あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
●暮れにテレビで3人のプロ野球選手についての放映を見た。
3人とも戦力外通告を受けた選手。
まだ20代。
これから結婚しようという選手。子供が生まれたばかりの選手。これから子供が生まれようとしている選手。
もがいている状況を放映していた。
野球はプロになれるのが、野球関係者7万人に1人ということらしい。
それだけ厳しい状況をくぐり抜けた3人でもあるのだ。
それだけの選手でも、こういうことになる。
華やかに活躍している選手の陰で、実はこうして厳しい試練を経ている選手達が多くいるのである。
★
3人の選手達を見ながら、この人たちに、自分が掲げる目標を達成できる方法を教えてあげたいなとつくづく思ったものである(笑)。
かなりえらそうに書いている。
「おまえは目標達成の方法を知っているのか?」
「実際におまえは目標を達成できているのか?」
と問われそうである。
もちろん、目標達成の方法論は知っている。
目標達成も、まあまあである。
2015年に掲げた6つの目標も、3つは達成。あとの3つは途中経過ということ。
★
7万人に1人という栄誉を得た、3人の戦力外通告の選手は、きっとプロになったというだけで、何か大きな目標を達成できた気持ちになったのではないか。
そこからがスタートなのに。
そして、そのあとに今度は更に大きな目標が待っていることをどれほど意識したのであろうか。
その大きな目標を達成できる方法論をどれだけ持っていたのかということになる。
その方法論は野球だけをやっているだけでは身につかないかもしれない。(それについては良く分からない)
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イチローが高校時代の3年間のことを振り返って、1つだけ自慢できることを語っていたことがある。
365日3年間、毎日寝る前に10分間だけ素振りをしたこと。
一日も3年間欠かしたことがないのである。
どんなに野球が好きでも、多分このことができる選手はめったにいないはず。しかも、高校生なのである。
でも、これができるイチローだからこそ、大リーガーで今も活躍できる選手を続けていられる。3000本安打ももうすぐ。
目標達成の方法を、すでに知っていたことになる。
★
マンダラートの開発者である今泉浩晃さんが、フェイスブックで「この世を動かしている原理原則は『回転と繰り返し』である」と紹介されている。
私は、「人生の本質は繰り返しである」と書いてきた。(『必ずクラスを立て直す教師の回復術!』)
ぴったりと重なって驚いた。
1年は、春、夏、秋、冬と回転している。
1日は、朝、昼、晩と回転している。
そして、そのもとにものごとは、「繰り返し」ている。
だから、「良い繰り返し」をどれだけ意図的、意識的、継続的に行えるかどうか。また、その繰り返しを続けていく「強い志」があるかどうかで、すべてのものごとは良い方向に回り出す。
★
失敗も、挫折も、つまずきも、自分なりの目標達成の途中経過なのである。
そこで立ち止まってしまうから、それで終わってしまう。
もちろん、その時点で、その目標の検討はなされなければいけない。目標を変えなければいけないかもしれない。しかし、それは人生の途中経過。何ら問題はない。
私は来年70歳を迎えるが、このようにして生きてきたのである。
失敗だらけ。挫折だらけ。つまずきだらけ。
ただ思っていたのは、先へ歩んでいくこと。ただこれだけである。
2016年の目標を立てる。
今年も、こうして出発していきたい。
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