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2つを統率できれば、何とかなる!

   ブログにさまざまな方がコメントをつけてもらえる。
 ありがたいことである。
 
 

  とても貴重なコメント。
 今回も2人の方からコメントがついた。
 
 

  考えさせられた。
 今現場で起こっている典型的な事例であろう。

 まず、Y先生のコメント。

  ★ ★ ★
 野中先生 ご無沙汰しております。
  …………(略しています。…註)………
何とか、1学期無事に終わることができました。
大崩れはなかったものの、危ういクラスがありました。その担任の先生は、「大」がつくほどのベテラン女性教諭です。一生懸命に取り組んでいるのですが、落ち着かないのです。
自分が見るところ、「時間」の統率がうまく行っていないようです。1時間目、私が授業をしにそのクラスに行こうとすると、まだ「朝の歌」を歌っていました。
放課後に会議をすることを事前に伝えていたにも関わらず会議室に現れない。教室へ行ってみると、まだ「帰りの会」をしていました。
子どもたちの表情が、どよーんとするのはよいほうで、特別な支援が必要とする子どもたちは、騒ぎ出し、その子たちを叱ることでまた「帰りの会」が延びるという悪循環をしていました。

ベテランと言われる人でさえ、実力のある人でさえ、「時間」の統率を疎かにしていると学級が崩れかけることをあらためて知りました。
明日は、外部の相談員さん(特別支援教育担当)が来て、そのクラスのことを相談します。それも意味があることですが、まず「時間」への自覚を持って頂くことがよっぽど大事と気づいて頂きたいのですが・・
 ★ ★ ★
  ★
 「アンナ先生への手紙」に教室の「空気」と「時間」の統率について書いた。

 これは何だと言われることが多い。
 ほんとうに教室の中心に「空気」と「時間」があるのか、半信半疑であるという意見である。

  このように言ってみる。
 教室は、「空間」と「時間」に存在する。
 

  教室という「空間」と教室を流れる「時間」である。
 
こういうと皆さん納得される。
 
 この教室の「空間」とは何か。
  そこにあるのは、実際の教室の「場所」と「空気」。
 
 

  「場所」は見えるが、「空気」は見えない。
  しかし、最も重要なのは、その見えない「空気」の方である。

 この「空気」の流れを担任が掌握していく(統率と言う)のか、あるいはやんちゃたちに掌握されてしまうのか、そこに運命が左右される。

 同じように、「時間」も流れている。
 この流れがスムーズに流れていくこと。
 

  決まった時間できちんと流れること。
 このことが問われている。

 ベテランの教師たちの学級崩壊が多数続いている。
 しかもその教師たちは実力のある教師たちである。
 どこに問題があるか。

 この「空気」の統率を一方的な支配に偏してしまうから。
 私達は、「縦糸の張りすぎ」と言う。
 もっと横糸を張らなければいけないのに、それができない。

 また、「時間」の統率にも失敗している。
 子供たちは、もはや「スピード」で被われているのに、いつまでも「ていねい」、「ゆっくり」と何度も何度も繰り返しながら昔ながらの指導をしている。
  子供たちはいらいら。
 
 Y先生は、その実例を紹介されている。
 指導の仕方を転換しなければならないのに、そのことを考えられない。

 ★
 今、25歳未満の若手教師と、55歳からのベテラン教師の病気離職率がダントツに高い。統計の数字がそのように物語っている。
 ほとんどが学級崩壊がらみだということが予測できる。

 問題のほとんどが、教室の「空気」と「時間」の統率に失敗している。
 そのように私は把握している。

 問題を複雑に考える必要はない。
 この2つをきちんと制御できれば、クラスは何とかなっていく。

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