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2015年10月

大曲小学校の公開研究会近づく!

   北広島市立大曲小学校の学校力向上研修発表会が近づいてきた。
 学年、学級ごとに全員の授業が公開される。
 私たち「味噌汁・ご飯」授業研究会のメンバーも5人参加する。
 3人は、当日の助言者として参加することが決まっている。
「日常授業」の改善というテーマがどのように具体化されているかを目にすることができる。

 大曲小学校 公開研修会

日   時 : 平成27年11月20日(金) 
                  13:30 ~ 16:20
場   所 : 北広島市立大曲小学校
(北海道北広島市大曲柏葉2丁目14番地6 研修内容 : 授業公開 ⇒ 全体会 ⇒ 分科会)
   <キーワード> 「ごちそう」授業から「味噌汁・ご飯」授業へ!
       ①最低学力保障の取組と日常授業の改善
       ②全員参加の校内研修

 参加される方は、以下を開いていただいて、くわしい内容を確認して下さい。

https://www.ptcnet.jp/oomas/DATA/BBS/kennkyu/epa5002015091446002710/epa5002015091446002710.htm

大曲小のホームページがもう少しで変更になります。新しいページでの

申し込みは以下からお願いします。

http://www.city.kitahiroshima.hokkaido.jp/oomagaris/detail/00122672.html

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つれづれなるままに~『戦後入門』に心震える~

●21日、東京N区学級経営研究会に呼ばれて行く。
 東京は、各区にこうして教科研究部会とともに学級経営研究会がある。横浜ではなかった。
 

  先生たちに「今までは、学級づくり、学級経営は、教科のそばに追いやられてきましたが、今ではメジャーなものになっています。これなくして学級が成立しなくなっています。ぜひ先生方がんばってください」とアピールする。
 

  90分。なぜ、今「学級づくり」が必要なのかを話す。
 熱心に聞いてもらえる。

●24日、「味噌汁・ご飯」授業研究会を行う。
 今までは非公開だったのが、初めて公開の研究会にする。
 

  初めてきた方に新しい風をもたらしてもらい、研究会が活気づく。ありがたい。
 
 算数の「味噌汁・ご飯」授業を作る研究をしている。
 教科書を教えていくという、きわめて普通の取り組みである。
 
 私たちは、クラスにいる数人の学習遅進児(学習についてこられない子供たち)を何とかしていきたいという願いがある。そういう授業法を作り上げたいという願い。
 
 そして、私たちのメンバーは、算数の単元テストは平均90点以上をあげたいという願いもある。 
 そのためには、今までの「授業法」ではだめだと考えている。
 
 次回は、来年の1月23日(土)に開催する。
 
●加藤典洋著の『戦後入門』(ちくま新書)を読んでいる。
 加藤は、私と同世代。団塊の世代である。
 
 彼の書は、必ず読む。
 加藤の今回の書は、おそらく今年第一位にあげられるものになるであろう。
 
 読みにくい。だが、この程度の読みにくさを読み込めないなら、難しい本は読めない。
 夜に読むと、寝付きが悪くなる。
 
 日本に原爆投下を決定していく米国の大統領の項を読み進んでいくとき、心が震えた。
 私の伯父、伯母は長崎原爆病院で亡くなった。原爆による白血病である。
 とても他人事として読むことができなかった。
 
 まだ、全部を読めないでいる。
 ゆっくり読み進む。

 今の日本が、どうなっているのか、この書ははっきりと伝えている。

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学力をどう向上させていくか(9)

  学力をどう向上させていくか(9)

 この学力向上の項もいよいよ最後になった。
 最後にどうしても書いておきたいことをメモしておこう。
 これも、西川純先生の『学力向上テクニック入門』(明治図書)から学んだことである。
 ★
 私たちは全国学力テストなどで「どうしてこの子がこんな問題を解けないのか?教科書では教えていることだし、その時にはきちんとできていたはずなのに!」という経験をしたことがないであろうか。
 私はしばしばある。
 
 学力テストの問題はそんなにむずかしい問題でもないのに、通過率が極端に低くなる問題がある。
 私の認識では、出題者がわざと問題をひねって「引っかけ問題」にしている、そこに子供たちはひっかかる、平均点を下げるために作られている問題だと思っていた。
 
 その時の私の認識は次のようなこと。
「基礎・基本の学習理解ができていれば、その学習理解でさらに発展した応用問題も対応できる」と。

  こういう認識が間違いであることを、西川先生から教えられる。
 今、認知心理学の研究成果は「一般的な知識や能力というのはなくて、我々の能力の大部分は、それぞれの状況や場所などにものすごく依存する」ということ。
 

  認知心理学では、このことを「文脈依存性」「領域固有性」と言っている。
 つまり、教科書で学んだことが、学力テストでの同じような問題に適用するかというと、そうはいかない。
 

  「問題の作成の仕方」や「解答の仕方」に左右されるというのである。
 子供たちは、同じような問題も、ちょっと問題が違ったり、解答の仕方が違ったりしただけで、まったく違う問題として受け取ってしまうのである。
 ★
 たとえば、26年度の小六の国語の問題で、接続語を使って1文を2文に分けて書くという問題が出た。(ある都道府県では、正答率23.6%というからもっとも正答率が低かったことになる)
 

<問題>
  「新しく委員になった五年生は、放送機器の使い方が分から
 なくて不安そうにしていたので、ぼくは、これまでの経験を
 生かして、いろいろなことを教えてあげたいと思った。」

  このように直せばいい。
 「新しく委員になった五年生は、放送機器の使い方が分からな
 くて不安そうにしていた。だから、ぼくは、これまでの経験
 を生かして、……」

 <解答>は、接続詞の前後の7文字を書き抜くという問題。 
  □□□□□□□。だから、□□□□□□□~
   
  たいしてむずかしい問題ではない。
 だが、こんな問題を授業では扱わない。このような7文字で書き抜くという答え方をしたこともない。

  子供たちにとっては、まったく新しく、今まで勉強したこともない問題になっているのである。
 ★ 
 また、私たちの「味噌汁・ご飯」授業研究会のメンバーの一人が、このような経験をした。4年生少人数指導で、3つのグループに分かれて、下位のグループの指導をしている時である。
 

次のような問題。間違いやすい問題であるので、丁寧に指導をしたという。
 

「4クラス全員で遠足に行きます。1クラスの人数はどのクラスも36名です。全員がバス3台に分かれて乗ると、1台に何人ずつ乗ることになりますか。」

 しかし、単元テストで、次のような問題が出た。

「クッキーが入った箱が6つあります。1箱に、クッキーは30個入っています。全てのクッキーを9つの皿に分けます。1皿にはクッキーが何個ずつになりますか。」

 子供たちがクッキーに変わっているだけで、問題の種類や答え方もまったく変わらない。しかし、間違った子供は、13名中7名。
ほぼ半数が対応できなかったという。
 数と文言がかわっただけでこうなるのである。
  ★
 認知心理学では、同じような問題でも、状況や場所の違いによってまったく違う問題になってしまうという。
 では、どうしたらいいのか。
 

  さまざまな問題に当たらせ、慣れさせていく以外にないわけである。
 全国学力テストなどを、学習塾に通っている子供たちがよくできるというのは、結局塾でさまざまな問題に慣れているからなのである。
 

  また、学力テストの上位県は、こんなことは当たり前のこととして対応しているはずである。
  今までの私たちの考えを改めていかなければいけないと痛感する。

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学力をどう向上させていくか(8)

   学力をどう向上させていくか(8)
 
 これまで書いてきた中で、「野中先生は点数にこだわりすぎるのではないか!」と思われた方があると思っている。
 その思いはよく分かる。
 

  私も若い頃点数化することに反対だったからである。
 テストに点数をつけないで子供たちに渡し、間違いに気づかせることにエネルギーを注いだことがあった。
 

  それでどうなったか。
 子供たちの学力は向上したのか。
 

  まったくそんなことはなかった。
 かえって子供たちの意欲をなくしてしまった。苦い経験である。
  ★
 反対に点数の威力を経験したことはかなりある。
  漢字がまったく読めない、書けない子供。ひらがなも拾い読み。
 

  そんな子が国語のテストで100点。5年生の子供。
 もちろん、テストの時は私の教卓のそばに机を持ってこさせて、読めない問題は教えてあげる(答えは絶対教えない)ということにしていた。
 
 つい最近も、私の知り合いの校長の学校でのこと。
 「あるクラスでは3年まで0点ばかりを算数でとっていた子が
70点をとれるようになり、保護者が大変喜んでいました。
保護者から出た言葉は、『やっと、普通の子になりました』というものでした。」と。
 
 点数の威力は大きいのである。

 今度コラボする福山憲市先生は、5年生の「割合」の授業(専科の算数授業)で、単元テストは99点以上取らせられていた(140人以上の子供たち)。130人以上は満点なのである。
 

  小学校の算数で「割合」が最も難しいのは教えたことがある先生ならみんな知っている。
 普通の公立小学校の子供たちに、こんなことができることは奇跡に近いことである。それを福山先生はやっている。
 

  誰でもがどんな指導をしたのだろうかと思うだろう。
(プレジデントFamily 秋号にそのアイデアは紹介されている)
 この実践も、点数の威力があるから「すごい!」ということになる。
 ★
 ただ、気をつけておきたいのは、「得点力」と「学力」は違うことである。
  これを勘違いすると、点数偏差値のワナにはまり込んでしまう。 第1回目に書いたことだが、今全国学力テストで各都道府県が順位をあげることに躍起になっている。
 
 そのために、「過去問題集」(過去問という)を作って、組織的に練習をさせている。もはやどこでもやっていることである。
 それは「得点力」をあげるということでしかない。
 
 いわゆる試験対策にしか過ぎないのである。
 この事実を知っているのだろうか、と思ってしまう。
 
「学力」が向上しているわけではない。
 単なる傾向と対策にすぎない。

 これを知っておかなくてはならない。
  ★
  「得点力」と「学力」の違いについては、次のように考えておいた方がいい。
 ★ ★ ★
 英語や国語を例に取ると、たとえば英文なり和文なりときちんと読み取る力は学力です。しかし、「次の選択肢のうち正しいものはどれか、選べ」といった設問を解く力は得点力です。そして、学力と得点力とは無関係ではありませんが、明らかに別の能力なのです。その証拠に、元の文章がきちんと読めていなくても(実際読めていない受験生の方がはるかに多い)テクニックで正解できるし、逆に読めていたからといって設問に正解できるとは限らないのです。
 ですから、作家が自分の小説を元に作られた入試問題を解いてみたら合格点に達しなかった、ということがいくらでもありうるのです。しかし、だからといってその作家が学力がないとはもちろんいえません。要するに得点力がなかったのです。
 ★ ★ ★
 中山治さんは『親子で伸ばす学習戦略』(宝島社)で以上のように書いている。
 そして、中山さんは付け加えて、
「学力は二一世紀を生き抜くためにますます重要になってきます。しかし、得点力も受験、進学に絶対必要です。ではどうしたらよいかということになりますが、答えは簡単です。」と
 ★ ★ ★
 そして、次のように答える。
 ★ ★ ★
 学力養成を主軸とし、得点力を方便として利用する。
 ……
 …、これまでの説明で日本の社会が学力偏重だなどというのはじつは大うそで、本当は徹底した「得点力偏重社会」「学力軽視社会」だということがおわかりいただけると思います。学力は一方では勉強することは悪いことという風潮によって(これは学力と得点力との混同によって生じたものと思われる)、他方では記憶ゲームの浸透によって、根底から切り崩されつつあるのです。
 ★ ★ ★
  私たちは、きちんと「得点力」と「学力」の違いを区別して使いたいものである。

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学力をどう向上させていくか(7)

       第7回 学力をどう向上させるか

 クラスには、必ず勉強ができない子供たちがいる。
 学年の勉強についてこれない子供たちが、普通3,4人というところだろうか。
 どうされているだろうか。
 

  何とかしたいと思っているが、何ともできないという状態ではないだろうか。 
 私が最後に勤務した学校は、荒れまくっていた学校で、私が最初担任した5年生は、かけ算九九がうまくできない子供たちがクラスの1/3ぐらいであった。
 

  こんな状態で、5年生の算数が満足にできるわけはなかった。
 悪戦苦闘をしたのだが、でもかけ算九九ができない子供たちは1年間かけてできるようにしていったのである。
 

  その方法については、『新卒教師時代を生き抜く授業術』(明治図書)に書いている。
 ★
 問題は、5年生の算数の授業をどうしていくかということであった。
 私たちの発想には、「基礎が大切。基礎から順に理解しつつ先に進んで行かなくてはならない。分からなくなったら基礎に戻れ」という考えが染みついている。
 

  先日もあるクラスの算数の授業を見ていたら、1人の男の子だけ授業と関係ないプリントをやっていた。分からないから基礎から勉強させようという担任の考えであろう。でも、絶対に分かるようにはならないだろう。その時間に、他の子供たちと違う勉強をさせてはならない。これは鉄則である。
 ★
 ここに『超勉強法』(野口悠紀雄著 講談社)がある。1995年に発刊されたものである。もう20年前のこと。講談社文庫から最近再刊されている。
 

  野口先生は、経済学者としては有名な方で、さまざまな経済学の本を出されている。 
 この本には、次のような事が書かれている。
 ★ ★ ★
 私の友人に、家庭教師の名人がいた。成績が悪い生徒の面倒をみて、目覚ましい成果をあげていた。
 彼は、独自の勉強法で教えていた。つまり、勉強法を大きく変えることによって落第生を救ったのである。そして、「少なくとも中学、高校であれば、どんな子でも、一定の点数までは確実にとれる。本当の理解力をつけるには時間がかかるけれども、テストの点数を引きあげるだけなら、簡単。とくに、数学と英語はそうだ。成績がクラスで最下位の子でも、必ず遅れを取り戻せる」といっていた。
  この話を聞いたのは、比較的最近のことである。私が興味を持ったのは、彼が用いていた方法が、私の勉強法と非常に似ていたことだ。英語と数学については、まるで同じだった。このことは、私の勉強法が私だけに有効なものではなく、多くの人に適用可能なものであることを示している。本書を書こうと思った1つのきっかけは、この点にある。
 ★ ★ ★
 そして、野口先生は次のように続ける。
 ★ ★ ★
 右の話は、つぎのことを意味する。
 1 勉強ができないのは、能力が低いからではなく、勉強の
   やり方に問題があるからだ。
  2 多くの人に適用可能な「適切な勉強法」が存在する。
 3 適切な方法を用いると、勉強の成果は顕著にあがる。
 4 試験の点数を引きあげることだけが目的なら、かなり
   容易にできる。
 ★ ★ ★
 また、次のように書いてある。
 ★ ★ ★
 私がとくに強調したいのは、成績が悪い生徒に、とにかく得点力をつけさせることだ。これによって「勉強ぎらい」から脱却させることができる。しばしば、現在の教育は得点力偏重だとして批判される。しかし、得点力のこうした側面を、決して軽視してはならない。
 ★ ★ ★
  そして、野口先生は、数学の苦手な生徒をどう教えるかについて、この本では次のように書かれている。

 ★ ★ ★
 普通は、「いまのところがわからないのは、その前がわからないからだ。だから、そこまで戻って基礎からやり直そう」と考えるだろう。これは「低山徘徊トレーニング」というよりは、「麓まで逆行トレーニング」である。
 しかし、私が家庭教師なら、そうはしない。それまでのところは当面無視して、現在の項目について、教科書に出ている例題だけを丁寧に教え、繰り返して解いて、覚えさせる。つまり、現在の地点にパラシュート降下させる。教科書の例題は数が少ないので、それほど時間はかからない。基礎知識がなくても、解き方のコツをうまく教えてやれば、十分解けるようになる。序章で紹介した名人家庭教師の方法が、まさにこれである。
 ★ ★ ★

 野口先生の「パラシュート勉強法」を使えばこうなるのである。

 ★
 「得点をあげること」と「学力」をつけることは同じことではないが、現場教師も、この野口先生の発想法を身に付けることは大事なことである。
 

  今「味噌汁・ご飯」授業として算数の授業を研究しているが、この発想法を原点に据えている。

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つれづれなるままに~二次募集もあっという間に~

●2月出版予定の新卒教師時代シリーズ(私が編著になっている1年~6年)の校正原稿が次々に送られてくる。
 
 次々に読んでいく。
 9月末締め切りで、よくぞ皆さんがんばって書いてくれたものである。
 
 確実に、初任者がこの1冊を読めば、とりあえず毎日を過ごしていけるという内容になっている。初任者にとっては力強い味方になれる。
 出版が楽しみである。

●日本教育新聞から原稿の依頼が舞い込む。
 締め切りが10月26日。
 
 スタートアップ教師力というシリーズ。
 赤坂真二先生や多賀一郎先生がもうすでに書かれていて、その原稿も送られてくる。
 
 初任の先生の授業について書いてほしいという内容であるので、すぐに引き受ける。
 そして、すぐに書く。2000字。サクサク。
 
●秋日和で、風もなく、過ごしやすい日々が続く。
 北海道は、もう雪が降っているというのに、関東は素晴らしい天気に恵まれている。天の恵みだと思って、大切に過ごしている。
 
 空の青さを眺めていると、カリフォルニアの日本人学校を訪れて、「ナパ」に連れて行ってもらったことを思いだす。カリフォルニアワインが生み出されるブドウ畑とワイン工場があるところ。
 
 ここの素晴らしさは、言葉にはできない。天国のような場所である。
 きっと私がこの世を去るときには、このナパを思いだすだろうと思っている(笑)。

●11月7日(土)の福山憲市先生との講座は、楽しみでわくわくしている。
 福山先生というのは、私が30代のとき、法則化運動で有名であった先生。20代の大スターであった。向山洋一先生からは「もう30代、40代は手遅れ」と言われていたので、20代の福山先生は燦然と輝く、雲の上の大スターだったわけである。

 その先生とこうしてコラボで講座を持てるなんて、夢みたいな話である。
 『20代からの教師修業の極意』(明治図書)を読んでいると、ますますすごい人だなあと感じ入ってしまう。私の生き方とあまりにも違いすぎる。

 7日は福山先生と対談したり、講座で提案したりするのだが、ちょっとおじけづいてしまう(笑)。
 どうなることやら。

「楽しみでわくわくしている」と言っているのとずいぶん違うではないかと思われるだろう。でも、こんな経験は、そんなにできない。冥土のみやげにするのであるから、わくわくするのである(笑)。

 二次募集もあっという間に埋まったという。

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11月7日の二次申し込みです!

   11月7日(土)の申し込みが、1日で満席になってしまいました。
 二次申し込みをされることになりました。
 10月14日(月)6:00からです。
 ただし、11名です。
 あとは、キャンセル待ちになります。
 会場は、それ以上は入りません。
  申し込みは、以下でお願いします。

 http://kokucheese.com/event/index/343223/


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学力をどう向上させるか(6)

   目標と評価の一体化を図ること。

 例えば、算数の2年「数のあらわし方としくみ」という単元がある。(東書)
 この「目標」は、「3位数の読み方や表し方を理解する」となっている。
 

   この「評価基準」は、次の通り。
 技能…3位数を書いたり読んだりすることができる。
 知識…3位数の読み方や表し方を理解する。

 要するに、「目標」と「評価」は一致しているわけである。
 ★
 ところが、そのようになっていない。
 小学校の場合、授業のあとになされる単元テスト(業者テスト)の内容が、授業と合っていない場合が往々にしてある。

 普通、ほとんどの先生は、授業をしてから最後に単元のテストを行う。(学期末に行うなどは論外)
 テストを配付してから、先生も初めて問題を見る。
 

  そうすると、くわしく教えていない問題や、学習していない問題が出てくる。
 子供たちは「先生、この問題教えてもらっていません!」と叫ぶ。
 「基本的なことは教えたはずだから解けるはずです!」と答えることになる。
 

  もちろん、テストの成績は悪くなる。

 「評価」としてのテスト問題と「目標」に基づいた授業が一致していないのである。
 こんなことをやっていたら「目標」と「評価」の一体化など実現できない。
 ★
 では、どうするか。
 単元テストの内容を、きちんと単元を教える前にチェックしなければならない。これは必須のことになる。
 

   こんなことを言うと、「テストの問題を先に見て授業するなんて、それは姑息なことではないですか?」と思われることがあった。
 
 これはまったくの誤解である。
  「評価」する内容を事前にチェックして、それを授業できちんと教えていくというのは、当然のことなのである。
 考え違いをしてはならない。
 ★
 ある校長先生に言われたことがある。
 「野中先生が言われるのは分かりますが、以前ある教師がテスト問題の答えまでも全部授業で教えていてテストをしているということがあったのです」
 
 要するに、テストでいい点数を取らせるために問題の答えまで授業で教えていたというのである。
 これこそが姑息なことである。
 

  こんなことをして、子供たちにはほんとうの学力は身につかない。
 ★
 どんな授業をしていけばいいのか。
 こんな手順になる。(算数の場合)

 ①単元の「目標」を確認する。
 

  ②1時間ごとの「目標」をチェックする。
 

  ③単元テストを検討し、1時間ごとのどこで取り上げてあるかを  確認する。「テストの1番の問題は、授業の1時間目で扱う。  これは練習問題が解けていればいい…。7番の問題は、6時間  目の授業で扱うが練習問題ができているだけではこなせない。  間違いやすい問題なので、類似問題を最後の練習問題でいくら  か練習する必要がある。」
 

  ④1時間ごとに授業をし、練習問題などで出来映えを「評価」する。
 

  ⑤単元が終了したら、テストをする。
 

  ⑥テストの丸付けをし、その出来映えを「評価」する。
 ★
 大切なことは、常に子供たちの「出来映え」をチェックする力をつけることである。
 そして、言うまでもないが、こういうことを毎時間行うことなのである。
 

 

 


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「味噌汁・ご飯」授業研究会へのお誘い

   「味噌汁・ご飯」授業研究会に参加しませんか!

 今まで「味噌汁・ご飯」授業研究会は、非公開で行ってきました。何人かの先生からどうして公開されないのですかと言われました。非公開だと何か秘密会議をしているみたいで困りますね(笑)。
 そこで今回から研究会を公開で行うようにしました。
 といっても特別になるかやるというわけではありません。いつもの話し合いをしているだけです。
 神奈川、東京近郊にお住まいの方 参加いただければと思います。
 今、「味噌汁・ご飯」授業研究会として研究しているのは、算数の研究です。
 どういう研究をしているのか知りたい方、あるいは一緒にやっていきたい方、またちょっとのぞいて見たい方、どうぞおいでください。
  日時、場所については下記にあります。
 当日、会場費として 500円だけいただきます。
 また、懇親会に参加希望の方はよろしくお願いします。
 会場が広いところが取れましたので、どうぞご参加下さい。
  連絡は以下の野中携帯へお願いします。
 kazenifukarete●hkg.odn.ne.jp  (●のところに@を入れて下さい)
 
10月 「味噌汁・ご飯」授業研究会のお知らせ 

                                                代表 野中 信行

1 日にち  10月24日(土)13:00~17:00
         その後、懇親会を予定しています。 
2 場所  大和市富士見文化会館
             http://fujimi.a-la.net/
      ※横浜駅から15分ぐらいで大和駅に着きます。
       大和駅から会場まで徒歩5分ぐらいです。
            ※よく場所が分からない場合があります。
       迷う人がたくさんいます。
       その時は、携帯に電話下さい。
       メールをもらった方に教えます。
       
3 プログラム

 ① 「味噌汁・ご飯」授業の現在             野中

 ②   1単元の算数授業をどのように進めるか        野中
 
 ③ クラス平均90点以上を取るための                    井上
   教科書「例題指導」をどのようにするか(模擬授業)

  ④ 宿題の提案                     各先生

  ⑤ その他
      次回の日程について                 井上

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学力をどう向上させていくか(5)

   子供たちの学力をどのように上げていくか。
 
 具体的には、「学力向上システム」を機能させなければ上がらない。
 初めて聞くシステムであろう。
 私がネーミングしたものである。(笑)
 ★
 学力が向上するというのは、端的に言えば、「学習のねらい」を明確にして、ねらいに基づいた「授業」を行い、そしてねらいが達成できたかどうかをきちんと「評価」できるということである。

 つまり、「学習のねらい」(目標)ー「授業」ー「評価」の3つがきちんとシステムとして機能していなければ学力は向上していかない。
 「目標」だけを追求してもだめだし、「授業」だけを追求してもだめだし、「評価」だけを研究してもうまくいかない。

 この3つをしっかりと意識した授業でなければ学力は向上していかない。

 「そんなことは当たり前でしょう」と言われるかもしれない。
 
 でも、研究授業ではやっているかもしれないが、日頃の授業でそんなことちゃんとやっていますかというとどうなるだろうか。
 「日頃はそんなことはできません」となるであろう。
 もっともなことである。
 時間がないのであるから。
 ★
 「目標」は、学校には教育課程が作られていて、その中に設定されている。建前はそうだが、誰も普通はほとんど見ない。見るのは、指導書。
 それでも、この1時間は何を目標にして教えるのかが明確であればいいのである。
 それが普通は曖昧になっている。
 
  「授業」は、だいたいが教科書に沿って進められてはずである。 本時のねらいがしっかり達成していける授業になっていけばいい。

 問題は、「評価」になる。もちろん、1時間ごとにねらい達成ができているかどうかの評価ができなければいけない。
 たとえば、算数の場合であれば、練習問題の出来映えを見たり、最後に取り組むスキル(ドリル)に出来映えで「評価」していくということになる。
 そして、最後に単元の「評価」になる。
 ここで業者テストを使う場合が多い。
 ★
 「学力向上システム」としての「目標」ー「授業」ー「評価」の3つがきちんと機能していけば、必ず一人一人に「学力」が身についていく。
 だが、ここで逃してはならないポイントがあることを肝に銘じなくてはならない。それを逃しては機能しないからである。

 それは何か。次の3つになる。
 
 ①「本時の目標」をきちんと意識すること。
 ②1時間の授業の中に、「目標」が達成できたかどうかの「評価」  ポイントをちゃんと持つこと。
  繰り返しになるが、算数で言えば、練習問題の出来映え、算数  のスキル、ドリルの出来映えなどになる。
 ③「目標」と「評価」の一体化を図ること。

 ①②は、上にあげた通りになる。
 問題は、③になる。
 それは次回に書く。 
 

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11月7日はもう満席です!

  福山先生とのコラボを4日に募集したが、1日にして50人満席になってしまった。
 こちらがびっくり。
 福山憲市先生の効果はすごいものがあると改めて感じる。

 
 
もう入れません。(笑)
 キャンセル待ちか、あるいは主催者が人数をもう少し増やすかということになると思います。

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10月の「味噌汁・ご飯」授業研究会に参加しませんか!

   「味噌汁・ご飯」授業研究会に参加しませんか!

 今まで「味噌汁・ご飯」授業研究会は、非公開で行ってきました。何人かの先生からどうして公開されないのですかと言われました。非公開だと何か秘密会議をしているみたいで困りますね(笑)。
 そこで今回から研究会を公開で行うようにしました。
 といっても特別になるかやるというわけではありません。いつもの話し合いをしているだけです。
 ただ、会場があまり広くありませんので、10名程度の参加で募集します。
 神奈川、東京近郊にお住まいの方 参加いただければと思います。
 今、「味噌汁・ご飯」授業研究会として研究しているのは、算数の研究です。
 どういう研究をしているのか知りたい方、あるいは一緒にやっていきたい方、またちょっとのぞいて見たい方、どうぞおいでください。
  日時、場所については下記にあります。
 当日、会場費として 500円だけいただきます。
 また、懇親会に参加希望の方はよろしくお願いします。
 参加希望の方は、野中のメールまで連絡下さい。10名程度になり次第締め切ります。

 kazenifukarete●hkg.odn.ne.jp  (●のところに@を入れて下さい)
 
10月 「味噌汁・ご飯」授業研究会のお知らせ 

                                                代表 野中 信行

1 日にち  10月24日(土)13:00~17:00
         その後、懇親会を予定しています。 

2 場所  大和市富士見文化会館
             http://fujimi.a-la.net/
      ※横浜駅から15分ぐらいで大和駅に着きます。
       大和駅から会場まで徒歩5分ぐらいです。
            ※よく場所が分からない場合があります。
       迷う人がたくさんいます。
       その時は、携帯に電話下さい。
       メールをもらった方に教えます。
       
3 プログラム

 ① 「味噌汁・ご飯」授業の現在             野中

 ②   1単元の算数授業をどのように進めるか     野中
 
 ③ クラス平均90点以上を取るための                    井上
   教科書「例題指導」をどのようにするか(模擬授業)

  ④ 宿題の提案                     各先生

  ⑤ その他
      次回の日程について                 井上

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学力をどう向上させていくか(4)

   具体的に学力を上げていく手立てをどう取るか。
 この課題について考えていく前に、少し「学力」について整理しておきたい。
 文科省は、「確かな学力」として次のように答えている。
   ★ ★ ★
これからの子どもたちには、基礎的・基本的な「知識や技能」はもちろんですが、これに加えて、「学ぶ意欲」や「思考力・判断力・表現力など」を含めた幅広い学力を育てることが必要です。これを「確かな学力」といいます。
   ★ ★ ★
 要約すれば、次のこと。
 ①基礎的・基本的な「知識や技能」
 ②学ぶ意欲
 ③思考力・判断力・表現力など

 これに基づいて算数の学力目標は、次の4つになっていることは先に上げたとおりである。
 ①基礎的・基本的な知識・技能
 ②思考力
 ③表現力
 ④活用力

 ★
 こんなことはどの先生も一応概念的には知っていることである。
 ここからなのだ。
 この学力を、どのように具体化して「目標」にし、「授業」をし、そして一人一人の子供たちがどのように身に付けたかを「評価」するという「具体的なプロセス」がなければまさに絵に描いた餅にしか過ぎない。
 
 それを現場では研究をしているのだが、ほとんど成果はあがっていない。要するに、「学力」が上がらないのである。

 これについて「学び合い」の西川純先生の問題提起はとても納得するものであった。
 『学力向上テクニック入門』(明治図書)
 
 私は「味噌汁・ご飯」授業を提唱しているので、「学び合い」という手法はとらないが、ここで西川先生が主張される「学力論」はとてもうなづくものばかりであった。
 ★
 抽象的に設定されている「学力」を、具体的にどんな尺度で測定していくかということになる。
 抽象的な学力定義の段階では、子供たち一人一人に、この学力がどの程度に身についているかどうか判断できない。だから、どうしても具体的な定義が必要になる。
 
 ここで統計学などで用いられる「概念的定義」と「操作的定義」を導入する。

 〇概念的定義…抽象的な定義
 〇操作的定義…概念的に設定したものを測定可能なものに具体化する手段・手続き

 概念的定義は先に上げたとおり。
 ここで
「操作的定義」を導入するのである。
 多分、この考えは学校現場にはまったくなかった発想のはずである。
 
 この「操作的定義」を西川先生から教えてもらう。
 調べていくと、この「操作的定義」は、もともと物理学者のブリッジマンが提唱したものであり、これは心理学の領域などではもう普通に使われている定義だということが分かってくる。
 
 実際には、教育の分野でもこの「操作的定義」は使われている。 
 たとえば、「知能」という言葉ある。
  これは、次のように概念的定義は設定されている。
 ①抽象的思考力 ②学習能力 ③環境適応能力
 
 これを一人一人の子供たちがどの程度の身に付けているかを測定するためには、「操作的定義」の手続きを取る。
 つまり、知能の操作的定義は、「知能テスト」である。
 さまざまな知能テストがある。

 「体力」という概念的定義は、次のようになる。
 ★ ★ ★
 体力とは生命活動の基礎となる体を動かす力のことである。ほとんどの場合、体力とは筋力、心肺能力、運動能力などの総合的な身体能力のことを指す。
 ★ ★ ★
 この概念的定義で、「体力」の操作的定義は、「体力テスト」で測るということになっている。今では、日本全国の学校で「新体力テスト」を使って体力の測定がなされているはずである。

 知能も体力も、ほとんど問題にされることなく「操作的定義」が使われている。

 ★
 そうするならば、「学力」の概念的定義(知識技能、思考力、表現力、活用力など)を操作的定義で具体化すれば、どうなるのか。
 もうわかっていくはずである。
 
 「学力」の操作的定義は、「学力テスト」で測る。
 こうなるはずである。
 
 学力テストには、どんなものがあるか。
 ・単元テスト(業者テスト)
 ・標準学力テスト
 ・全国学力テスト(6年、中3)
 ・その他

 そうするならば、学校現場で日常的に使われている「学力テスト」は小学校では単元テスト(業者テスト)であり、中学校では自作テストである。
 これが、子どもたち一人一人の学力を具体化する「評価」方法である。 
 もちろん、測定できない学力もある。
 それは先述したはずである。
 ★
 私がまず第一段階としては可視化できる「見える学力」に拘った方がいいと言ったのは、こういう過程を経て発言しているのである。
 
 ただ、何度でも確認しておきたいのは、学校現場での「学力論」の本質は、一人一人の子供たちの学力を向上させていくことであること。
 測定することだけでは意味がない。
 30点や40点しか取れていない子供が、70点や80点を取れるようにすること。そのように向上的変容を作り上げていくこと。

 ここに教師の仕事の中心があるはずである。

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日常授業をどう改善するか~福山憲市先生とのコラボ実現~

 福山先生とのコラボが初めて実現。

 しかも「日常授業をどう改善するか」というテーマである。

 私は今このテーマについて盛んに主張しているが、福山先生がこのテーマで何を話されるのか、とても興味があることである。

 どうぞ参加してください。

 第52回 明日の教室東京分校
         野中信行先生×福山憲市先生
テーマ:「日常授業をどう改善するか」?教科・教科外・学級づくり等様々な観点からせまる?

日 時:平成27年11月7日(土) 10:00-17:00
場 所:株式会社 教育同人社 2階多目的スペース(東京都豊島区東池袋4丁目21番1号)
[時 程 (予 定)]
受 付 9:30-10:00
10:00-12:00 対 談 「日常授業をどう改善するか」~教科・教科外・学級づくりなどの視点から~
12:00-12:40 ふりかえり&学びの共有
昼 休 憩
13:40-14:40 福山先生
14:50-15:50 野中先生
16:00-16:40 Q&A
16:40?感想記入(終わった人から解散)
17:00頃 会場を出て懇親会会場へ
※ 対談「日常授業をどう改善するか」~教科・教科外・学級づくりなどの視点から?の中で、具体的に講師の先生方に話していただきたい内容(テーマ)を参加者から募集します。
話していただきたい内容(テーマ)がありましたらメッセージ欄へ記載をお願い致します。
なお、数に限りがありますが、書籍販売を行う予定です。
講 師:野中信行先生 & 福山憲市先生
参加費:社会人3000円 学生無料

申し込みについては下記のところからお願いします。 
http://kokucheese.com/s/event/index/329563/

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