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第2回 なぜ「味噌汁・ご飯」授業なのか?

   第2回 なぜ「味噌汁・ご飯」授業なのか?
 「研究授業」を原点に戻って考え直そう!   

 第1回で「ごちそう」授業 と書いた。
 私たちはよく使うネーミングであるが、馴染みがないであろう。 私たちは、「多くの時間をかけて教材研究をし、分厚い指導案を作り、さまざまな準備をして臨む授業」という意味で使っている。決して否定的に使っているわけではない。1年に1,2回は挑戦した方がいいとも考えている。
 でも、今は「研究授業」として考えられていることがほとんどであろう。
ほとんどの先生は「研究授業」で、「ごちそう」授業 を作る。
 考えてみてほしい。
 日頃やってもいない「ごちそう」授業を研究授業として皆さんにみてもらい、それを互いに検討しあうということにどんな意義があるのであろうか。
 このことをじっくり考えてみてほしい。
 ここでは何のために「研究授業」を行うのかが問われる。
 日頃行っている「日常授業」を少しでも良くなしていく、そのためにどのような工夫が必要かを提起し、お互いに検討していく。
 今、一番求められていることは、そのこと。
 「研究授業」の出発点はそうあったはずである。ところが、今は、そんな意義が失われ、飾り立てた「ごちそう」授業を見せ合うという品評会みたいになってしまっている。
  おかしいと思わなければいけない。

 もう意味がない「研究授業」を止めようではないか。
 「研究授業」をするなら、今一度原点に戻って考え直そうではないか、そんな意味を「味噌汁・ご飯」授業では込めている。
  私がアドバイザーとして関わっている北海道教育委員会では、「学校力向上事業」の重点目標の1つとして「日常授業」の改善を唱っている。校内の重点研究として取り組むべき課題である。
 だから、北海道では、研究授業で「日常授業」の改善をテーマに取り組んでいる学校が数多くなっている。
 「味噌汁・ご飯」授業を追求テーマにしている学校もある。うれしいことである。
 この流れは、ますますこれから広がっていく。
 当たり前で、真っ当なテーマだからである。

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