つれづれなるままに~初任者指導教員の講座を引き受けて~
●北海道から帰ってきてから、左目が赤く充血。今回はひどいので急ぎ目医者 に行く。「疲れからの充血です」と。
3つの目薬をもらう。
そうこうしているうちに、今度は右足の親指のつけねに違和感が走る。痛風の兆候か!しばらく様子見である。
北海道の疲れが、さまざまに表れている。
もう、こういう日程は組めないなあとしみじみと思う。
●ずっと気になっていた日本教育新聞の原稿をやっと書き上げる。
2016年の新年号特集で学校図書館を応援するものだという。
「学校図書館へ寄せる思い」というテーマ。
何を書くか、なかなか取りかかれない。
締め切り間近。
とにかく1200字。
●『新卒教師時代を生き抜く心得術60』(明治図書)はおかげさまで18版になっている。
初版が2007年3月だから、もう8年経つ。
60の項目の中で、今の主張と合わないところがいくつかある。 そこでここらで書き直すことにした。
それも締め切りが迫っている。
がんばらなければ……。
●明治図書から校正原稿が4つ 送られてくる。
新卒教師時代シリーズの各学年版である。私とそれぞれの著者が書いている。
4つの原稿とも、なかなかまとまっている。
これで初任者に1つの大きな方向を示せるのではないか、「いいぞ!」という気持ちになる。
いやいや、このシリーズ本は、初任者だけではなく、多くの中堅やベテランにも参考になるものではないのか。
そんな思いにもなる。
来年の2月に発刊。
●千葉県のある市から講座依頼。
初任者指導教員の講座である。4月6日であるから、それこそ最初の講座になる。
初任者指導の講座は、8つぐらい持っているのであるが、指導教員の講座は初めて。引き受ける。
というのは、この指導教員に今大きな問題があるからである。
指導教員と初任者に、今大きな溝がある。
指導教員が指導することが、今の初任者に合わないことが多々ある。
指導教員は良かれと思って指導しているが、ずれていることがある。
指導教員が初任者になった頃と、現在では大きな違いがある。
そのことを踏まえないで、自分の頃のことを想定して指導しようとする。うまくいかない。
もはや都市圏で大学出たての初任者がクラスを受け持つなんて、無理になっていると、私は認識している。
初任者の力量では、とてもクラスにいるやんちゃや保護者に対応できないからである。もうそこまで来ている。
だが、現実はそうはいかない。だから、さまざまなクラスで学級崩壊が起こるのである。
★
かつてある校長さんが退職されて、初任者指導をされた。校長としては名高い人だったらしい。
4人の初任者を担当された。
結果的に、3人のクラスが学級崩壊状態になった。あとの1人も4,5月は厳しかった。
どうしてこういうことになるのか。
その校長さん、始業式の次の日から「明日から1時間ごとの指導案を書いてきなさい」と指導したのである。
A4一枚でも、初任者にとっては1時間以上の時間がかかる。
自分でもきっとやったことがないことを、こうして初任者に指導する傲慢さ。
ただでさえ、学級づくりに専念しなければいけない時に、これである。
しかし、校長さんは、善意での指導。
授業さえうまくこなしていけば、クラスはうまく行くと思っての指導なのだ。
ここが自分の頃とずれる。分かっていない。
はっきり言えば、最初に授業の指導なんてしてはだめだ。学級づくりに専念させること。授業は精一杯できることをやらせればいい。授業について指導しても、すぐにはうまくいかないのだから。
ところが、指導教員は、ああのこうのと授業の問題点を指摘する。初任者はすぐにできない。
そこで指導教員と初任者の間に溝ができてくるのである。
●北海道函館市立八幡小学校の校長先生から新聞の切り抜きを送ってもらった。
先日の同校での公開授業研究会のことが、函館新聞と北海道通信に掲載された。私の授業の様子が大きく掲載されていた。
その新聞を送ってもらったのである。ありがたいものである。
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