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縦糸・横糸を張るとは?~質問に答えて~

   コメント欄に相談の事例が載っている。
 早速TOSS超末端教師の先生から横レスを入れてもらっている。
 いつもありがたい。
   ★ ★ ★
 教員1年目のkと申します。

 色々な方がおっしゃる方法を実践してみていますが、周りの方がおっしゃってることが縦糸なのか横糸なのか、わからなくて困っています。
わからないままに動いているので、どう効果が出るのか仮説を立てることができず、研究出来ない状態です。
 そうこうしてるうちに、夏休みに入り、二学期が始まろうとしています。
具体的にどういう行動が何糸なのか知りたいです。
   ★ ★ ★

 日々、K先生が「教師」として子供たちに「指導」されていることは「縦糸」を張られていると考えていいです。
 
 その「指導」の有り様が問題です。
 多くの初任者が失敗しているのは、「仲良し友だち」先生になっているためです。
 「指導」するときには、友達に何か話しかけるような気持ちで接してはいけません。
 毅然として「教師」としての立場で「指導」しなくてはならないわけです。
 指導したことができていなければ、注意し、あるいは叱らなければいけない場面も出てきます。毅然とするわけです。
 
 ポイントは、「指示」したことには、きちんと従わせていくこと。  そのためには、「指示」したことがちゃんとできているか「確認」をして、できていない子供には注意をして、従わせなくてはならないのです。
 
 これらが「縦糸」を張ることです。
 この「縦糸」がきちんと張られなければ、教室に「秩序」ができません。
 教師が、リーダーシップを発揮して、この「秩序」を作り出し、保っていかなくてはなりません。
 そうしなければ、教室が「安心・安全」な場を維持し、学習が成立する場所にならないからです。
 
 だから当然、「教師」と「生徒」の距離が出てきます。上下の関係です。
 距離がなければ「教育」はできません。
  子供たちに近づけば近づくほど「教育」はできないと思わなければいけません。
 その点で、子供たちと歳が近いという若い先生たちは、不利だと思っていなければいけないわけです。
 ★
 昔は、「縦糸を張る」ことだけで子供たちの関係は成り立っていきました。難しい仕事ではなかったのです。

 ところが、今は成り立ちません。
 今、ベテランの教師がことごとく戸惑っているのは、「縦糸の張りすぎ」で、一部の子供たちに反発されていることにあります。
 
 「横糸」を張らなければいけません。
 子供たちとの「心の通じ合い」をしなくてはならないのです。
 
 教師の方から子供たちに近づいていって、ここでは友達みたいな関係で横糸を張ります。
 
 子供たちと遊んだり、子供たちをほめたり、認めたりし、そして教室で互いに笑い合って、子供たちとの距離をぐっと近づけていきます。 
 ★
 この縦糸と横糸をバランス良く張っていくことが、教師と生徒との「関係づくり」になります。

 だから、「教師である」というのは、子供たちとの距離の取り方なのだということになります。
 
 初任の先生はえてして最初から子供たちに寄っていって、この「横糸」だけを盛んに張ろうとして失敗します。
 織物作りで、横糸だけを張ることを考えてみて下さい。
 そのうちにがさっと崩れます。
 
 織りなす縦糸を張っていないからです。
 その現象が、「仲良し友だち」先生に起こるのです。
 6月頃です。
  ★
 簡単に書きました。
 詳しくは『必ずクラスがまとまるクラスの成功術!』(学陽書房)をぜひ読んで下さい。
 

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