« 「学力」をどう向上させていくか(1) | トップページ | 学力をどう向上させていくか(3) »

学力をどう向上させていくか(2)

   学校での学力向上が曖昧であると書いた。
 それぞれ学校での取り組みは、次のような言葉かけであろう。

「目標を意識した授業をしましょう」
「毎日の授業をきちんとやりましょう」
「毎時間ごとに評価基準をきちんとしましょう」

 で、どうなったのか?
 たいしたことがない。
 うまく上がらない。
 そんなことを繰り返していると、予想できる。
 
 学力向上への取り組みが曖昧であるために、「学力」が上げるという具体策とその「現実」が起きない。
  ★
 学力とは何か?
 たとえば、算数の学力目標では、学習指導要領を読めばはっきりする。
 まとめてみると、次の4つになる。
 ①基礎的・基本的な知識・技能
 ②思考力
 ③表現力
 ④活用力
 でも、こんな学力を一々考えて授業はできない。
 
 それでどうしているか。
  単元が終わった後に、小学校では業者テストをする。
  (ただ、テストには、①②の評価の問題があるだけ。)
 そして、その結果をまとめて通信表に評定する。(もちろん、テストの結果だけを通信表に評定にしているわけではないが)
 ★
 要するに、学校や教師は、「どんな学力をあげるのか」という問いかけをしていないが、結果として業者テスト(小学校の場合)の結果でほとんど「学力」の評価をしているのである。
 
 それをはっきり自覚していないだけ。
 
 じゃあ、業者テストで評価できる「学力」を、学校で追求する「学力」として設定すればいいではないかという話になる。
 
 私が訪問した学校の中で、そうしていた学校は確かにあった。
 単元のまとめのテストを、学校全体で可視化して明確にしていたのである。
 
 また、ある学校は、重点目標として算数のテストを90点以上に設定してそれを各クラスで追求するという取り組みをしていた。この学校の全国学力テストの結果は、秋田の平均を越える結果を出していた。

 上げるべき「学力」を明確にしている学校は、確かに学力を向上させているのである。
 ★
 では、学校は業者テストを学力の評価として設定すればいいではないかという話になる。
 しかし、そうはいかない。ここにはいくつかのハードルがある。
 
 1つは、学校全体でそのような学力設定をすると、必ず反対意見が出る。
「点数に表せない大切な学力があるではないですか。それはどうするのですか?」
 
 2つ目は、「今までだって業者テストはやっていたではないです か。なぜ、学力は向上しなかったのですか?」という問いかけである。

  これについては、きちんと考えておかなくてはならない。
 それは次回。

|
|

« 「学力」をどう向上させていくか(1) | トップページ | 学力をどう向上させていくか(3) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/520860/62342263

この記事へのトラックバック一覧です: 学力をどう向上させていくか(2):

« 「学力」をどう向上させていくか(1) | トップページ | 学力をどう向上させていくか(3) »