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著者インタビューから

   新学期最初の1か月で、1年間の学級経営の80%が決まる!

  元横浜市立小学校教諭野中 信行

 今回は野中信行先生に、新刊『新卒教師時代を生き抜く365日の戦略 担任ビギナーズの学級づくり・授業づくり』(小学1~6年)について伺いました。

野中 信行のなか のぶゆき
元横浜市立小学校教諭。初任者指導アドバイザー。『新卒教師時代を生き抜く心得術60』(明治図書)など新卒シリーズで問題提起をする。著者多数。


―『新卒教師時代を生き抜く』シリーズの本書では、初めて学年別に分冊し、野中先生の学級経営の理論とそれを基にした各学年の学級担任の1年間の仕事について、詳しく紹介されています。学年によって、学級づくりや指導法などに違いはあるのでしょうか。

 これら各学年の本は、初めて学級を担任する先生をイメージして作りました。だから、この本を実践してもらえば、基本となる「学級づくり」はきちんとできるのです。第1章は私が書き、第2章からは私の学級経営をよく理解し、第一線で実践している先生たちが書いています。各学年とも基本になる「原理・原則」は変わりません。ただ、学年によって当然、指導法は変わってきます。目の前の子供たちが違っているからです。それは読み比べて見られるとよく分かるはずです。

―本書を手にしてくださる方の中には、初めて学級担任をする先生も大勢いらっしゃると思います。4月までの準備として、これだけは押さえておきたいというポイントがあれば、教えてください。

 初めて学級担任をする先生が、必ずと言っていいほどつまずくことがあります。それをきちんとこの本の中で指摘しています。そして、その手立てを詳しく書いています。
 1つのつまずきは、「仲良し友達先生」になろうとすること。ほとんどの新卒先生が、ここでつまずきます。「教師であること」の態度づくりが間違っているのです。だから、4月までの準備として必要なことは、子供たちの前で「教師」として振る舞えるイメージ、心構えをもつということです。

―本書では、新学期の最初の1か月に焦点を当て、初日や最初の1週間のスケジュール、授業開きアイデアなどを紹介していますが、新学期の最初の1か月に、特に気を付けるべきことは何でしょうか。

 1か月が勝負です。必死になってください。ここで1年の80%が決まります。学級を「安心・安全で居心地がよいところ」にしなければいけません。「教師」としてのリーダーシップを発揮して、縦糸・横糸をバランスよく張ることです。ここに今までの人生の全てを賭けるぐらいの気持ちで突入してください。

―本書の中で、新卒教師の最大の課題が「保護者との信頼関係」であると述べられていますが、保護者との信頼関係を築くためには、どのような対応が求められるのでしょうか。

 この本の中にも紹介していますが、保護者が新卒教師に抱く「不安・心配」があります。それにきちんと応えていければ、保護者との信頼関係はうまくいくのです。それは、「教師」として子供たちにきちんと対応してくれるのかということ、そして、「我が子」に対してちゃんと対応してくれるのかということ。それに尽きます。

―最後に、読者の先生方に向けてメッセージをお願いいたします。

 今回の本は、対象は新卒教師向けに書いています。しかし、私たちは、実は多くの先生たちへ向けても書いているのです。
 今のこの困難な現場で、呆然と立ち尽くしている先生たちに「まだまだやっていく道筋はありますよ」というメッセージを送っています。今の自分の実践と見比べていただきたい。そんな願いを込めています。だから、ぜひとも新しい学年担任が決まったら、自分の学年の本を読んでいただきたいのです。

 

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