7月までは立て直していくことは可能である
13日に旭区の組合教研「学級崩壊防止セミナー」、14日には静岡県(静西地区)初任者研修に行く。
組合教研の方にも、初任者の先生が多く参加されていた。 訴えたことは、ブログでも数多く取り上げたテーマになる。
5月半ばを迎えている。
初任者の先生たちのクラスの多くは、にぎやかになっている。
「荒れていっている」というクラスもある。
もちろん、順調に軌道に乗っているクラスもある。
初任者の先生たちは、そのクラスの状況をうまくつかめていない場合が多い。
「荒れている」という状況がどんな事態なのか、分からないからである。
周りの先生たちがはやく気づいてあげなくてはならない。
★
なぜ荒れていくのか。
力量不足と片付けられていく。
本人もそう思っている。
教材研究を必死にしようとする。
だが、それでもうまくいかない。
授業の力量が不足しているのは当たり前である。
しかも、その力量はすぐにうまくならない。
そんな理由からクラスが荒れていっているのではない。
私は、その原因を1つ指摘する。
「やり方」がまずいからです、と。
何の「やり方」がまずいのか。
子供たちとの「関係づくり」がまずいのである。
★
初任者の多くは、「仲良し友達先生」になろうとしている。
最初は、子供たちも歓迎する。
気の良い、優しいお兄さん、お姉さんが来てくれたという思いである。
しかし、友達先生がクラスをうまくリードしていくことなんてできない。
これは当たり前のことなのである。
もめごとが頻発する。中心になっているやんちゃたちを「叱る」ことばかりになる。
やんちゃたちは、「やっているのは、ぼくだけじゃないもん」と反発する。
そして、だんだん他の子供たちに荒れが広がっていく。
今の時期がそれに当たる。
★
この時期に、その初任者にあれこれと指導しても、入らない。
問題の核心をつかみ、その克服方法を指導する。
私の現在の講座で特に強調しているのは、次のことになる。
〇子供たちとの「関係づくり」を見直し、「教師」と「生徒」の関係づくりを作り直
す必要。
〇「学級づくり」の原理原則に立ち戻り、やり直す必要。
7月までは、立て直すことは可能である。
初任者は、なぜうまくいかないのかが分からない。
周りのものがきちんと指摘してあげなくてはならない。
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