない。
「ぶっつけ本番授業」をやっていて、低学力児が50点、60点、70点を取れるようになるはずはない。
★
福山憲市先生も、私も、今最も学校現場の授業研究で最も必要なのは「日常授業」の改善なのだと考えている意味が分かってもらえただろうか。
私は、早くここに学校現場は気づかなければ、大変なことになると考えている。
このままでは、公教育の意味がまったくなくなっていく。
(完)
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