つれづれなるままに~『戦後入門』に心震える~
●21日、東京N区学級経営研究会に呼ばれて行く。
東京は、各区にこうして教科研究部会とともに学級経営研究会がある。横浜ではなかった。
先生たちに「今までは、学級づくり、学級経営は、教科のそばに追いやられてきましたが、今ではメジャーなものになっています。これなくして学級が成立しなくなっています。ぜひ先生方がんばってください」とアピールする。
90分。なぜ、今「学級づくり」が必要なのかを話す。
熱心に聞いてもらえる。
●24日、「味噌汁・ご飯」授業研究会を行う。
今までは非公開だったのが、初めて公開の研究会にする。
初めてきた方に新しい風をもたらしてもらい、研究会が活気づく。ありがたい。
算数の「味噌汁・ご飯」授業を作る研究をしている。
教科書を教えていくという、きわめて普通の取り組みである。
私たちは、クラスにいる数人の学習遅進児(学習についてこられない子供たち)を何とかしていきたいという願いがある。そういう授業法を作り上げたいという願い。
そして、私たちのメンバーは、算数の単元テストは平均90点以上をあげたいという願いもある。
そのためには、今までの「授業法」ではだめだと考えている。
次回は、来年の1月23日(土)に開催する。
●加藤典洋著の『戦後入門』(ちくま新書)を読んでいる。
加藤は、私と同世代。団塊の世代である。
彼の書は、必ず読む。
加藤の今回の書は、おそらく今年第一位にあげられるものになるであろう。
読みにくい。だが、この程度の読みにくさを読み込めないなら、難しい本は読めない。
夜に読むと、寝付きが悪くなる。
日本に原爆投下を決定していく米国の大統領の項を読み進んでいくとき、心が震えた。
私の伯父、伯母は長崎原爆病院で亡くなった。原爆による白血病である。
とても他人事として読むことができなかった。
まだ、全部を読めないでいる。
ゆっくり読み進む。
今の日本が、どうなっているのか、この書ははっきりと伝えている。
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