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、「絶対凌いで、その先にある景色を見る」

   あらゆるところで、異動がらみの大変な状況が広がっている。
 ブログにコメントした先生もまた以下のような状況に追い込まれている。
 ★ ★ ★
凌いだ先に。
私もこの四月の異動で、崩れた六年担任を受け持ちました。体育主任も任されました。学級は落ち着かず、学習も生活もガチャガチャ。体育主任として、まだ子どもたちや学校の様子もわからぬ状況で、学年や高学年全体の前に立ち指導することも多いのですが、目の前の子どもたちはガチャガチャ。前任校とのギャップに自信を失い…、それでも期待に応えようと、縦糸横糸張りながら学級を、思考錯誤しながら全体指導をしていました。ただ気持ちが入りすぎ、無理したからか体調崩し何日か休み、やるべき仕事がたまり、焦りからパニック状態になり、心身おかしくなり、一学期後半を病休してしまいました。夏休み中に、前任校での実践を大きな大会で発表する予定でしたが、代わりに前任校の同僚に発表してもらうことにもなってしまい、頑張ってきたことは何だったのかと悔しさやら情けなさやらで鬱的にもなりました。夏休みに入り、何とか復帰し、水泳指導しましたが、子どもたちのガチャガチャな様子に愕然。休んだからか、同僚には、入れ替わりで異動した前体育主任の話題をいつも聞かされ、悔しい気持ちに。前任校での自分の実践の方が全然上なのにと心の中で…。異動して、いきなり崩れた六年を持たされ、全体の前に立たされ…という気持ちもしますが、motaさんの記事から勇気いただき、自分も絶対に凌いで、その先にある景色を見てやる、そして、今の学校を子どもたちにとって、良い学校に変えていきたいと思えました。ありがとうございました。
 ★ ★ ★
 しばしばこのブログで、学校の終わり現象を訴えてきた。
 異動してきた先生を、高学年経験があるというだけで一番大変な学年とクラスを持たせていくということ。
 

  これは末期的症状だ。
 以前ならそういう人事は、ありえなかった。
 

  どんなに力量がある先生でも、事情をしらないのでやれるはずはない。
 私が知っている先生たちでも、ことごとく失敗している。
 
 この責任を管理職に押しつけるのも酷である。
 その学校の先生たちは、絶対に持ちたくないと逃げるのであるから、どうしようもなく異動してきた先生を持たせることになる。
  ★
 コメントしたyasu先生も、自他共に力量があると考えられていたことであろう。コメントを読めば、それがよく分かる。
 こんなケースは、ほとんどが失敗する。
 
 私も失敗してきたのでよく分かるが、どうしても今までの成功経験を引きずる。
 だから、目の前の子供に合わせて、今までの自分の経験をなげうっていくということにはなかなかならない。
 
 どうしても子供たちを、自分のやり方に強力にひきずっていこうとする。
 そうすると、必ず一部の子供たちが反発する。
 
 その一部は、周りを巻き込む力があるから、どうしても担任の方が負けてしまう。
「今度の担任よ~~ダセヨ~~。従うのやめようぜ~~」となる。
  ★
 異動して最初の学年担任(とくに高学年担任)は、とりあえず最低限の「学級づくり」(私は「学級づくり3原則」と言っている)から始めなくてはならない。
 

  縦糸・横糸張りも、「2:8」「3:7」という比率で子供たちの様子を見なければいけない。
 絶対に強引に出たらダメだ。
 

  邪魔になるのが、力量がある先生たちの成功体験。
 前の学校で、先生をよく知っている子供たちとの間で作り上げた成功体験にしか過ぎない。
 

  私は、「力量がある」なんて,今ではまったくあてにならないと思っている。
 新しい学校では、また最初からだと思った方がいい。
 ★
 それにしても、yasu先生は、次にように書いてある。
「motaさんの記事から勇気いただき、自分も絶対に凌いで、その先にある景色を見てやる、そして、今の学校を子どもたちにとって、良い学校に変えていきたいと思えました。ありがとうございました。」
 

  ただものではない。
 短期間で、このように考えられるようになったのである。
 
 mota先生も、yasu先生も、そして同じような境遇で苦しんでいる先生たちも、「絶対凌いで、その先にある景色を見る」こと。
  このように生きることである。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

yasuさんの歯痒さ、辛さ…本当にわかります。私も凌ぐことで精一杯の日々を過ごしています。夏休み、少しリフレッシュして、あと130日にむけて、また気持ちを作っていきたいと思っています。
少し良くなったり、急にドーンと落とされることに一喜一憂しない、頑丈な気持ちになれたら…といつも苛まれたり、やはり自分のせいだと考えたり。けれどなんとかきつくても辛くても、一筋の光を目指してビリでも卒業まで一緒にやっていくことを目標にやっています!一緒に凌ぎましょう!yasuさん!

投稿: mota | 2015年7月22日 (水) 20時45分

野中先生、motaさん、ありがとうございます。病休してしまったことの罪悪感や情けなさ、頑張ってきた成果を発表する場を失った悔しさ…、時々そんな気持ちがふっと湧いてきてしまう時がありますが、自分に「凌ぐ」「前に向かって」と言い聞かせています。プライドやら自信がどんと落ちたので、這い上がるしかないですね。motaさん、自分もグチャグチャになってもほんの少しでも子どもたちに何か残してあげられるゴール目指して頑張ります。お互い頑張りましょう。ありがとうございました。野中先生、ご助言、励ましをありがとうございました。

投稿: yasu | 2015年7月23日 (木) 20時35分

yasu先生のご苦労、本当にとてもよくわかります。自分は、昨年度yasu先生と同じように異動して六年をもち、一年間辛い思いをしました。そして、このブログに何度か書き込ませていただき、野中先生をはじめ多くの先生方から励ましの言葉、温かい言葉をかけていただき、どうにか一年間、しのぐことができました。

今年度は、三年生の担任をしています。異動二年目ということもあり仕事量は増えましたが、心地よい忙しさとかわいらしい三年生と毎日を過ごしています。

昨年度の一年間と比べると今年度は久しぶりに小学校の先生をやっている感じです。

野中先生もおっしゃっているように、異動したyasu先生に体育主任、六年生を持たせる学校は正直、ひどすぎると思います。ましてや、崩れている六年生なんて…

ただ、誰も持たない(持てない)ことを考えるとyasu先生は自信を持って良いと思います。少なくとも今の学校でその学年を持てるのは自分だけだと。

だから、学校では自分の困っていることや助けてもらいたいことはできるだけ上手く主張すべきです。まずは、学年に。そして、ブロックや教務主任、もちろん、管理職にも。全く手助けなしにこれからも、やらせるようなら組合などに相談するのも一つです。とにかく、一人で抱えてはいけません。

とは言っても、昨年度の自分も異動したばかりでそんな主張をする事はできませんでした。ただ、誰からみても大変な学年だったので周りが声を上げてくれ、自分は便乗するのが精一杯でした。

しかし、校長は期待はずれでした。校長が教室を見に来るのは中学の校長が来た時や指導主事がくる時だけで、ほぼ何か対策を打ってくれることはありませんでした。よく同情するような声はかけてくれますが、何一つ具体的な動きはありませんでした。指導主事にも二度ほど授業を見ていただき、面談をしましたが、ようは「がんばれ」みたいな話でなんの気休めにもならず、時間をとられるばかりでした。

そんな中、自分がつらい時期をどうしのいだかというと主に三つのことを意識して取り組みました。

一つは、毎日同じことを繰り返すことです。朝起きる時間、学校に行く時間、行きと帰りに休憩するコンビニ、寝る時間などなど同じ行動を崩さずに毎日を淡々と過ごしました。

二つ目は、可能な限り自分の現状を話しました。前の同僚や友達、このブログなどなど。もちろん、個人情報もうるさいので、話せる範囲でしたが。


三つ目は、自分から声をかけ学校の『やろ~会』を開きました。これがとても楽しくて本当に救われました。また、今年度も異動した先生方にも呼びかけ、定期的に開催しています。

自分は、この三つのことを意識して、どうにか一年間をしのぎました。しかし、今も昨年度のことは忘れられません。これから先、同じような学年を持つかもしれません。だから、今は自分の腕をただただ上げたいと思っています。この夏休みも初めて公的な研修だけではなく、身銭を削っていくつか研修にいってきます。これからは、本気で学ばないとやっていけない、ということを昨年度強く思いました。

昨年度を経験し、自分には今、明確な目標ができました。それは、「学校で一番大変な学年を持てるようになりたい」ということです。そして、異動したばかりの人や若い人に押し付けるような学校にはしたくありません。誰もやりたがらないようところを進んでやれるようなベテランの先生になれるよう今後も努力していこうと思っています。

yasu先生も今年度一年間、どうにかしのいでぜひ、今の学校を変えていきましょう。そのためにも、これからも、辛いことがあったらどんどん発信して、みんなで問題を解決していきましょう。同じ境遇を経験したものとして、心より応援しています。

投稿: ヨッシー | 2015年7月27日 (月) 01時04分

ヨッシー先生、励ましの言葉、アドバイス…ありがとうございます。
同じように頑張っていらっしゃる仲間がたくさんおられるということがわかり、またさらに勇気づけられました。
職場では、支えて下さる方や休んだことに対してよく思っていない方、期待外れだったように見てくる方いろいろですが、まず1日1日凌ぎ、前任校の時のように、子どもたちのためにしっかり発言できるような環境、職場も作っていければと思います。まず、一つ一つ、耐え、凌ぎ、でも、喜びを少しでも見つけていければと思います。コメント、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

投稿: yasu | 2015年7月27日 (月) 22時24分

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