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凌いだ人にしか見えない風景がある!

  先日、このブログに相談コメントをされた、mota先生から次のようなコメントがまた載った。
 
 一歩前に歩かれたのだと思い、とてもうれしかった。
  事態が変わったわけではない。
 mota先生が変わったのである。
 
  ★ ★ ★
 先日は私のコメントに丁寧にアドバイスをいただき、本当にありがとうございました。『凌ぐ』という言葉が、今は自分自身にしっくりきています。
私も学年の中で、本当に助けてもらっています。となりのクラスの男性教師に救ってもらう場面が非常に大きいです。不安なことはチームで取り組み、助けてもらって、自分は救われています。学校事情で常時TTは難しい状態ですが、なんとか凌いでいます。横糸をはろうと試みていますが、反抗的な男子達は完全に私をなめていて、厳しい日々は変わりない状態です。けれど、この一年で無理になんとかしようとがんばりすぎず、1日1日を無事にすごし、ビリでもゴールすることを目標におくことにしたところ、随分気持ちが楽になりました。気持ちがやられ、苛まれることももちろんありますが、先生からアドバイス頂いたことを頭に置きながらやれることをやろうと思います。
投稿: mota | 2015年6月27日 (土)
 ★ ★ ★
 mota先生は、「凌ぐこと」を次のように言われている。

「けれど、この一年で無理になんとかしようとがんばりすぎず、1日1日を無事にすごし、ビリでもゴールすることを目標におくことにしたところ、随分気持ちが楽になりました。」

 この境地に立てるというのは、なかなかできない。
 
 あれもこれもとやり過ぎてしまう。
 楽しい、おもしろい授業をしようと、教材研究をがんばりすぎてしまう。 
 

  ほとんど逆効果。
 
一生懸命なんかやることなんかないのである。
 

  ただ、まだ6月の終わりである。
 十分、クラスを何とかできる可能性がある。
 まだまだ諦めないでもらいたい。

 とりあえず、担任としてクラスにいてあげる。
 これで十分。
 それで救われる子供たちはいる。
 
 悪態をついても、文句を言っても、いてくれるだけでほっとする。
 そんなやんちゃな連中はいるはずである。
 それで凌いでいく。
  ★
 何でもそうだが、そうそうはうまくいかない。
 何度も私は言っているが、人生で仕方なく凌がなければいけないことなんか、何回も訪れてくる。
 
 順風満帆に進むことなんか滅多にない。
 そう思い決めておいた方がいい。
 
  でも、うまくいかないことばかりではない。
 そのうちにうまく行き出すときがくる。必ず。

 レベルがあがってくる。したたかになってくる。
 凌いだ人にしか見えない風景が見える。

  mota先生、ぜひともその風景を見てほしいのである。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

あたたかいお言葉が胸に響きます。
本当にありがとうございます。
今日も久々にドカンと落とされ、
涙が溢れる1日でした。そんな日に
このあたたかいコメントに救われています。とにかく、休まず、クラスに居続けたいと思っています。がんばりすぎず、
一時一時を凌いでいるうちに道が少しでも開けてきたらいいなと思います。
研修などで先生にお会いできるチャンスがあれば、ぜひ参加したいです!
ぜひ

投稿: mota | 2015年6月29日 (月) 20時33分

凌いだ人にしか見えない風景

まさにその通りだと思います。

投稿: kawamu | 2015年6月29日 (月) 21時07分

motaさんのコメントを読んでいて、自分自身の初任者時代を思い出します。
授業も学級づくりも成り立たない日々。学年集団の中で、ベテランの先生達のクラスに追いつこうと必死になるものの、すべてが空回り。興味を引こうと教材研究、ネタ収集に走るものの、膨大な時間をかけた割にはよくて単発、ほとんどは見向きもされずにいつもの日常が繰り返される…。しかも、私のクラスには5,6人のやんちゃな子がおり、彼らの反抗的な態度、けんか、毎日のトラブルに振り回されていました。
そんな日々を送っていると、「いろいろな先生に迷惑をかけている」、「すべては自分の力不足のせいだ」としか思えなくなり、更なる教材研究やミニネタの収集に走るのですが、次第に自分自身が閉塞的になっていったのを思い出します。

今思えば、努力の方向が間違っていたのだし、経験や力が圧倒的に不足しているのに周囲のクラスと同じことをしようとした事が、結果的に自分もそうだし、子ども達をも苦しめたと思います。

しかし、幸運にも、その子ども達を卒業までの3年間担任し、凌ぎきった経験が、今に生きています。そして、その過程で野中先生の「学級づくり3原則」を実践し、学級づくりの土台の必要性を痛感することもできました。

とても辛く、大変で、よく1年間凌ぎ続けられたなぁ、という初任のクラスでしたが、初任校を異動する時、一番やんちゃだった男の子は、両親とともに私にあいさつに来てくださいました。「先生には、本当に迷惑をかけました。」と笑顔で彼が話した時には、胸が熱くなりました。凌いで本当に良かったと、そしてそのおかげで今があるのだと、強く実感しました。

どんなに経験を積もうと、どんなに年数を経ようと、謙虚に子ども達の前に立ち続ける姿が、何よりも一番子どもに伝わってしまうのだと思います。

「凌いだ人にしか見えない風景が見える。」
今、改めてそう思います。

投稿: げんちゃん | 2015年6月30日 (火) 06時29分

凌いだ先に。
私もこの四月の異動で、崩れた六年担任を受け持ちました。体育主任も任されました。学級は落ち着かず、学習も生活もガチャガチャ。体育主任として、まだ子どもたちや学校の様子もわからぬ状況で、学年や高学年全体の前に立ち指導することも多いのですが、目の前の子どもたちはガチャガチャ。前任校とのギャップに自信を失い…、それでも期待に応えようと、縦糸横糸張りながら学級を、思考錯誤しながら全体指導をしていました。ただ気持ちが入りすぎ、無理したからか体調崩し何日か休み、やるべき仕事がたまり、焦りからパニック状態になり、心身おかしくなり、一学期後半を病休してしまいました。夏休み中に、前任校での実践を大きな大会で発表する予定でしたが、代わりに前任校の同僚に発表してもらうことにもなってしまい、頑張ってきたことは何だったのかと悔しさやら情けなさやらで鬱的にもなりました。夏休みに入り、何とか復帰し、水泳指導しましたが、子どもたちのガチャガチャな様子に愕然。休んだからか、同僚には、入れ替わりで異動した前体育主任の話題をいつも聞かされ、悔しい気持ちに。前任校での自分の実践の方が全然上なのにと心の中で…。異動して、いきなり崩れた六年を持たされ、全体の前に立たされ…という気持ちもしますが、motaさんの記事から勇気いただき、自分も絶対に凌いで、その先にある景色を見てやる、そして、今の学校を子どもたちにとって、良い学校に変えていきたいと思えました。ありがとうございました。

投稿: yasu | 2015年7月21日 (火) 22時55分

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