第10回 なぜ「味噌汁・ご飯」授業なのか?
第10回 なぜ「味噌汁・ご飯」授業なのか?
仕事のスタイルを変えていこう!
「授業づくり3原則」について書いた。
私たちは、この3原則で授業を作り、実践している。
シンプルにすると、「教えて」―「活動させて」―「ほめる」というパターン。きわめて当たり前のことになる。
私たちの「味噌汁・ご飯」授業の目的の1つは、「日常性の追求」。忙しい「日常」に耐えられる授業づくりである。
それでも教材研究をする時間を作り出すのは、容易ではない。
私たちは勤務時間の中で1時間の教材研究の時間を作ることを提案している。もちろん、今のままでは確保できない。どうしても仕事術を持たなければいけない。
今、学校の中で一番仕事がはやい先生は、誰だろうか。きっと子育て中のお母さん先生ではないだろうか。保育園に子供を迎えにいかなくてはならない。そうしたら、5時には仕事のけじめをつけなくてはならない。必要な仕事を、てきぱきとすばやく仕上げる。そうしなければ5時の勤務時間終了までに仕事は終わらない。会議や研究会があるときには、家へ持って帰るということにもなる。
「味噌汁・ご飯」授業は、こういう先生たちのためにも必要な授業として開発してきたものである。
勤務時間の中で、1時間の教材研究の時間を作るとなると、仕事をはやく終えていくための仕事術が必要。
この仕事術で、次のことができるようになると、ずいぶん時間が生み出されてくることになる。
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│ テストの丸付け、ドリル・スキル類の丸付けなどを授業中に
│ 行う。できなければ、教室で隙間時間を使って行う。
└────────────────────────────┘
どうだろうか。この時間が放課後のほとんどになっている現実を変えなければいけない。
仕事のスタイルを変えていく。これが大きなテーマになる。
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