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なぜ毎日授業をしているのに授業がうまくならないのか(2)

   なぜ、毎日授業をやっているのに授業がうまくならないのか。
 
 

 それは、1つに「指導書に頼り切って自分なりの基本型の授業を身につけていないから」ということ。

 反論が返ってくる。
 そうは言うけど、毎日の多忙さははんぱではない。
 その中で、満足な教材研究の時間など取れない。指導書に頼り切ってしまうのは仕方ない。

 確かにそうである。
 毎日は、ほとんど時間がない。
 勤務時間に1時間の教材研究の時間さえも取れない。
 指導書を参考にすることは必要である。

 しかし、それだけでいいわけでもない。

 ★
 結論から言えば、多くの教師たちが自分の授業の腕を上げるための「上達論」がなかったのだと考えている。

 かつて、齋藤喜博先生とか向山洋一先生などがこの「上達論」に言及された。
 「研究授業100回行え」など。

 しかし、これは普通の教師たちには無理である。
 よほどの一握りの人たちができることになる。

 私が言っていることは、こんなことではない。
 普通の教師が、普通のやり方で、自分の授業の腕を上げたいと思ったとき、何をすればいいのかという「上達論」になる。
 

 その気になれば、誰でもができる「上達論」。
 
 

 今まで「普通の教師の上達論」が、今までなかったのである。
 
 

 考えてみれば、そんなことは今まで見たことも、聞いたこともないのである。
 
 

 学校では、「研究授業」がその任を果たしていくと考えられたであろう。
 教育委員会では官制研修で、その任を果たしていこうとされているはずである。

 しかし、「研究授業」も官制研修も、ほとんどその実を上げていない。
 この実態については、このブログでもさんざん書いたきたことであるので、繰り返さない。
 

 結論から言えば、この2つとも、現実的には多くの教師たちの授業の腕を上げるためにはほとんど寄与していないと断言しておきたい。
  行事として行っているだけである。
 
 ★
 さて、その「普通の教師の上達論」ということになる。

 「上達論4条件」を考えている。
 でも、これはまだまだ仮説段階のものできちんと実践で確かめているわけではない。
 ここでそれを明らかにするのは、躊躇われるが、今考えていることを書いておく。 

   ①簡便な教材研究をマスターする。
  

  ②「日常授業」を展開する基本型を身につける。
  

  ③模擬授業をする。
  

  ④「一人研究授業」をする。

 ①については、私たちの中で「10分間教材研究法」を考えている。
 日常は、多くの時間をかけて、教材研究をする時間はない。
 

 1教科、せいぜい10,15分間。
 その時間で教材研究をする。
 

 何をすべきか。どうすべきか。
 

 授業はせいぜい70点の授業。それでいいではないか。
 


 ②についてはすでに私たちは出している。
 「授業づくり3原則」。
 

 日常を乗り切っていく基本型の授業法。
 
 

 ③④についての具体化は、ここでは繰り返さない。
 これは、個人の努力に任されてしまうが、研究授業のシステムの中に組み込まれれば学校全体で取り組める。
 

 初任者研修では、必須のものになる。
  初任者には、この2つを1年間きちんと取り組ませれば授業は上手になる。
 

 「一人研究授業」については、明治図書から出している「味噌汁・ご飯」授業本を参考にしてほしい。

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