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ここから再出発しよう(1)

   30代の地方都市の先生の相談の件に関して、さまざまな先生からコメントをいただいた。実にありがたいことである。ありがとうございます。

 今回のことで、しみじみと思ったことがある。
 「これは大変なことになるな」という感慨である。

 そこで繰り返しになるが、どうすべきかということについて繰り返しになる部分はあるが、ぜひとも書いておかなくてはならないと思い至った。

 私のブログを見て下さっている読者の方には、やはり大変な状況を抱え込んでいる方がいる。
 そのためにも、一つの方向を示しておきたい。

 ★
 今回の30代の先生は、今まで学級崩壊を立て直してきた実力派の先生である。
 その先生が、今回は学級崩壊の憂き目にあわれている。

 学級崩壊を立て直してきたことが、自信になられたことであろう。
 しかし、私から言わせれば、学級崩壊を立て直していくことはそんなに難しいことではない。
 
 

  もちろん、ある一定の力量は必要だが、そんなに難しくない。
 今まで受け持っていた担任の先生と違う対応をすればいいからである。それでだいたい子供たちはついてくる。
 
 

  なぜなら、崩壊になった原因は、その担任の先生との「関係づくり」の壊れだからである。
 
 だから、その先生と違う「関係づくり」をすれば、子供たちはついてくる。今までの崩壊でさんざん嫌な思いをしているのであるから。

 しかし、30代の先生にほんとうにきちんとした力量がついていたかというとそれは疑わしい。

 自己流である。

 といっても、たとえば「学級づくり」の方法で定式化された方法があるわけがないから自己流にならざるをえないのだが……。

 ★
 自己流ではもうだめだ。
 
 「学級づくり」も「授業づくり」も、原理原則に則った対応ができなければうまくいかなくなっている。

 じゃあどうしたらいいのかということになる。

 それをここできちんと書いておきたい。
  まず、「げんちゃん先生」のコメントを読んでほしい。

 ★ ★ ★
野中先生、こんにちは。
今回の記事を拝読していて、「学級づくりの大切さ」ということが、もはや都市部に限らず、地方も含めた全国的な問題になってきているということを痛感しています。また、「学級崩壊」、「学級崩壊予備軍」という状況が、新卒、若手教師だけが苦しむ問題ではなく、中堅、ベテランの先生方も含めた、どの教室でも起こりうる問題として認識しなければならないのだ、ということをも痛感しております。

私も、新採から数年間は学級を掌握できず、しかもどこにどんな原因があるからこうなっているのか、分からない日々が続きました。しかし、4年目になった頃、野中先生の「学級づくり3原則」に出会い、「あぁ、こういう視点が自分には欠けていたんだ」ということに気づきました。縦糸・横糸張りを意識した「関係づくり」、学級の1日を動かす「仕組みづくり」、そして子どもと教師、子ども同士の「集団づくり」です。この原則を意識した学級づくりに励んだ結果、しっとりと落ち着いた、そして子ども同士が日々笑い合い、支え合う学級が生まれたと思います。この学級づくりの基盤の上に立ち、日々の授業づくりや各種行事にも力を尽くすことができました。最後は、保護者も子どもも、そして私も涙の卒業式を迎えることができました。

関東のなな先生の最後の一文、「今回の事は自分の学級経営を見直す機会となり、経験は無駄ではなかったと思います」という言葉は、これからのなな先生、そして同じように自らの学級経営を振り返っておられる先生方が、必ず難しい状況から立ち直り、素晴らしい学級づくりをされる力を持っているからこそ、出てくる言葉です。野中先生のおっしゃる通り、「努力がどうこう」という問題ではなく「やり方」の問題です。「やり方」がぶれなければ、悩まれている先生方のほとんどが、学級を立て直せるとも思います。

私も、最初の3年間があったから今があると思っていますし、今も現状に満足せず(したら終わりだと思います)、心の中に「油断したら崩れる」という危機感を持って子ども達と向き合っています。
今後ますます「学級づくり」の重要性は高まります。間違いなくそうなります。自分自身、謙虚に学び、発信していく立場として修行を続けていきます。

みなさん、どうか無理はなさらずに、できることを確実に積み重ねてがんばってください。野中先生の言う通り、「新しい風」は必ず吹きます。

投稿: げんちゃん | 2015年1月18日 (日) 17時47分
  ★ ★ ★

 私も個人的に「げんちゃん先生」と知り合いである。
 新卒から数年間は、確かに「学級づくり」で苦しんでいる。
 

  「学級づくり」の原理原則を知らなかったからである。
 
 私が提起した「学級づくり3原則」に出会って、自分なりに立て直している。

 私の「学級づくり3原則」は、初任者指導で初任者の実践を経てきちんと作り上げているものである。

 この3原則は、私が持っていた「学級づくり」の方法を削って削って最低限に絞り込んだ原則になる。

 なぜ絞り込んだか。
 多くの原理原則は、初任者には伝わらない。実践できないからである。(この3原則も実践しようとしたら大変であるが)
 
 

  この3原則は、「関係づくり」、「仕組みづくり」、「集団づくり」である。
 中心は、「関係づくり」。
 これが大原則。
 
 この「関係づくり」が、多くの教師たちが躓いているものである。

 だから、まず『新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則』(明治図書)を手にとってほしい。

 自分の方法と比べてほしい。

 ここから再出発である。

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