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第5回 なぜ「味噌汁・ご飯」授業なのか?

 第5回 なぜ「味噌汁・ご飯」授業なのか?
「おしゃべり授業」は、ずっと「聞く」「見る」活動をさせる。

 「おしゃべり授業」をどうしたらいいんだろうと考えているとき、鳥取にいる親しい友人と会う。
 彼と夜一杯やっている時、次のような話が聞けた。
「今年は担任をはずれて、教務主任をしているんです。初めて先生たちの授業を見ることができるようになりました。気づいたのは、野中先生が言われているとおりに、ほとんどの先生が行っているのが『おしゃべり授業』。廊下を歩いていると、ずっとしゃべっているのですよ。ところが、あるベテランの女性の先生のクラスは、そんなことがない。クラスは落ち着いてとても集中して授業に取り組んでいる。ウロウロして何をしているんだろうと注目していると、よく作業や活動を入れているんですね。これは意識してやられているのかと、その先生に聞いてみると、やはりそうだということ。1時間の中で意識して作業や活動を取り入れているということでした」
 なるほど、なるほど、これは大きなヒントだなと考える。
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 授業の中に「活動」(作業を含めて)を入れること。
 ともかくも子供たちは、授業の中でどんな活動をしているのだろうかと考えてみる。
 まず、「聞く」「見る」。これは、今まで「活動」には入れられてないが、言語活動では、先生の話を聞く、板書を見る、テレビを見るというのも十分「活動」に入れていい。
 「読む」「覚える」という活動もある。
 「書く」「話す」「話し合う」というのは、活動の定番。そして、「動く」というのを付け加える。
 「聞く」「見る」「読む」「覚える」「書く」「話す」「話し合う」「動く」の8つが、授業中の子供たちの全ての活動と考えていい。
 「動く」の中に、理科の実験や体育の運動や音楽の演奏、歌などをすべて含み込む。
 そうすると、「おしゃべり授業」は、子供に「聞く」「見る」活動をずっとさせていく授業なのだということが分かってくる。 
 

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