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家族を犠牲にした仕事をしてはならない~西川純先生と初めて会った~

  「学び合い」の西川純先生に会った。
 メールでは何度か交わしあっていたが、会うのは初めてのことである。
 北海道の「教師力ブラッシュアップセミナー」でのこと。
 
 ぜひとも会いたいと思っていた先生である。
 
 朝、ホテルまで代表の高橋先生に迎えにきてもらった。
 その車の中に西川先生がおられた。
 
 初めてなのに、何かしょっちゅう会っている雰囲気で話が弾んだ。
 気さくな先生である。私はその話がおもしろくて、大笑い。
 落語を聞いている感覚。

 西川先生は、私との出会いを次のようにフェイスブックに書いておられる。

 ★ ★ ★
 私には会いたいと思っているけど、なかなか会う機会のない方がいます。その第一は、野中先生です。駆け出しの大学教師だったときに、私を最初に評価してくれた大御所は野中先生です。その文章から、野中先生を勝手に想像していました。本日、「生」野中先生に会いました。期待通り、期待以上の方でした。
 一言で言えば、可愛いのです。謙虚、という言葉があたりません。そもそも、自分の価値をあまり意識されていない方のように思います。だから、子どものようです。私のような若造にも礼儀正しい。講座では失礼なことを言っても、大笑いして受け入れる。
 私はそのように年を重ねられるか。と思います。
 無理だな。なぜなら、私には品がない。
 ★ ★ ★
 
 ★
 西川先生の講演の迫力はすごいものであった。
 この迫力で、皆さんを引きつけていくのだなあと思った。

 このような迫力ある講演に今まで出会ったのだろうか。
 福山憲市先生の講座ぐらいしか思いつかない。
  ★
 私は以前西川先生が書かれていた中で、西川先生と完全に一致した考えがあった。

 「教師は家族を犠牲にした仕事をしてはならない」ということ。

 とくに、実践家と言われる先生方は、家族の犠牲の上に自分の仕事を成り立たせているのではないかと思ってきたので、西川先生の言葉は新鮮に感じた。
 
『必ずクラスを立て直す教師の回復術!』(学陽書房)に、かつて書いたことがある。
 
 「Q8 毎日学校に遅くまで残って仕事をしている先生たちがいます。熱心だという評価がある一方で、やはり問題だという先生もいます。どう考えたらいいでしょうか?」

 私の答えになる。
   ★ ★ ★
 A <自分の時間>を大切にしよう
   学校へ残って遅くまで仕事をする先生たちがいます。
  夜の9時、10時まで毎日のように居残っている。
  たまにはそういうこともあるでしょう。
  若い先生たちならそういうことも可能ですが、中堅になっても(家庭もあ るのに)そういう生活をし続けている先生がいます。
  一部の校長には「熱心だ!」と推奨する声もあります。
  しかし、私はあまりにも生活のバランスを欠いていると思います。
  夜の食事はどうなっているのだろうか?
  家庭はどうなっているのだろうか?
  私は初任のときからこのような生活をしたことがないので、残って何をや っているのか想像することができません。
  教師の仕事は、確かにやろうとすれば果てしなく出てくるが、基本的なこ とはそんなに多くないはずです。
  遅くまで残っている先生たちは、単に仕事が遅いということでしょうか。 それともただぐたぐたと残っているだけなのでしょうか。
  教師は、ただ仕事をしていればいいということではありません。もちろん、 仕事ですから中心の課題になることは仕方がないことです。
  しかし、家庭に帰れば<夫婦>としての生活があり、子供ができれば<親 >としての生活もある。どんなに仕事人としてすぐれていても、家庭が壊れ ていけば自分の人生を全うすることはできません。
  大切なことは、<自分の時間>を持つことです。
  私は、若い頃からこの時間を持つために仕事を早く終えるようにがんばっ たのです。
  できるだけ早く帰って、自宅で自分1人になる時間を持ちたいと願ってや ってきました。もちろん、夫婦で話し合う時間も、子供と過ごす時間も大切 ですが、自分1人で過ごす時間も取りたいものだと考えてきました。
  また、地域社会とのつきあいも出てくるでしょう。その時間も必要になり ます。
  それぞれの時間が<串団子>みたいにバランス良く配置されていなければ いけません。仕事だけが異常に大きく膨らまないようにすることが大切では ないでしょうか。
 ★ ★ ★ 
 
 このようなことができるには、自分なりの仕事術が必要になる。
  その仕事術をこの本では書いた。

 どうだろうか。
 若い先生方は「時間」は無尽蔵にあると思っていないだろうか。
  ★
 西川先生ともっと話したかったなあと思いつつ、横浜に帰ってきた。
 講座などで一緒の時は、ほとんどゆっくり話すことはできない。
 今回もそうであった。

 札幌の涼しさに慣れていたら、羽田の熱風はすごいもの。
 関東は相変わらず猛暑の中であえいでいる。
 
 

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