なぜ多くの教師は授業がうまくならないのか?(1)
なぜ多くの教師たちは、毎日5,6時間の授業をやりながら、「授業力」が向上しないのか。
不思議に思ったことはないだろうか。
他の仕事関係の人から考えたら、とても考えられないことである。
もちろん、反論はある。
「私は年々授業はうまくなっているんです!」と。
でも、そう言える先生はまれであろう。
★
初任者研修で、初任者に「あなたたちは毎日授業を続けていればそのうちに授業がうまくなっていくと思っていませんか?」と問いかけることをよくした。8割方の初任者は、頷く。
そのように思っているのである。
授業の経験を積み重ねれば授業はうまくなっていく。
常識的に考えれば、誰だってそう思うはずである。
「幻想です!」と答える。
そんなことはありえない。現実がそうなっている。
毎日5,6時間授業を積み重ねている中堅、ベテランのほとんどがうまくなっていない。
私は、ここ数年間に700人近くの先生たちの授業を見てきたが、断定的にそう言い切ることができる。
どうしてなのか?
そのことについて考えていきたい。(続く)
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