第3回 なぜ「味噌汁・ご飯」授業なのか?
第3回 なぜ「味噌汁・ご飯」授業なのか?
「味噌汁・ご飯」授業の目的は、3つ。
「味噌汁・ご飯」授業の目的は、次の3つである。
①日常性の追求 ②基礎的な学力保障 ③全員参加
①の日常性の追求は、大きなポイントである。
現場の教師たちにとって、多くの時間をかけて教材研究などできない。これが現実。勤務時間の中で、教材研究をする時間は1時間もないのが多くの先生たちの現状である。
しかし、せめて1時間は確保できるようにしたい。仕事術が必要だ。
その中で教材研究をする。
私たちは、すでに「10分間算数教材研究法」などを考えている。(まだ提起はしていない)
1単元の教材研究は、40分ぐらい。それぞれ1時間の教材研究は、5分から10分ぐらい。それで授業をする。
私たちは、これから本格的な実践研究をする。
なぜ、このようなことを考えるのか。
それは、学校現場を支えている子育て中の女性の先生たちでも、初任の先生たちでも、勤務時間にきちんと教材研究ができ、「日常授業」を豊かにできる方向性を見つけるためである。
②の学力保障は、私たちの場合「教科書を教える」という立場を取る。算数で言えば、教科書をきちんと教えて、教科書の問題がきちんと解けるようにしたいという主張である。
③の全員参加は、しごく当たり前の目的である。
一部の子供たちが活躍する授業ではなく、全員の子供たちを参加させる授業を作り上げる。
これは、主張は簡単だが、実際に授業をするとなるとなかなかむずかしい。
これを実現して行くためには、きちんとした「授業法」が必要になる。
この授業法についても、これから提起していきたい。
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