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中学校の先生、公務災害が認められる!

   中学校の先生(26歳)の死亡が、公務災害と認められ、認定された。

  ★ ★ ★
 2011年に26歳で亡くなった堺市立深井中学校の男性教諭について、地方公務員災害補償基金が公務災害による死亡と認定していたことがわかった。

 残業時間は国の過労死認定基準に達していなかったが、「自宅でも相当量の残業をしていた」と判断された。
 ★ ★ ★

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150303-00050074-yom-soci

  ★
 26歳での死亡。
 先生たちの仕事が激務になっている。

 このことをどうしていくか、が大きく問われる。

 学校で遅くまで残っている先生が増えている。
 9時、10時まではざらである。
 

  あるいは、もうホームレス状態になっている先生もいる。 必ず学校では、1人か2人はこういう先生がいる。

 私の知り合いの連れ合いの旦那は、しょっちゅう遅く帰宅し、通信表の時期になると午前4時頃帰ってきて、2時間ぐらい仮眠して、また学校へ出掛けるということを聞いたことがある。
  ちょっと信じられない話である。

 こうして遅くまで残っている教師たちを熱心な教師としてまだ推奨している校長がいるらしい。

 単に仕事が遅くて、けじめがないだけなのにである。
 
  学校全体がこういう風潮になるのをきちんとセーブしていくのは管理職の役目である。

 管理職が、きちんと注意し、遅くとも7時頃にはけじめをつけるようにするのは当たり前である。

 ★
 教師の仕事は限りがない。
 やろうと思えば、無尽蔵に湧き出てくる。
 
 

  反対に、きちんとやることを決めておけば、そんなにないのである。
 いつも場当たり的にやっていれば、次から次へと出てくることになる。
 初任者などは、ほとんどこの状態になる。

 1枚の学年通信、1枚の学級通信でも装丁を凝らせば2時間でも3時間でもかかる。
 こんな凝り方は絶対にすることではない。

 私がクラス担任をしている時には、学年通信の名前はNHKの連ドラの題名。
 歴代の連ドラの題名は、ほとんど使えた。
 

  今で言えば、「まっさん」。
 誰も文句は言わない。(笑)
 こんなことを一々考えることはない。

 提出文書も限りなく多い。
 あるところで1年間の提出文書を数えたら、前期だけで3000枚になった。
 一日当たり23,4枚。
 

  ほとんど副校長か教頭が行っている。
 ほんとうの仕事などまともにできるはずはない。

 でも、教師の方に回ってくる文書も限りなくある。
  文書提出が遅い先生(いつも期限を守らない)は、いつもあとで書こうとその場でしまい込んでしまう。
 

  だから、だめなのだ。
 

 こういう文書は、中身ではなくて、期限に全員集まればいいのである。
 だから、その場で書けるところだけをぱっ、ぱっ書いて、その場で提出する。20秒から30秒。

 最後の勤務校では、いつも私が一番提出が早かったので、使い捨ての封筒に名簿を張って、締め切りは〇/〇までと書いて、出勤簿の下に貼り出していく係が私だった。(ボランティア)
 

  出勤簿の下にいつも封筒が貼ってあるので、毎日その封筒を見ることになり、提出が遅れる人は少なくなった。
 
 こういう風に仕事を工夫していけば、だいたいの学校の雑務は早めにすんでしまう。
 
 

  あとの肝心の時間を「学級づくり」や「授業づくり」に回していくためである。
 

 ★
 さて、校務の軽減が問われる。

 岡山県教委が、「教師業務アシスタント」を置くというニュースが伝わってくる。

 http://www.sanyonews.jp/article/121110/1/?fb_ref=Default

 まずこんなことから始めることである。
 教師たちにとって、どれほど助かることか。

 今北海道の教育委員会で進めている「学校力向上の事業」もとても効果的である。
 アドバイザーとして関わって3年間が経つ。
 その事業校は、今年19校になっている。

 この事業校には、加配の先生が3,4人。事務職1人も加配。
  これだけで学校はがらりと変わる。
 余裕が出る。

 今の日本の学校で一番必要なのは、この加配である。
 そのことを痛切に感じる。

 私は、全国を巡りながら北海道の先生方に一番の可能性を感じる。
 それは、先生方の教え方が上手だからとか、うまく学級経営ができているということではない。
 
 

  先生たちが元気であるということ。
 これである。
 

  特に、この学校力の事業校は、若い先生たちの元気さが目立っている。
 先生たちが元気であることが、どれほど子供たちを活気づけていくか、それがよく分かる。

 3年間で延べ500人ぐらいの先生たちの授業を見せてもらった。
  きっとここから何かが生まれてくると、私は感じる。

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