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アンナ先生への手紙(4)

   アンナ先生、いよいよ夏休みに入りましたね。
 ここまで何とか頑張られたことでしょうか。

 夏休みに入ったら、これからどうしていくかという宿題がありました。
 それを書いていくことにします。

 ★
 1年間の「学級づくり」では、金の時間と銀の時間があります。
 
 金の時間は、4月いっぱい。
 そして、銀の時間は、夏休み明け1週間です。
 
 

  もう一度、この銀の時間に挑戦ができます。
 7月までの問題点を振り返って、この銀の時間にもう一度挑戦するのです。

 前回に、問題はただ「やり方」がまずかっただけであると書きました。
 

  これはアンナ先生だけの問題ではありません。
 大学でまったく学んでこなかったことからの問題です。(というより大学はほとんど教えないのですから)

 今、次のようなことをきちんと知らなければ、とても危うくなります。

 ①子供とどういう関係を作っていけばいいか。
  ②「学級」をどのように仕組み化していけばいいか。

 
 

  今から10年、20年前なら、こんなことを知らなくても担任をしながら子供相手に少しずつ学んでいけばよかったのです。
   今は、これではもうやっていけなくなっています。

 ★
 さて、ここから本題へ入ります。
 ただ、これから書くことがアンナ先生の場合に合うのかどうか、それが心配です。
 

  問題は、先生ごと、クラスごとに違っていることがあるからです。子供たちも違います。
 あくまでも一般的に書いていきますので、自分でうまく編集してください。

 1,目の前の子供から出発する
 

  クラスの子供たちの担任になって、まず考えなければいけないのは、目の前の子供たちのことです。
 34人の子供たち。いろんな子供たちの集合。…というように漠然と考えてしまいます。 これではだめです。
 

   クラスは、だいたい「2:6:2の法則」によって成り立っています。
 

  まず、2割の子供たち。真面目な子供たちで、先生の味方をしてくれます。
 次の6割は、中間派の子供たち。最初は静かに座っています。
 

  最後の2割は前向きになれないやんちゃな子供たち。
 この中の2,3人の子供が、超やんちゃな子供です。最初から目立っています。

 アンナ先生は、どのように対処していかれましたか。
 多分、その目立つ2,3人の子供にかかりきりで対応されたのではないでしょうか。
 
 

  この法則を知らない先生は、そうなのです。
 この2,3人を何とか落ち着かせて、クラスに入れていけばこのクラスは安泰だと思ってしまうのです。
 

  でも、それはまったく効果がありません。
 かえって問題の子供たちを増やしていくことになります。
 

  もちろん、注意をしなければいけない状況はいくらでもきます。注意はしなければいけません。でも、過剰にかかりきりは絶対にやってはいけません。

 このクラスの決め手は、この2,3人の超やんちゃが持っているという認識。
 違います。

 決め手は、最初は静かに座っている「6割」の中間派です。
 この子供たちが、やんちゃな子供たちの方へ行って一緒の行動を取り始めたとき、クラスは危うくなってきます。
 

  アンナ先生のクラスもきっとそうなっているのだと思われます。
 
 そうならないためには、この「6割」を金の時間のうちに真面目派の2割の方へ引き寄せて、「8割を味方にする」必要があったのです。

 結局、今順調に行っているクラスと、うまく行っていないクラスの分岐点は、「8割を味方にする」ことができているかどうかにかかっています。

  この法則を知っていれば、次の手立てを打つことができました。

 「8割を味方にする」手立て。

 ★
 もう過ぎ去ったことを書いています。
 でも、このことを知らなくては、回復の手立ても生まれてきません。
 

  もう少し付き合って下さいね。
  続きは、次回に書きます。

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