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なぜ多くの教師たちは授業がうまくならないのか?(4)

 なぜ多くの教師たちは授業がうまくならないのか?(4)

 授業を見ていく5つの視点をあげた。
 
  ① 全員参加の授業ができる。
 ② 指導言(発問・指示・説明)の区別が明確である。
 ③ 全体に視線が向けられている。
 ④ 子供たちを引き込んで、集中させられる。
 ⑤ 学習規律がきちんとしていて、とくにノート指導が
      しっかりなされている。

 しかし、誤解してはならないのは、これは「授業のねらい」ではないということである。
 本来は授業というのは、本時に掲げたねらいが達成できたかどうかによって判断されるものである。
 

  どんなに積極的に多くの子供たちが発言しても、どんなに活発に子供たちが活動しても、本時のねらいが達成できていなかったら、その授業は良くない。これは当たり前のことである。
 
 ここにあげている視点は、あくまでも「日常授業」を支えていく基本的技量が集中的に表れてくるところである。

 技量がある教師達は、必ずこの視点はクリアしている。
 私がこの4年間に得た経験である。
 ★
 ここまで書いてきて、「ないものねだり」をしているような感覚に陥る。
 
 この5つの視点を多くの教師はどこで知り、どのような手段で身につけていくのだろうかと、考えたわけである。
 毎日5,6時間の授業をただ繰り返しているだけでは、永遠に身につかないからである。
 ★
 「いや、うちの学校は重点研の研究授業で先生たちの授業技量をあげるようにしています!」と言われる学校がある。
  確かに、学校で教師が意図的に授業技量を上げる場はここしかない。
 

  本来は、研究授業はそのような趣旨で始まったはずである。

 だが、現実はほとんどそうなっていない。
 教師たちは、日頃やらない特別な授業を作って研究授業に臨む。
 
 だから、「日常授業」ではやっていない特別な授業をお互いに見せ合って、検討し合っているわけである。
 
 終わったら、「ああっ、終わった!」いう感覚。
 1年間のすべてが終わったような感覚になる。
 
 そして、明日からまた研究授業とは違う、いつもの「日常授業」が始まる。
 研究授業は特別、日常授業はまた別のもの。
 これを何十年と続けている。
 ★
 なぜ多くの教師の授業がうまくならないのか。
 その1つの答えが、学校には授業技量が向上する方法論がないのである。
 

  だから、多くの教師は、ほとんど授業がうまくなることはなかった。
 結局、今までの「授業研究」からは教師の授業技量は上がらなかったということが分かるのである。
 
 
 

 
 

 

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