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おそらく私達は初めての事態に遭遇している~ヨッシー先生へ向けて~

   ヨッシー先生からまた次のようなコメントがついた。
 
 ★ ★ ★
 野中先生、お忙しいなか早速の具体的な対応策をお示しいただき、本当にありがとうございます。

どんなに知識があっても、その時その場で対応する力をつけていかないとですね。

一つ、スピード感をアップするということで質問させてください。

4月から出来る限りスピード感を保とうと8割がオッケーの時は、様々な活動を進めてきました。しかし、全体がやらない子を見て自分たちもやらなくていいんじゃないか、という雰囲気になっています。例えば、背の順でならんで移動する時に並ばない子を待たずに進めていたら、並んでいた子達も別に並ばなくてもいいんじゃないかとなり、スピード感もなくなってきました。そこで、学年としては、一つ一つ確認し、確実にやらせていこうという方向に進んでいます。
学年で行う時は、教務主任の先生がいるので、大丈夫なのですが、一人でやらなければならない時が一つ一つを確実にというのが難しいです。

自分は8割に目をむけながら、と思い行ってきたことが、8割の子達が2割がやってないなら自分たちもいいんじゃないかみたいな雰囲気になってしまっています。
  ★ ★ ★ 
 
 ヨッシー先生のクラスで起こっていること、まさに教育現場で起こっている「荒れ」の具体的姿であるのだと考えられます。
 その姿はさまざまです。

 こういう中で鍛えられた「学級づくり」や「授業づくり」の方向が、いま日本の実践家たちの中から出ているとは思えません。
 今までの自分の経験から身につけたことを語っているだけです。
 
 

 おそらく私達は初めて経験する事態に遭遇しているのです。
 そこでは私達が身につけてきた常識的な教育技術は、疑った方がいい。
 

 その意味で私は、
 「これから大切なことは、目の前の子供たちに対面してその時自分で選ぶベターな「行動」です。」という言い方をしました。

 だから、私が提起した戦略2つが、ヨッシー先生のクラスに対応しているのか、それは定かではありません。
 

 もはや10月を過ぎて、残された半年の時間の中で何ができるかというところで、極めて原則的なものを提起しただけです。

 学年として考えられた「学年としては、一つ一つ確認し、確実にやらせていこうという方向に進んでいます。」という方向が正しいですよ。
 

 目の前の子供たちに対応するベターな方向を選び取ることを最優先することです。
 ベストな方向なんてありません。
 
 ★
  げんちゃん先生が、貴重なコメントをつけられています。
  ありがとうございます。
 
 

 彼なりに目の前の事態を克服してきた貴重な経験です。
 こんなことが言葉化されなければなりません。

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