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第4回なぜ「味噌汁・ご飯」授業なのか?

  第4回 なぜ「味噌汁・ご飯」授業なのか?
  ほとんどの先生が「おしゃべり授業」をしている!


 私は、この3年間で500人以上の先生たちの授業を見ることができた。
 一部の先生を除いて、多くの先生たちが「おしゃべり授業」をしていた。
 これも私たちがつけたネーミング。こんな特徴がある。
 
 ①授業のほとんどをしゃべっている。
 ②時々、発問をしていつもの子供が答える。
 ③ほとんどが傍観者。

 「味噌汁・ご飯」授業を豊かに充実したものにしていくには、まずこの「おしゃべり授業」を改善していかなければいけない。
 「日常授業」の改善のためには、この「おしゃべり授業」が大きな壁になっている。
 これは、教材研究不足のためにとにかく教えたいことを教え込まなければならず、どうしてもしゃべってしまうという現実になる。
 また、自分なりの基本的な授業法を持っていないために、どうしても短時間に指導書を見て授業をするというパターンのために、「おしゃべり授業」にならざるをえないということにもなる。

 はっきりしておきたいことは、「おしゃべり授業」を毎日繰り返していては、自分の授業技量はまったく向上していかないことだ。
 周りを見回してほしい。
 教師は小学校の場合、担任をしていたら1年間に1000時間近く授業をする。5年教師をしたら、5000時間。10年で1万時間。20年で2万時間……。
 これだけの時間を授業しながら、相変わらずしゃべりちらした授業をしている。授業内容はカスカスだ。
 子供たちは「つまんねえ~~」「ウゼエ~~~」と言って離れていっている。
 いつもそんなにおもしろく、楽しい授業はできない。
 でも、いつのまにか子供たちを引き込んでいく授業にしなくてはならない。そうではないだろうか。 
 「味噌汁・ご飯」授業は、まずこの「おしゃべり授業」をどのように克服していくか、それを考える。
 

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