メンターチームが頑張っていて~Y小学校へ行く~
横浜市のY小学校へ行く。
野口塾で知り合いになったD校長先生の学校に呼んでもらったわけである。
当校は児童数724名 一般級21 個別3クラスの学校であり、大規模校に入っていく学校でもある。
横浜は、16000人程度の先生がいる。
その中で10年以内の先生方が56%、3年以内の先生方が34%ということになっていて、40代がとても少ない。
この学校も、40代が少なく20代30代が中心の学校。
最初先生方に挨拶をさせてもらったが、若い先生方ばかり。
若手メンバーで「メンターチーム」を作り、月例の研修日を中心にメンターチーム研修を行っておられるという。
メンバーは10名。初任から経験5~6年程度までの教員がメンバー。
このメンターチームは、横浜市から優秀なチームとして表彰もされている。その賞状も見せてもらう。
そのメンバーを中心に話をさせてもらう。
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こういう講座へ行くことが多いので、若手の先生方のレベルはすぐに分かってしまう。
話の聞き方に表れる。
すばらしい。
若手がよくまとまっている様子が分かる。
また、学校の運営方針としてチーム指導体制をとっておられて、1・2年は横割り授業、3年交換授業、4年生以上は学年内での教科担任制を取り入れているということ。
児童指導や保護者対応など様々な問題を担任1人で背負うことなく、横浜市で導入されている児童支援専任教諭を軸にして「チーム」で取り組むことで若手の経験不足を組織として補うようにしているという校長の方針。
なるほど、なるほど。
若手が多くなれば、このような方針をとる必要がよく分かる。
この学校は、職員のチームワークと若手の頑張りもあり、ここ5年間学級崩壊や大きな学級の荒れは起きていないということである。
みごとに校長の方針が効果を上げているのである。
★
あと10年経てば、日本の学校組織は若手の先生だらけになる。
その先駆的な仕事を、この学校はされているのだと感心してしまった。
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