今年もこうして暮れていく~どうぞ良いお年を~
今年最後のブログになる。
皆さん、今年も読んでいただき、ありがとうございます。
退職後、半年を過ぎて再び開始したこのブログも、今日(29日)見ると、「1927310」という数字。
7年を過ぎようとしている。
もうすこしで200万の大台である。
これだけ多くの方に読んでいただけたということになる。
ありがとうございます。
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先日25日に放送されたNHKの『あさイチ』のプレミアムトークにゲストとして美輪明宏さんが登場されていた。
視聴者からの相談に答えられていた回答がとても印象的であった。
「良いこと言うなあ」という印象。
たまたまフェイスブックで、それが紹介されていた。
それを紹介して、今年は終わろう。
相談内容は、次のこと。
「人生うまくいかないなと思ったとき、どう切り替えればいいですか、悪いこと
しか思い浮かんでこなくなります」
という30代の方からの相談。
美輪さんは、以下のように答える。
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人間にはバイオリズムがある。この世は正と負、光と闇、吉と凶、相反する2つのもので構成されている。闇がなければ光もない。全てのものの良し悪しは、2つが重なってはじめて成り立っている。ただ、みんな、幸せとか、明るいとか、片方だけを望んでしまう。
★ ★ ★
このように前提をおいて、だからと続ける。
★ ★ ★
だから人間はとても調子の良いときがあるけど、「最高潮に良い物」を手に入れないほうがいい。
功績があり、最高に素晴らしい賞をもらう。例えば、ハリウッドスターならアカデミー賞とか、アカデミー賞をいくつももらうと、ろくな死に方をしないと向こうでは言われている。日本でもいくつも賞をもらったり、あまりにもすごいものをもらうと、病気や怪我を負ったり、亡くなったりする。身分不相応な大邸宅を建てるような人にも、同じことが起こる。
だから昔の人は「負の先払い」と言って、棟上げ式(日本で建物の新築の際に行われる祭祀)の時に、紅白の餅をまいたり、近所の人に酒を振る舞ったり、五十銭玉、五円玉をまいたりして、負の先払いをした。
正と負のバランスなんですよ。
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そして、相談者にこう答えている。
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だから、悪い時期。どの扉を叩いても開かないような悪い時期は、外へ向かおうとしてもドアが開かない。では、どうすればいいか?「内に向かえ」そういう指令なのです。 内へ向かうというのは、「棚卸しの時期だぞ、バーゲンセールの時期ではないぞ」ということ。
だから、「品をそろえなさい」。美・知識・教養・技術、そういうもの全て、自分の財産を増やしなさい。そういう時期。
それで、セールの時期が来ると、あれ?っと思うぐらい、いろんなところの突破口が開けていくのです。そういう時期に貯めていたものをぱぁーっと出すと、人生がうまく回り出す。
回り出したら、最高まで行かないうちに、二番、三番手で引いておいたほうが無事でいられる。
★ ★ ★
なかなか含蓄のある内容だ。
私たちはとても参考になるものである。
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今年はこんな感じで暮れていく。
どうぞ皆さん、良いお年をお迎え下さい。
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