つれづれなるままに~「花卷待ってろ~~」「トホホ」~
●『児童心理1月号』が送られてくる。
特集「子どものいざこざ」に私の拙稿も載っている。
「さざ波も立たないクラスがいいクラス?」~時には小さないざこざも起きる学級風土の健康性~。
37年間の担任生活の中で、一番刺激的で、おもしろかったクラスのことから書き出している。
退職して7年も経つのに、まだこんな原稿依頼もあるのである。
●マララさんのノーベル平和賞受賞演説を読んだ。
17歳の演説原稿。
感じ入った。
日本では高校2年生になる。
こんな演説原稿を書ける高2など、日本では1人もいないであろう。
抱えている現実が違う。
目ざすべき志が違う。
人は抱えている「現実」と志で、このように変わっていく。
★ ★ ★
親愛なる兄弟、姉妹の皆さん。いわゆる大人の世界の人たちは理解しているのかもしれませんが、私たち子どもにはわかりません。どうして「強い」と言われる国々は戦争を生み出す力がとてもあるのに、平和をもたらすにはとても非力なの?なぜ銃を与えるのはとても簡単なのに、本を与えるのはとても難しいの?戦車を造るのはとても簡単で、学校を建てるのがとても難しいのはなぜ?
★ ★ ★
彼女は、人間のもっとも醜い本質を徹底的に突いていく。
●『文藝春秋新年号』を近くのスーパーで買ってきた。
もはや一切の週刊誌や雑誌は買わないのだが、今回は特別である。
高倉健さんの「病床で綴った最後の手記」が目に留まったからである。
沢木耕太郎も、特別寄稿を寄せている。
健さんは、その手記の最後に次のように書いている。
★ ★ ★
僕は、志があって俳優になった訳ではない。思いもよらない変化をかいくぐりながら、出逢った方々からの想いに応えようと、ひたすらにもがき続けてきた。
「往く道は精進にして、忍びて終わり、悔いなし」
阿闍梨さんが浮かべる満面の笑みとともに、僕に一つの道を示し続けて下さっている。
●北海道から帰ってきて、悪戦苦闘の日々。
暮れの26日に岩手花卷の講座を引き受けている。
一度宮沢賢治の里に行ってみたいという思いから。
その講座は、朝の9:15から夕方の16:15まで。
6時間の講座。しかもテーマは「学級経営」についてだけ。
講座をやる私も大変だが、聞く先生たちも辛い。
それでも申し込みが増えていて、何人まで受け入れられますかと問い合わせ。
私の「学級づくり」の集大成を込めてやり抜く以外にない。
東京から花卷まで、新幹線で3時間かかる。
「花卷!待ってろ~~~」……「トホホ~~」という心境である。(笑)
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「自己流」で身に付けた力量で対応できなくなっている!(2019.03.16)
- 『教師1年目の教科書』が重版になる!(2019.03.13)
- 再び横浜野口塾のお知らせです(2019.03.10)
- つれづれなるままに~飛行機ができてきた~(2019.03.09)
- 『教師1年目の教科書』(学陽書房)が発売される(2019.03.05)
コメント