つれづれなるままに~北海道は広い。移動に一日がかり~
7月1日、羽田を出て14:20に函館空港に着く。
そこからバスで函館駅へ向かう。
函館は晴れ渡っている。
最近は行くところ行くところ晴れ渡っている。雨男返上。
いつのことだろう、家族で函館駅に来たことがある。
その時よりもずいぶん新しくなった気がする。
そこからバスで江差へ向けて出発。
延々と続く山道。2時間。江差へ着く。
港町。あの江差追分の江差である。
向こうに奥尻島が見えるはずである。
バス停に、校長先生と教頭先生が迎えにみえている。恐縮する。
★
7月2日、9:00に江差町立南が丘小学校着。
玄関を入ると、広いスペースの部屋。
その先に、海が広がる。すごい眺め。
一幅の絵画のように輝いている。
すぐに全クラスの授業(といっても単学級なのだが)を見せてもらう。
最近は、場数を重ねて、全クラスの授業を見せてもらえば、その学校の全体の様子がよく分かるようになった。
5時間目に、またまた国語の詩の授業をする。
5年生、15人の学級。
江差地区の先生方も駆けつけてこられている。
教育長も見えられている。
子供たちは、話し合いがよく鍛えられていて、ペアでの相談など秒単位で済ませてしまう。いい学級である。
その後、「学級を軌道に乗せる『学級づくり』『授業づくり』のあり方」というテーマで90分の講演。
★
7月3日、8:04のバスで函館へ戻る。
函館空港から新千歳空港へ向かう。
バスが遅れたために、やっと函館空港へ間に合う。
飛行機に乗り込む最後の一人になる。
こんな経験は初めて。
そして、新千歳に着いてから、延々と電車の旅になる。
新千歳ー札幌ー旭川ー名寄。
名寄に着いたのは、18:42。
北海道は広い。移動に一日がかり。
名寄駅に、名寄小学校の校長先生、教頭先生、学校力向上の幹事の先生が迎えに見えている。ただただ、恐縮する。
★
7月4日、9:00に名寄市立名寄小学校へ着く。
ここでもすぐに全学級の授業を参観させてもらう。
どこのクラスも補助の先生たちがきちんとついておられて、恵まれた状態。
3時間目に、2年目のY先生の算数の授業を参観する。
1年生のクラス。
初めてクラスを持っているということ。
何より素晴らしいのは、元気でニコニコしながら授業ができるということ。
よくぞ2年目で、この授業スタイルを身につけている。感服する。
4時間目の反省会で、そのことを伝える。
5時間目、今度は3年生のクラス(35人)で国語の授業をする。
事前に5分ほど担任の先生と打ち合わせ。
1人の緘黙の子供。1人の学習遅進児。
どうするか。列指名でつっこんでいいか、確認。
100名ほどの参観者。
教育長も見えられている。
この数に子供たちは圧倒される。
でも、私が舞い上がらないで普通に進めれば子供たちはついてくるはずである。
列指名で緘黙の子供の番になる。
その子供、じっと私の顔を見る。
そして、小さな声で詩を読む。
私は合格という合図を送る。ほっとする表情。よしよし。
次に、学習遅進児の子供。先生がそばについておられる。
でも、きちんと詩を読む。即座にフォロー。
この子には、あとでもう一度挑戦してもらう。
手応え十分。素晴らしいクラス。
このあと、「日常授業」の改善というテーマで75分間の講演。
夜は、教育長やこの地区の校長先生たちによる囲む会。
名寄地区の団結はすごいと改めて思う。
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