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学力をどう向上させるか(6)

   目標と評価の一体化を図ること。

 例えば、算数の2年「数のあらわし方としくみ」という単元がある。(東書)
 この「目標」は、「3位数の読み方や表し方を理解する」となっている。
 

   この「評価基準」は、次の通り。
 技能…3位数を書いたり読んだりすることができる。
 知識…3位数の読み方や表し方を理解する。

 要するに、「目標」と「評価」は一致しているわけである。
 ★
 ところが、そのようになっていない。
 小学校の場合、授業のあとになされる単元テスト(業者テスト)の内容が、授業と合っていない場合が往々にしてある。

 普通、ほとんどの先生は、授業をしてから最後に単元のテストを行う。(学期末に行うなどは論外)
 テストを配付してから、先生も初めて問題を見る。
 

  そうすると、くわしく教えていない問題や、学習していない問題が出てくる。
 子供たちは「先生、この問題教えてもらっていません!」と叫ぶ。
 「基本的なことは教えたはずだから解けるはずです!」と答えることになる。
 

  もちろん、テストの成績は悪くなる。

 「評価」としてのテスト問題と「目標」に基づいた授業が一致していないのである。
 こんなことをやっていたら「目標」と「評価」の一体化など実現できない。
 ★
 では、どうするか。
 単元テストの内容を、きちんと単元を教える前にチェックしなければならない。これは必須のことになる。
 

   こんなことを言うと、「テストの問題を先に見て授業するなんて、それは姑息なことではないですか?」と思われることがあった。
 
 これはまったくの誤解である。
  「評価」する内容を事前にチェックして、それを授業できちんと教えていくというのは、当然のことなのである。
 考え違いをしてはならない。
 ★
 ある校長先生に言われたことがある。
 「野中先生が言われるのは分かりますが、以前ある教師がテスト問題の答えまでも全部授業で教えていてテストをしているということがあったのです」
 
 要するに、テストでいい点数を取らせるために問題の答えまで授業で教えていたというのである。
 これこそが姑息なことである。
 

  こんなことをして、子供たちにはほんとうの学力は身につかない。
 ★
 どんな授業をしていけばいいのか。
 こんな手順になる。(算数の場合)

 ①単元の「目標」を確認する。
 

  ②1時間ごとの「目標」をチェックする。
 

  ③単元テストを検討し、1時間ごとのどこで取り上げてあるかを  確認する。「テストの1番の問題は、授業の1時間目で扱う。  これは練習問題が解けていればいい…。7番の問題は、6時間  目の授業で扱うが練習問題ができているだけではこなせない。  間違いやすい問題なので、類似問題を最後の練習問題でいくら  か練習する必要がある。」
 

  ④1時間ごとに授業をし、練習問題などで出来映えを「評価」する。
 

  ⑤単元が終了したら、テストをする。
 

  ⑥テストの丸付けをし、その出来映えを「評価」する。
 ★
 大切なことは、常に子供たちの「出来映え」をチェックする力をつけることである。
 そして、言うまでもないが、こういうことを毎時間行うことなのである。
 

 

 


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